己【おれ】

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「郭政良 味仙 東京神田店」訪問時に知っておきたいポイントまとめ ~東京で元祖台湾ラーメンを気軽にズビビン啜り倒そう~

  • 2017/01/04:更新
  • 2016/08/02:初公開

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東京で「味仙」の台湾ラーメンを食べられるようになって早5ヶ月。

2016年の大きな出来事といえば、名古屋で爆発的な人気を誇る台湾ラーメンの元祖「中国台湾料理 味仙」の東京1号店が神田に誕生したことが挙げられますよね。

「東京駅から新幹線に乗って1本ではなく、東京駅からJR線で1駅、おとなり神田であの台湾ラーメンが味わえちゃう……」

本記事では「味仙 東京1号店」の最新情報(2017年1月時点)をお届けいたします。今後足を運ばれる皆さんの参考となればこれ幸いです。

JR神田駅徒歩2分、「郭政良 味仙 東京神田店」までの道のり(行き方)

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JR神田駅北口を出ます。

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北口を出たら回れ右して直進します。

JR神田駅北口出たところからも見えるのが中央通りで、ここを左折。

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神田駅北口交差点まで行き、横断歩道を渡ってさらに直進。

東京メトロ銀座線・神田駅だと4番出口からこの交差点に出られます。

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そしてしばらく進みますと……

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はい、到着!

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ガールズバーの看板が気になったら健全です!黄色地に赤文字で「味仙」。うん、ここだけ見ると名古屋にいるみたいですね。

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ちなみにオープン初日なんて雨降りなのに12:00前で40人もの行列ができておりましたし、

キー局のマスコミはもちろん、名古屋テレビやら東海テレビの面々まで参上。そこまで広くない歩道に大行列と取材陣、複数名の警備員が配置されていたことからも世間の注目の高さが伺えたものです。(現場にいた報道関係者によると、普段こんな風に開店早々押しかけることは滅多にしないとのことでした)

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開店から5ヶ月近く経過した2016年12月下旬。

ブームが落ち着いたのと、忘年会シーズンでまずは飲み屋に繰り出す方々が多かったこともあり、並ぶことなく入店できました。(訪れる時間帯によってはラーメンの前にビールで乾杯、麺類以外の料理もつまむ割合が急増すると思うので、そうなってくるとかなりの時間並ぶかもしれません)

だがしかし、2016年12月1日より11:00~23:30(日曜日・祝日は22:30)の通し営業&嬉しい無休になりましたので、オープン時よりも結構気軽に通えるんじゃないかと思います。

入口右手の券売機で食券購入。「郭政良 味仙 東京神田店」のメニュー一覧

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券売機右上にも記載されていること含めての注意点は以下。

  • 券売機は1,000円札のみ使用可(2,000円札、5,000円札、10,000円札のみの場合は両替する必要あり)
  • おつりはすべて小銭で戻ってくるため、1,000円札は必要枚数分だけ投入すること

というのをいちいち書くのはなんでかって、お店の入口をくぐって席に向かうまでの道幅が結構狭いため、会計でもたつくとなかなか見苦しい展開になりかねませんので、できれば1,000円札を多めに持参すると良いでしょう。

その他、スマートフォンからでも読みやすいように手打ちのメニュー表や補足だとかを記しておきますので参考程度にどうぞ。

麺類他

商品名 税込価格
台湾ラーメン 800円
台湾ラーメン(アメリカン) 800円
台湾ラーメン ニンニク無 800円
台湾ラーメン(塩) 800円
台湾ラーメン(塩)アメリカン 800円
台湾まぜそば(冷) 850円
チャーシュー麺 900円
ラーメン 700円
ニンニクチャーハン 750円
チャーハン 650円
麺大盛り 200円
ご飯 200円
鶏から揚げ 800円
酢豚 800円
マーボー茄子 800円
ケイジャン(鶏醤) 800円
青菜炒め 750円
台湾ちょうずめ(腸詰) 700円
やきぶた 650円
台湾餃子 450円
あさり炒め 800円

ドリンク類他

商品名 税込価格
生ビール(中) 500円
瓶ビール(中) 500円
ハイボール 450円
サワー 450円
ウーロンハイ 450円
コーラ 300円
ウーロン茶 300円
鍋の素 600円
お土産台湾ラーメン 1,000円
補足
  • 台湾ラーメンとは?
    • 鶏ガラ醤油ラーメンの上に炒めたひき肉、ニラと唐辛子がたっぷり乗る辛旨ラーメン。今池本店の創業者・郭明優氏が担仔麺(たんつーめん)を激辛にアレンジして出したのが始まりで、自身が台湾出身なことから台湾ラーメンと命名。そんなワケでナポリタンがナポリで食べられないように、この台湾ラーメンも台湾で口にすることができないシロモノ。1980年代の激辛ブームを追い風に名古屋で不動の地位を確立、今では全国各地の飲食店で食べられるようになる。また、この台湾ラーメンの大ヒットがキッカケで後に「台湾まぜそば」などの「台湾○○」シリーズが誕生し、台湾ラーメンともども名古屋のご当地グルメとして人気を博している
  • 郭政良氏とは?
    • 台湾ラーメン生みの親・郭明優氏の兄弟であり末っ子。愛知の「味仙」は5人の兄弟が暖簾分け&経営している。公式サイトで他店舗のことをグループ店という括りにしていること、神田店の正式名称が「郭政良 味仙 東京神田店」ということからも単なる支店でないことが伺える。かつてバーリトゥードの大会で「兄のヒクソンは私の十倍強い」と発言したホイス・グレイシーが当時の格闘技ファンを震撼させたように、いずれ今池本店名義の「味仙」がヒクソン・グレイシーばりに東京にやって来る日もそう遠くないのかもしれない
  • アメリカンとは?
    • 通常の台湾ラーメンよりも辛さ控えめ。調理の工程で台湾ミンチをすくう際、アメリカンの場合は穴あきお玉を使用して辛み汁を入れないようにして作る。濃度が薄いアメリカンコーヒーにあやかってアメリカンと命名。なお、アメリカンの反対に超辛口のイタリアンが本場・名古屋では食べられるが、ここ神田店に限っては現時点でイタリアンの提供はなし。無冠の台湾ラーメンが最も辛口となる。何でも神田店の場合は通常の辛さとイタリアンの中間くらいの辛さに調節しているとのことだが、いずれにせよ「台湾ラーメン(アメリカン)」って、行かなくても現地じゃ絶対に食べられないと分かるネーミングセンスが何とも味わい深い

入店して左手に厨房と相対する形でカウンター5席、奥左手に2名掛けテーブル5卓、奥右手にもカウンター5席の計20席の店内

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追加イスで多少増やせるとはいえ、それでも「味仙」にしてはかなーり少ない席数。

さらに食券でアメリカンまで指定できるんだから従業員とは必要最低限の会話で済みますし、あの何語かよく聞き取れないくらいに賑わいまくっているカオスな光景に比べたら、この神田店は相当キレイで落ち着いた支店と言えそうです。ちなみに予約不可。

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スタッフは黄色のオリジナルTシャツでお出迎え。

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醤油、胡椒にラー油と定番のカスターセット。

常連さんに人気のサイドメニュー青菜炒めと台湾餃子をビールで乾杯!

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わずか数十秒の調理時間。サッと炒めただけなのにニンニクがビシッと効いてビールが進む進む。

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台湾ラーメンに入るミンチ+白菜が餡の、そのままでもおいしい1品。

青菜炒めに台湾餃子、どちらも酒のお供として大活躍するのは言わずもがな、これってば普通にライスに乗せて喰っても充分イケちゃうのが罪深いですね。シンプルなのに罪深い。いや、シンプルだからこそ何にでも合うってことなのでしょう。

名古屋の「味仙」に比べてメニューを厳選して降臨した神田店ではありますが、従来の酢豚と一線を画すっぽい、カリカリの豚唐揚げを酸味の効いた特製ダレでいただく酢豚やニンニクチャーハンも気になるところ。

箸とレンゲでよくかき混ぜてから召し上がれ!「郭政良 味仙 東京神田店」の台湾ラーメン、ついでにご飯

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「味仙」の文字が隠れ、純粋に「郭政良」って店名みたい。

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斜め上から。一回り大きい敷き皿とレンゲを配備。

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台湾ミンチに、ニラ、青ネギ、モヤシが主な具材。

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【参考】台湾ラーメン塩だと透き通った見た目。

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右上にご飯の器を置くことで大きさを比較。

ちょっとうまく伝わっているか不明なんですが、ラーメンの丼ぶり自体は小ぶりで、これはあくまでおれ感覚なんですが、一般的なラーメン1杯分よりもボリュームは少なめ。まあ辛いとそれだけで満腹になりやすいし、飲んだ後の〆にはこのくらいの分量がちょうど良いのかもしれません。

なお、担々麺が1杯約1,300kcal誇るのに対し、台湾ラーメンは1杯が約500kcal以下と低カロリーなのも人気の理由だとか。なるほど、500kcal以下なら安心してラーメンライスにしてしまっても問題ないということですね!(単に言い訳)

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出てきたものをそのまんま口にするのではなく、こうやって上下をドリャリャとかき混ぜます。

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するってえとこんな風に濁り酒のような見た目になりますので、クイッと1杯引っ掛けるように飲むと、人によってはあまりの辛さに後悔するかもしれません。

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【参考】台湾ラーメン塩でも多少濁ります。

辛いのが苦手な方はアメリカンでの注文をお忘れなく!

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唐辛子とニンニクがビシビシを通り越しドビュッシーと効きまくった鶏ガラ醤油スープに気持ちウェービーな中太麺の組み合わせ、って興奮して持ち上げ過ぎました。

「味仙」の面白いところとして「ラーメン二郎」のように店舗単位で味が微妙に異なってくる点が挙げられ、日進竹の山店がプロデュースした神田店の場合は、辛いんだけど目ん玉が飛び出るほどでもむせることもなく、気持ちの良い辛さに包まれる感じで食べやすいですね。

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【参考】台湾ラーメン塩の麺リフト。一見辛くなさそうに見えて意外と辛い。通常の醤油味よりも鶏成分を強く感じます。

今後も味に磨きをかけて行くものと思われますが、しかしこの手の辛いラーメンを食べるとね、もう毎回スープと麺の追いかけっこというか、スープをズビビビ(うー辛い…)!麺をズビビン(ほっと一息)!再びズビュビュビからのズヴィヴィヴィヴィンって感じで、一体おれは何と闘っているんでしょうね。

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残ったスープにライスをぶち込み雑炊での〆!

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ごちそうさまでした!(汚いのでモザイク処理済み)

ビジネス街であり有名ラーメン店が軒を連ねる神田において、引き続き「味仙」がどれだけの奮闘を見せるか楽しみ。やっぱり気兼ねなく飲みたいし食べたいよねってことで、個人的には夜営業を利用したいところであります。

まとめ

ポイント

  • 予約不可につき、可能な限りアイドルタイム(11:00~12:00 or 14:00~18:00)を狙って訪問しよう
  • 1,000円札のみ対応の券売機のため、できれば1,000円札を多めに持参しよう(両替の手間省き)
  • (現時点で)無冠の台湾ラーメンが最も辛口。超辛口とされるイタリアンの提供はなし
  • 台湾ラーメンは1杯につき約500kcal以下と(ラーメンにしては)低カロリー。ご飯も頼んでラーメンライスにするなり何なり「味仙」の料理を満喫しよう

所感

「味仙」にたくさん行かれた方ほど「予約ができない!席数もメニューも少ない!こんなの『味仙』じゃない!!」って感じるでしょうし、台湾料理屋というよりは単品メニューが豊富なラーメン専門店という印象が強いかもしれません。

ただ、この度の東京進出は長年計画していたとのウワサも入っておりますし、この東京第1号店で培う経験を元に、2号店、3号店とかが大型店舗として建立される日を独り勝手に夢見たいと思います。

店舗情報

店名 郭政良 味仙 東京神田店
住所 東京都千代田区神田鍛冶町3-3-21(地図
電話番号 03-6262-9833
営業時間(月~土) 11:00~23:30(L.O.)
営業時間(日・祝) 11:00~22:30(L.O.)
定休日
最寄駅 神田駅、淡路町駅、小川町駅