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己【おれ】

多くの「己」が生きる中で「おれ」であること、そんな中二病のような思いから始めました。

大阪行ったらまた食べたい。千日前「小洞天」のアッサリ塩ラーメン&カリカリ餃子

ラーメン 【中華】餃子・肉まん 【大阪】大阪市 レトロ

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限りなく透明に近い塩味スープは呑んだ後だと特に沁みますね。

12月も明日からは中旬に突入し、今年も残すところあとわずか。

もう忘年会の1発、2発決め込んで締めくくりに入られている方々も大勢いらっしゃるとは思うんですが、おれにとって2015年忘れられない1杯とは、ズバリ1971年(昭和46年)創業と今年で45年目の老舗「小洞天」のアッサリ塩ラーメンでございやす。

大阪市営地下鉄・日本橋駅徒歩3分。半世紀近くの歴史を誇る老舗ラーメン専門店

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“にっぽんばし”or“にほんばし”と読むかで出身分かりそうな気がする。で、大阪だと日本橋駅(にっぽんばしえき)なんですが、

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千日前の雑居ビル内にぽつんと店を構える「小洞天」。

黄色と黒の組み合わせって、蜂や「ラーメン二郎」に代表されるように自然界の警告色とされておりますが、「小洞天」の場合は不思議とそうは感じず、まるで街灯に群がる蛾ってこんな気持ちなんだろうなと思いつつ、いや、蛾にそんな感情などないか、とにかく躊躇せずに暖簾をくぐりましたよね。

10席ほどの横一列カウンターと二人三脚の接客でおもてなし

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コッテリし過ぎず程よい距離感で接していただきました。

キッチン マロ」のマスターを彷彿とさせる、キビキビッとしたいい声のご主人、落ち着いた奥さん?の身のこなしを見ているだけでも足を運んで正解と確信。

初対面っぽいのにお客さん同士の打ち解けっぷりの早さが半端無いのも大阪って土地柄が多分に影響してそうな、そんな雰囲気。

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麺類とギョーザときゅうりに酒。どシンプル、だが、それがいい。

大盛ラーメンには麺が2玉入るそうで、完食したお客さんが「お腹いっぱいになったわー」と口を開けば「北海道の塩ラーメンはー…」と相槌なようで相槌になっていないレスをするお連れさん。それでも何だかんだで成立しちゃっている風の会話が聞いてて面白かったです。

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最初にビールグビグビ、きゅうりポリポリタイムを入れることでしばらくこの空間を満喫。

きゅうりはキムチ付と記載されているけれど、オイキムチほど辛くない&ピリ辛一歩手前と食べやすい。ポリポリリズムとリズミカルに箸が進みます。

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1人でも2皿は余裕でイケちゃいそうな、というか実際おかわりしたカリカリクリスピータイプの焼ギョーザ。

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しっかり焼き上げることで生まれる香ばしさはスーパードライにすこぶる合うし、自家製ラー油との相性も抜群。

呑んだ後でも優しい、下戸な方にもきっと嬉しい。千日前「小洞天」のアッサリ塩味スープのワンタン麺800円

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ラーメンにちょこんと乗るモヤシって、どうしてそそるんだろうね?

具はダシをとった後の豚肉で仕込んだっぽいチャーシュー2枚、チュルッチュルのワンタン、モヤシ、刻みネギにパラリと白ゴマ。

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オヤジさんがスープ鍋のフタを持ち上げた瞬間にふわっと漂ってきた芳醇な鶏のカホリ。

寸胴に鼻を近づけられない分レンゲのミニスープをこれでもかとクンカクンカして口から喉へと流し込むとね、見た目はちょっと頼りないくらいに透明なんだけど、でも塩分も胡椒っ気も効いたハッキリとする味わい。絶妙な塩加減。

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平ザルでの入念な湯切りを経た中細ストレート麺。

いくらかの粉っぽさを伴いつつも、それでもワンタンと一緒に啜り込んでもまったく違和感のない仕上がり。

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見るからにチュルッ、無理せずチュルリラ吸い込めるワンタンは、まさに雲を呑むかのごとく大変なめらかな舌触り。

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麺とワンタンの自己主張が弱めだからこそ、塩味が際立ってくるってもんですよ。

スープを張っただけの状態なら難なく蛍光灯の明かりを丼底に通しちゃいそうなくらい透き通っているのにね、不思議だよね。

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で、ご覧のとおり完食!

いわゆる今風のよくできたラーメンとはまったく異なるんだけど、大阪に住んでいたら事あるごとに通っているだろうし、気兼ねなくアクセスできる皆さんが本当に羨ましい。

洞天とは神仙が住む名山勝境のことらしく、こじんまりとしたお店なんだけど、そんなお店だからこそ、なぜかどこか達観したかのように、啜り上げる麺を白い昇龍に見立て、その龍に身を委ねるかのような気分に浸りながら……って、我ながら意味不明ですね。要するに満足してお店を後にしたってことです。

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昇り龍なら道頓堀川もスイスイ渡れるんだろうなー。

店舗情報

店名 小洞天
住所 大阪府大阪市中央区千日前1-6-10 千寿ビル1F(地図
電話番号 06-6213-1623
営業時間 18:00~26:30(※売切れ次第終了)
定休日 日曜日・祝日
最寄駅 日本橋駅、なんば駅