さいとうは 全身から いてつくはどうを はなった!
先日お届けした「魚介20種てんこ盛りの海鮮丼が1,050円!入谷「さいとう」の豪快すぎる海鮮丼はもはや“ラスボス丼”と称するにふさわしいレベル - 己【おれ】」の回でいかにラスボスかお分かりいただけたかとは思うのですが、真のラスボスはここにいたー的なのが今回の内容でございます。
メニューにしれーっと記載されていた真のラスボス
前回はランチメニュー右上特別枠の「海鮮丼(具の大盛り)」を注文し、
そのあまりの豪快っぷりについラスボス丼と口走ってしまったワケですが、そんな海鮮丼の下にさらりと列記されていたのが真のラスボスこと特上海鮮定食(税込2,500円)。
ランチで1,000円はおろか2,000円超えて、ちょっと救心をガブ飲みしないと動悸・息切れが治まらず生まれたての小鹿ばりにプルプルしちゃう甲斐性なしレベルでおなじみの正衛門なんですが……
そもそも前回のラスボス丼自体が1,050円以上の価値、それこそ東京で食べたら平気で2~3,000円はする充実内容だったし、もし2,500円の特上版が期待外れだとしても相殺って意味でもしっかり元は取れるんじゃないか?
……そう判断して3枚の英世を現世に召喚、足を中心としたプルプルはミッチーの名言「バスケがしたいです」を「トカイ(※特上海鮮定食の略、勝手に略した)が食いたいです」と語呂の悪い脳内変換を施した上で待ち構えることに…。
と、前置きは長くなりましたが、これより先ライブ感を重視し一気に参ります。
入谷の人気割烹「さいとう」最高値のランチにして唯一の2,000円超え、特上海鮮定食2,500円
おお…。でも前回の海鮮丼とボリュームは大差ないような。。。
大して見る目もないのに一流鑑定士ばりにアングルを変えて見回す正衛門。
本来なら目玉になるむきエビも海鮮丼に乗ってたしなぁ。。。
って、このマグロの質、明らかにヤヴァイ。。。
カニはしっかり毛蟹だし貝も2個、それにアワビ、だと…?
刺身定食を頼んだハズなのに握り寿司が3貫つくのはご愛嬌なんでしょうけど、
てっぺんの花をどかしてもう1枚…ネタの数が半端ない。
パセリの下にもカツオだとかがギッシリで、先ほど海鮮丼と大差ないボリューム?と言及しましたが訂正、1.5倍はありそうなボリュームです。
ちなみに味噌汁と小鉢も意外と本気。
グラスに水を注いでいざ開戦!(※海鮮を開戦)
前回は間違ってホットティーを注いでしまいましたが今回は大丈夫。
本当にネタ盛りだくさんだからどうやって平らげようかアレコレ考えつつも、
定番の自家製イクラ丼は欠かせないでしょーと、ライスでプチムニュ。
別皿だとマイペースに盛りつけられてステキだ。
半分くらい食べたつもりなのに食器は依然ネタまみれ。
海は青いハズなのに目の前にしている魚介類は暖色中心、何だか不思議。
何となくエビとカニの豪華共演を実現させつつホジパキップリ。
人間社会だと毛深いは敬遠されがちなのにカニならもてはやされるって世知辛い世の中ですよね、嗚呼。
最初の1杯目は白飯にしましたが、おかわり無料をいいことに2杯目は酢飯に。
「ナポリタンをおかず」からムダに進化を遂げて寿司をおかずにメシを喰らう。
刺身食べすぎてタタキだろうがなかろうがどうでもよくなるレベルを経て、
ギョギョギョな量を完食です!(※今回も汚いのでモザイク処理済み)
写真だと普通に見えたかもしれませんが、実物を目の当たりにすると結構感動しますよこれ。ネタの量も恐らく4~5人前の刺身盛り合わせ1桶分くらいありますし、他店だと2,500円ではまずありつけないでしょう。
1人で食べ切るのもアリですが、2人以上で訪問した場合は1人海鮮系メニュー、もう1人はフライだとかの定食を頼んでシェアすると気分転換もできていいかもしれません。
見つめ直してもスゴさが色褪せない海鮮丼(具の大盛り)1,050円。
ファーストインプレッションやコストパフォーマンスを厳密に考慮しちゃうと「1,050円の海鮮丼」に軍配は上がりそうな気がしなくもありませんが、あまりに頬張れることから1回の食事で魚介類が食傷気味になる、そんなステキすぎる体験ができる、そんな意味でもこの特上海鮮定食を真のラスボスと呼んでもまったく問題ないように思いました。(※高くてそう簡単に手が出せないって意味でもおれにとってまさに真のラスボス)
ラスボス退治の勇者多数。あまりの行列に子供もガードレールで遊ぶ遊ぶ。
昼だとご覧のような大行列に並ばないといけない可能性が高いんですが、豊富な一品料理(※もちろん魚介系中心)やスッポンやフグ料理も取り揃え、獺祭なんかの日本酒や焼酎もお手頃価格で楽しめる夜なら予約もできますので、客の立場なのに本気で経営を心配したくなる「さいとう」の本気、この機会に1度体験してみてはいかがでしょうか?