営業時間中は常に行列の絶えない新宿「風雲児」の得製つけめん。
前々からそのウワサは耳にしており機会があったら訪れたいよなーって思っていた新宿屈指の大行列を誇るラーメン&つけ麺専門店「風雲児」なんですが、店内だけの並びで済む機会に恵まれたので、この度いっちょ行って参りました。
質問:店内だけの並びってどういうこと?→答え:営業時間中は店の外まで行列ができるってことさ
店頭にはご覧のような立て看板が設置されており、
普段は通りを挟んで反対側の公園まで行列ができるそうで、
その行列が皆無だったため、これはチャンスと入店したのでありました。
ちなみにかけられているのは暖簾ではなく奉納幕。
店主・三宅重行氏の故郷である愛媛県新居浜の「新居浜太鼓祭」の奉納幕だそうで、きっと営業を一種のお祭りととらえてるんでしょう。
抜群のオペレーションとストレスを感じさせない接客
あと、食事中に待っている人の視線が痛いと感じるパターンなのもあり、
店内に10人以上の行列ができていましたが、10分ほどで着席できたので、回転はかなり早い方だと思います。
その後もどんどん訪れるお客さんとテキパキ応対する店主。
こういった行列店で店主が率先して切り盛りしているのを見るとそれだけで嬉しくなっちゃう単純バカではありますが、かつてホテルの支配人にまで登りつめた経歴の持ち主なだけに、お客さんに対してだけではなく従業員に対しても細やかな気配りを欠かしません。
ちなみに芸能界の出身ということもありイケメン以外の何者でもなく、店主のファンまで存在するらしいのですが、胸元から覗くネックレスがもうね、何というか勝ち組のオーラをプンプン漂わせていた気がします。(そんなこと考えてるから負け組なんだよな)
メニューはこれら+トッピングにドリンクとシンプル。
暑い季節だからとか関係なく、お客さんの大半は看板商品であるつけ麺を注文するんですが、17時から限定15食販売の風雲児まぜそばも気になるところです。
胡椒、七味唐辛子とシンプルなカスターセット。
店内および楽天市場で発売中のつけ麺。
並んでる最中にアナタの分まで作り始めるので、
着席してそう待たずに食べられるのもいいですね。
新宿屈指の大行列店「風雲児」の得製つけめん大盛
どん!
どん!
どん!
どんきー!どん…
って毎度おなじみドン●キホーテの歌を口ずさもうとして寸止めしたのでよしとしてください。
得製と謳うだけに味玉+のり、メンマ、ねぎ、チャーシュー増量。
国産の丸鶏、鶏ガラ、昆布に高知かつお節、愛媛産うるめいわし等を丁寧に8時間煮出した鶏白湯を6時間かけて濾した物をさらに1日熟成させちゃう、単純計算で召し上がるまでに38時間も要する手の混みまくった濃厚鶏白湯と魚介のWスープなワケですね。
並盛・大盛が同一価格の中太ストレート麺。
並盛200g、大盛300gとのことで大盛を選択。
おれが言っても参考にならないかもですが、小食な方は並、普通の量を平らげられる方は大盛をチョイスすればいいと思います。
寄り過ぎた。
つけ汁につけずに麺単体でいただくと、なるほど、小麦の香りと風味が口の中に優しく広がります。茹で加減も固めだけどゴワゴワせずにちょうどよく、素直にいい麺って感じました。
寄り過ぎてピンぼけた。
七味を振ると強まる和テイスト。
豚骨を使用せず鶏のみで出汁をとっていることもあり、濃厚なんだけど後味はそこまでこってりギトギトといった感じじゃないのがいいですね。
鶏のつけ麺といえば、先日紹介した「西早稲田やまぐちの鶏つけそば」と「赤坂69’N’ROLL ONEのつけ麺」の澄んだ醤油味のつけ汁と昆布水に浸した麺を絡めていただくスタイルの方が好みだったりしますが、こういったのもたまに無性に食いたくなるんだからつけ麺って面白いもんですね。おれだけだと?
卓上のスープ割り用出汁で割ってグビグビ。
ポットを戻した際、残り少ないのを察知した店主がすぐさま替えのポットを置き直すあたり、実に客の動きをよく見ているなと、ただただ感心しました。
飲食業の基本とされるQSC*1を徹底し、店主自ら「料理が美味しいのは当たり前、その上でのプラスαが重要」と豪語するだけに、今後も飛ぶ鳥落とす破竹の勢いで新宿の風雲児として君臨し続けることを期待しております。
店舗情報
店名 | 風雲児 |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区代々木2-14-3 北斗第一ビル1F1(地図) |
電話番号 | 03-6413-8480 |
営業時間 | 11:00~15:00、17:00~21:00(スープ売り切れ次第終了) |
定休日 | 日曜・祝日 |
最寄駅 | 新宿駅、南新宿駅 |
*1:品質(クオリティー=Quarity)、サービス(Service)、清潔さ(クレンリネス=Cleanliness)を表す略語