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己【おれ】

多くの「己」が生きる中で「おれ」であること、そんな中二病のような思いから始めました。

千駄木駅徒歩3分の老舗洋食屋「キッチン マロ」のナポリタン&ミックスフライ定食とオムライスにエビグラタン、ついでに焼きそば

【洋食】パスタ・ピザ 【和食】天ぷら・揚げ物 【レストラン他】定食・食堂 【東京】谷根千(谷中・根津・千駄木) レトロ
  • 【2016/09/15】店舗情報、テキストなど更新

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洋食屋なのに暖簾!シブい外観がたまらない千駄木「キッチン マロ」。

東京メトロ千代田線・千駄木駅から徒歩3分、よみせ通り商栄会(商店街)沿いに店を構える「キッチン マロ」は、ご主人の名前が秀麿さんなのが命名の由来。

前を行き交う通行人の大半が一瞬足を止めてついつい見入ってしまうその佇まいに負けずとも劣らない店内や料理の数々。
今回はとある下町の粋な洋食店に関するグルメレポでございます。

横浜の有名ホテル店で修行されたご主人が1968年(昭和43年)千駄木に開店した「キッチン マロ」

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キッチンと書かれてはいるものの暖簾な外観に一瞬和食店を想像するも、店頭ディスプレイはしっかりと洋食メニューがズラリ。

千駄木駅から徒歩3分と駅近ではありますが、JR日暮里駅を出て谷中銀座商店街などをブラブラ散策しながら向かうのがおすすめ。
ちょうど谷中銀座を抜けたあたりのところにお店があるので、谷中の雰囲気だとかを存分に満喫した後に一息がてらメシを食う、そんな感じですかね。

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多くの観光客で賑わう谷中銀座を迷いの森と称するなら、

まさに「キッチン マロ」の場合はそんな迷路を抜け出した先にあるドワーフだとかエルフなんかの森の妖精が勇者の到着を心待ちにする一軒家のような、何とも言えない落ち着いた外観が印象的。

…ってさすがに言い過ぎ感は否めませんが、元々はドラマ版孤独のグルメの主人公と同じルートを辿るため、JR日暮里駅から「谷中福丸饅頭」と根津の「老舗居酒屋・すみれ」をハシゴしてやんよとほくそ笑んでいた道中で突然目に飛び込んできた、いわば寝耳に水のような発見だったことが心に強く焼きついたキッカケかもしれません。

外に負けず劣らずシブいオーラをビンビンに醸し出す店内

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街の喫茶店を彷彿とさせるカウンター席。

でも紙ナプキンのたたみ方や敷地面積に対して広めに設けられた厨房スペースかられっきとした洋食店ということが分かりますし、御年70歳を過ぎた店主のハキハキ&テキパキとした対応、下町の洋食屋に来たんだなーと実感します。

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奥には小上がりもあるから家族連れにも対応し、

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いかにもレトロな照明や壁に貼り出されたメニューにNHKのど自慢の鐘の音、

これはおっさん(おばさん)ホイホイ以外の何物でもありません。

びっくりするぐらい落ち着く空間&あまりにくつろげるので、たぶん春眠暁を覚える人でもついうとうとしてしまうんじゃないでしょうか。(何だその表現)

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うとうとしたら蒼天の拳でギンギンになるのもいいでしょう。

ビンビンにギンギン、ルー大柴氏もサプライズなサウンドエフェクトですね。
ちなみにそんなルーさんは先日還暦を迎えたそうですおめでたい。

セットメニューは昼夜あり、その他非常に豊富なラインナップ

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左がランチタイムで右がディナータイム。

ご飯・味噌汁・コーヒーの組み合わせが何ともツボですし、やはり昼メニューの方が割安なんですね。
ナポリタンのライスなし、焼肉なんかの表記は潔いんだけど、昼のランチタイムってダブっているとことか、個人的にそそりますなー。(【2016年9月15日追記】価格維持のためコーヒー付きじゃなくなりました)

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いわゆるグランドメニューもズララと並んでおりますし、

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おつまみ類も充実、何よりシブい達筆がたまりません。

これら以外にもメニューがまだあり、度量の大きさを伺わせます。

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コーラを頼むとレモンスライス入りのグラスと瓶で登場。

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グビグビプハー、やっぱり瓶のコーラってペットボトルよりおいしいよなー。

由緒正しき昭和の味!「キッチン マロ」の昔懐かしいナポリタン

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昼だと味噌汁付きで680円。(単品だと600円)

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そもそもナポリタン自体が本場イタリアで由緒正しくないワケですが、

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ここは日本だ、そんなの関係ねえ!

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で、レンズが曇った。

酸味と甘味を従えつつ真っ赤に染まったナポリタン。

近くの名所「夕やけだんだん」から夕暮れの街並みを見下ろしては深呼吸するように一気にズビビン啜り込めば、子供時代の思い出が走馬灯のように駆け巡るかのような、あっ死んでませんよ、何とも懐古的な感情が呼び起こされるかのよう…ってのは言い過ぎですが、タバスコをビシバシビシバシビシバシステム、辛味もプラスすれば、大人だって恥じることなく食べられるナポリタン、それはもう立派な日本料理の完成です。

3種類の揚げたてフライに千切りキャベツとパセリが嬉しい「キッチン マロ」のミックスフライ定食

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昼のランチタイム限定メニュー。

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揚げたてだから当たり前なんだろうけど、衣が立ってます。

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左からナス、チキンカツ、メンチカツ。季節によりタネは変更するそうで。

濃いキツネ色の衣と頬張るライスがクッションになって、サクッ(フライ)→ムニュッ(ライス)→ズビビビン(味噌汁)、心地いい連携コンボの誕生です。

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ナポリタン紹介時にスルーしちゃったけど、この味噌汁も本格的な仕上がり。

今ではすっかりインスタント味噌汁のお世話になりまくりな身だけに、この手の出汁からしっかりとりました的な1杯が何ともありがたく思えてしまうのって嬉しくもあり寂しいものがありますね…。

洋食の定番・オムライス他、どれも安定のレトロクラシック

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単品メニューなので味噌汁とかつきませんが600円とお手頃価格。

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やれプルプルの半熟だとかそんなのとはまったくもって無縁、

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薄い玉子焼きにグリンピースだとかが入ったケチャップライスを包むから生まれるオールドファッションスタイル。

かつてネットを駆け巡ったオムライスが食べられない女が本当にいようものならマロにお連れの上食べさせて差し上げますのでどなたか一緒に行きませんか、はもちろん冗談ですが、硬派なのに落ち着く・硬派だから落ち着く、これからも大切にしたい卵料理です。

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注文後しばらくすると店内に香ばしいカホリが漂うエビグラタン700円。

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口の中に入れると焼けたチーズとクリームソースにプリッとしたエビの食感が絡み合ってじんわりと広がります。

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アツアツの状態でサーブされる焼きそば、なんと500円とワンコイン。

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鉄板の焼きそばはテッパンのおいしさ、そんなダジャレを噛み締めつつも、

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真っ赤な紅しょうがでハッと我に返って、気恥ずかしい思いだとか様々な感情なんかもズビドゥバシュビドゥバ麺と一緒に啜り込むのさ。

…と、何だか口調だけが無駄にシブい感じになりましたが、谷根千とくくられる東京の下町風情あふれるエリアを巡る上でおすすめの洋食店だと思います。これからも谷根千散策の合間にふらりふらりと立ち寄るんだろうなー。

今回はランチメニュー中心の紹介となりましたが、夜のマロ(なんかやらしいな)も実にアットホームな雰囲気なので、この記事を読んで気になった方はぜひ足を運んでシブいひと時を堪能してみてくださいね。

店舗情報

店名 キッチン マロ
住所 東京都文京区千駄木3-41-12(地図
電話番号 03-3822-0036
営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休
最寄駅 千駄木駅、日暮里駅