2017/08/07:本文・写真など更新
こんな煮込みが出てきたらもう、ね。
日々業者や多くの観光客などで活気にあふれる築地場外市場において、先日紹介した「中華そば 井上」ばりの大行列を誇るのが、1947年(昭和22年)創業の老舗「きつねや」でございます。
築地市場駅徒歩4分、創業70年の人気店「きつねや」
先週8月3日の火災鎮火から数日後、ブルーシートで覆われる現場。
そんなもんぜき通り(新大橋通り)沿いに店を構える「きつねや」。
火災による直接的な影響はなかったものの、発生から数日間は休業し、本日8月7日より営業再開!(写真はそんな再開初日にフラリと足を運び撮影したもの)
早朝06:30から開店しており、名物の煮込み料理目当てのお客さんで営業時間中は終始大賑わい。
店頭には5席分のイスが用意されておりますが、狙って座れるとも限りませんし、あふれる場合は通り挟んで真向かいの立食スペースでいただきます。
こんな風に、いただきます!
築地場外市場「きつねや」のメニュー一覧
迷ったらホルモン丼。
看板商品は850円のホルモン丼で、何を食べるべきか決め切れない場合はとりあえずこちらにしておけばOK。650円のホルモン煮にライス(大:300円|並:200円)をつけると定食感覚で楽しめます。
文字起こしメニュー
商品名 | 価格 |
---|---|
御酒 | 400円 |
ビール 中ビン | 600円 |
生玉子(半熟玉子) | 50円 |
おしんこ | 150円 |
ごはん 大 | 300円 |
ごはん 並 | 200円 |
焼どうふ | 250円 |
肉どうふ | 700円 |
ホルモン煮 | 650円 |
ホルモン丼 | 850円 |
牛丼 | 750円 |
補足
- 「井上」同様、並ぶ→金払う→受け取る→食べるの単純明快ルール
- ホルモン煮・肉どうふの単品注文不可
- 食べ物のシェア禁止
- 全品持ち帰り不可
客寄せ効果抜群!店頭の大鍋でグツグツ状態の濃厚ホルモン煮込み
創業以来継ぎ足し続ける八丁味噌ベースの特製ダレでグツグツと。
このビジュアルと立ち込める香気。
まるで街頭に群がる蛾みたいにゴンゴンゴゴゴン頭を打ちつけたくなる煩悩を抑えつつも凝視なんかしちゃったりして、ついにはもっと近くで見たいし何ならお腹に収めたいと、気づけば行列の仲間入り。あっという間の出来事。
ピッチャーが振りかぶるように、
左手に丼、右手に穴開きお玉を携えたご主人が、
慣れた手つきであらよっと。
卒業式で発言を繰り返す生徒のように、
慣れた手つきであらよっと。
GIFアニメでもあらよっと。
国産牛モツどっさり!「きつねや」のホルモン煮込み定食半熟玉子付き
ホルモン煮650円+ごはん並200円+半熟玉子50円で900円。
別個に注文する利点として、最初にそれぞれを召し上がる定食スタイルを堪能し、しかるべきタイミングでライスにぶっかけかっ喰らうホルモン丼スタイルでと、1回で2度おいしい点が挙げられます。
国産牛の小腸・肺・コンニャクなどをじっくり煮詰めて完成した逸品、赤いホルモン煮込み。
シャキシャキの刻みネギが煮込みにフタをするようにのっけ盛り。
そんなネギのカーペットをずらして嗚呼、食べてもういち嗚呼。
そのままいただくもよし、ネギと一緒に放り込んでアツムニュシャキな食感を楽しむもよし。
ライスに乗っけてハフハフ、半熟玉子と絡めてバフハフ。
しまいにゃぶっかけ飯にしてハフハフーンと。
半分くらい食べ進めたつもりがあくまで“つもり”だったようで、ごはんにかけるといかに煮込みがタップリ入っているかを実感できますね。
具材を好きなだけ混ぜ合わせられるのって丼飯の醍醐味だよな。
お好みで七味唐辛子をパパッと。
いけないドーピングですよこりゃ。
ここぞとばかりに勢いも増し、
当然完食じゃー。(いつものごとく汚いのでぼかし処理済み)
店内でのんびり気ままに味わうモツ煮もナイスですが、青空の下、あえて他のお客さんと肩すり寄せながら満喫する煮込みも乙なもの。
寒い時期には温かいお茶、暑い夏には冷たいお茶付き。
この記事読んでガマンできなくなったら、その時は颯爽と食べに行っちゃってもいいんだからね!(突然のツンデレ)
↑続編↑
店舗情報
店名 | きつねや |
---|---|
住所 | 東京都中央区築地4-9-12(地図) |
電話番号 | 03-3545-3902 |
営業時間 | 06:30~13:30 |
定休日 | 日曜日・祝日、市場休市日 |
支払い | 前金制 |
席数 | 5席+立食スペース |
タバコ | 禁煙(周辺一帯が路上禁煙地区) |
最寄駅 | 築地市場駅、築地駅 |
駐車場 | 近隣に築地川第一駐車場、コインパーキングあり |