大小様々な湯が銭湯料金で楽しめちゃう鳥取「浜村温泉館 気多の湯」。
鳥取県内の銭湯はすべて温泉。それだけでも素晴らしすぎるワケですが、先日の鳥取旅行で立ち寄った「浜村温泉館 気多の湯」の場合は同じ銭湯料金でも温泉はもちろん露天風呂、サウナまでついてくるからその気になったら毎日浸かれる鳥取市民の皆さまがちょっと羨ましくなりましたよっと。
78段の階段を上がった先に広がる展望露天風呂
JR山陰本線浜村駅から徒歩6分ほどの場所にある「浜村温泉館 気多の湯」。
天然温泉!露天風呂!と興奮気味に訪れたんですが、外観はどこにでもある普通の施設といった感じで、正直入館前は幸先不安でした。「ホントにこんなところに露天風呂が?」といった具合ですね。
でも正面玄関ロビーに設置された券売機で入浴料金(大人430円|小学生・中学生210円)を支払い壁にかけられた案内図を目にした時、
直感的に「わおお」と思ったワケですね。しかも露天風呂に加えてサウナも追加料金なしで楽しめるとくれば「わおお」もひとしお。わおおーん。
早速案内図とスタッフの方の説明に従って露天風呂を目指すことに。
まずはゆるやかなスロープトンネルを道なりに、
途中窓から外を眺めることでこの施設が意外と巨大なことに気づきます。
トンネルを抜けると待合であった。
分岐を迫られるので左と右、どちらに進むか決定します。
おれは迷うことなく展望大浴場(※スタッフおすすめ)にしましたが、
80段近く上がらないといけないため、到達するには多少の努力が必要です。
踊り場にイスだとかが用意されているのでのんびり進んでもOK。
先はまだ長いですからね。(※半分駆け上がったところの踊り場から撮影)
完踏!
やはり「久松山での挫折」を経たことがおれを奮い立たせたんでしょうね、って大袈裟もいいところではありますが、こうして振り返ってみると結構高いところまで来たもんだと実感。毎日温泉に入らなくてもこれだけの階段を日々昇り降りできればそれだけで健康なんじゃないかって気がしなくもありません。
男湯と女湯に分かれており、浴室は写真撮影禁止なので、
風呂からの景色を収めた写真はございませんが、やはりこの施設で最も高い場所に位置した露天風呂、檜の大浴場だっただけに雰囲気もよく、「はわい温泉・望湖楼」の時と同様、遅くに足を運んだことを悔やみました。
晴れた日の明るい時間帯だと日本海やら鷲峰山などをパノラマビューで一望できるようで、公式サイト掲載の写真も合わせてご覧下さい。
サウナは最大6名収容のこじんまりとしたタイプで、月並みな感想ですがサウナからの水風呂、あの冷たさの先にある全身がとろけてなくなるんじゃないかって体感、ホントにもうたまりませんでした。
ロビーには休憩スペースもあるから風呂上がりはのんびり。
しょっちゅう来れない身からすると展望エリアの大浴場や露天風呂を利用するのが正解なんでしょうが、毎日来れるなら階段を上がらない浴室を利用するのだって立派に温泉なんだし正解なんだろうな。
銭湯料金で温泉、露天風呂、サウナまで楽しめることも大きいのか、客層は地元の方中心と見受けられましたが、ヘタに観光客が押し寄せる場所よりもこういった施設の方が毎日でも利用したいって思いますし、不思議と「おれ旅してる」って気持ちになるんですよねぇ。こういうのもいいんだよ、こういうのも。