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己【おれ】

多くの「己」が生きる中で「おれ」であること、そんな中二病のような思いから始めました。

行列のできる絶品醤油ラーメン!方南町「中華蕎麦 蘭鋳」の味玉そばがウマ過ぎて悶絶

ラーメン 【東京】中野~西荻窪

この記事について

  • 2016/12/20:全体的に更新
  • 2013/11/10:初公開

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手の込んだ自家製チャーシューをはじめ非の打ち所がない仕上がり!方南町「中華蕎麦 蘭鋳」の味玉そば。

近所にあったら足繁く通いたい、近所になくてもスキを見つけては通いたい、もう好き過ぎてたまらないお店の1つ、東京・方南町の「中華蕎麦 蘭鋳」をご紹介……って、タイトルですでに語っているようなもんですが、ここのラーメン、東京で最も好きな醤油ラーメンと言っても過言ではないかもしれません。

東京メトロ丸ノ内線・方南町駅徒歩10分、平成オープンなのに昭和レトロという言葉がふさわしい佇まいの「中華蕎麦 蘭鋳」

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バスだと堀ノ内二丁目停留所が最寄で、そちらだと徒歩1分。

ツルの絡まり具合とか季節的なもんもあるんでしょうけど、2010年7月創業で6年半ほどの経過にも関わらず、もう何十年とこの場所に存在しているかのような老舗感。

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多くの交通量でおなじみの環七通り沿いで、環七を挟んで真向かいあたりに神秘的な建物があったりするものの、

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それでも店の周りにはマイペースな空気が流れている、そんな感じ。

開閉にちょっとしたコツがいりそうな引き戸。まるで昭和の駄菓子屋さんにでも足を踏み入れたかのような錯覚を抱きつつも、特に土曜日の昼営業をはじめお店前には行列ができているから先客の所作に従い入店しましょう。

L字型カウンター8席のみ、温かみのある内装

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調味料や縦置きのティッシュなど、配置とセレクトにも垣間見えるこだわり。

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裸電球だけど白熱灯。ほっこりとした気持ちになります。

BGMがラジオなのも拍車をかけると言いますか、「西荻窪・はつね」や「阿佐ヶ谷・いろはや」もそうだけど、落ち着いた雰囲気とラジオって鉄板の組み合わせですよね。

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2016年12月時点のメニュー一覧。基本メニューは中華そば、味玉そばと至ってシンプル。

オープンしてしばらくはいわゆるチャーシューメンや味玉チャーシューメンも取り扱っていましたが、原材料高騰を理由に麺メニューは上記2品に縮小。

仕入れ値が高くなったら売価を釣り上げメニュー維持するお店ってよくありますが、高級金魚の代名詞を店名にあしらっているのに、あしらっているからこそ安易に値上げしない「蘭鋳」の姿勢からは何となく意識の高さが感じられます。ある意味高級か。

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店名で「蘭鋳」を表現するセンスの高さも地味に見逃せません。

独学で作り上げたハイレベルな味わいの煮干し醤油ラーメン!方南町「中華蕎麦 蘭鋳」の味玉そば

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写真は大盛り(+100円)にしているので1杯1,000円。

頻繁に通えないこともあり前述の「西荻窪・はつね」同様ついつい大盛りを頼んじゃう、頼みたくなるのが「蘭鋳」の中華そばシリーズ。

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ピンクの断面が特徴的な豚チャーシュー、海苔、味付玉子にちょこんと刻みネギ。丼ぶり内側を伝うように穂先メンマをトッピング。

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大きめにスライスされたスモーキーなチャーシュー。

初めに赤身全開のをパクリ、麺やスープを楽しみつつパクリ、スープに沈めて熱が加わったところをもうひとパクリ。1杯で異なる艶めかしさ、完熟に至るまでの過程が楽しめ、そうそれはまさに少女…我ながら気持ち悪いので止めますが、しみじみ旨いと思える1枚なのです。

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毎回拝む度についウットリしてしまうんですよこれが。

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煮干しラーメン特有の銀粉が浮くスープは多少のクセを感じさせる仕上がりだけど、そのクセが良い意味で余韻となり、ズズズ、ズズズと何度もレンゲですくって飲みたくなるんでズズズ。

煮干し醤油味と言えば、「王子・伊藤」を筆頭に尋常じゃない煮干し量を使用したど濃厚魚介テイストが主流とも言えますが、「蘭鋳」のそれは醤油っ気が控えめなこともあり、素朴なんだけどこだわりが感じられる絶妙な按配のスープも大好き、好物、フェイバリット!

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固めの茹で加減が最高な三河屋製麺のストレート細麺。スープをグイグイ引っ張り上げるし、並で150g、大盛り225gだから見た目以上に食べ応えも充分。

注文を受けてから雪平鍋に澄んだ豚骨スープ(清湯)と煮干し出汁を合わせて火にかける工程を大切にしているから、煮干しの芳醇なコクと香りも飛ぶことなく麺に絡みつき、ダイレクトに舌から喉、胃袋へと伝わる過程でしみじみ旨いと思えるのです。

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黄身の分量多めな味玉はしっかりとした存在感の名脇役。

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こちらは提供間もないタイミングで割った場合の断面。

いつ口にするかで変化する表情。先に取り上げたレアチャーシューと同じ要領で、最初に半分かじりしばらく経ってもう半かじりすると1回で2度美味しい体験とやらができるかもしれません。

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寡黙な職人気質の店主だから言葉数少なめだけど、ストッパー付きの木製レンゲを採用していたりとさり気ない優しさが。

多分なんですが、店主が物凄い饒舌に立ち振る舞って、それこそ「麺入りまぁす!」とか「ごゆっくりどうぞ!」って声高に叫ぶタイプだとね、おれもここまでの文章量で語らないと思うんですよね。必要最低限のコミュニケーションを通じてお客さんと向き合う、それと同じくらいに紡ぎ出す1杯に真正面から立ち向かう。だからこそこうしてお店以外の場所で自然と語りたくなっちゃうんだろうなーと。

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丼ぶりにも蘭鋳。毎回完食するので必ず拝みます。

環七通り沿いとはいえ、最寄の方南町駅から10分は歩く辺鄙な場所なんだけれども、時間帯や曜日によっては結構な行列ができる人気っぷり。営業時間の表記で「スープ無くなり次第終了」というのをよく見かけますが、蘭鋳の場合は本当にそうでして、

といった公式ツイートを頻繁に確認します。

特に土曜日の昼営業は本来15:00までなんですが、早いと13:00前半の開店1時間ちょっとでご覧のような完売宣言が拝めちゃうし、つぶやきの大半がこの売切れ告知なので、「中の人などいない、こいつはbotや」って疑いたくもなるんですが、実際にこれらのツイートが投稿された直後に到着して泣く泣く諦めた経験が2度ほどあるおれからは、食べたいって思うタイミングよりも相当早く着くようにしましょうと断言しておきます。

ずっと長続きして欲しい東京の名店

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通常よりも多く絶品チャーシューを食べる方法、それはビールと一緒につまみを頼むこと!

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300円追加でこの至福はホントたまりませんて。。

時代や流行に左右されることなく、限定メニューはゴールデンウィークの塩味、大晦日の年越しそばのみ。淡々とした姿勢はさながら東京という名の金魚鉢で悠然と泳ぐ蘭鋳と見て取れるし、これから先5年、10年…とずっと長続きして欲しいラーメン屋さんなのでした。

店舗情報

店名 中華蕎麦 蘭鋳
住所 東京都杉並区堀ノ内2-13-13(地図
電話番号 03-6319-1045
営業時間(月~金) 12:00~14:00、18:00~21:00(売切れ次第終了)
営業時間(土曜日) 12:00~15:00(売切れ次第終了)
定休日 日曜日・祝日
最寄駅 方南町駅