しっぽの先までギッチギチ!
東京の下高井戸には、日々多くのお客さんで賑わいを見せるたいやき専門店「たつみや」がございます。
いったい何にどうして行列ができるのか、そしてどこがどうギッチギチなのか、すでに写真で明らかなんでしょうけど、今回は「世田谷みやげ2017」にも選ばれた人気の和菓子をご紹介。
京王線・下高井戸駅徒歩3分。世田谷区でたいやきと言えば…でおなじみの人気店「たつみや」
西口を出まして、
目の前にある踏切を背にして直進、踏切は渡りません。
こっち側に直進。
そのまま200mほど進みますと、はい到着です。
上空からだと三角形に見える不思議な建物。
同じビルで姉妹店の「たつみ」も絶賛営業中で、こちらは地元民に古くから愛されるコスパ良好の老舗居酒屋さん。
それなら「たつみや」では焼き鳥を売るとかすればまだ一般的な感じはするんでしょうが、あえて和菓子、それもたいやきを販売しているのが面白いところであります。
たいやきは1個125円。5個以上で箱入り。
初めて「たつみや」を訪れた2007年当時は1個100円だったから25円増し。でも、10年間で25円の値上げに留まっているのって大したもんだなぁと思うワケです。
「手造りあんこがいっぱい!!」って頼もしい。
見るからに甘そうなあんこをタップリ使用して焼き上げます。
しっぽの先までギッチギチ!下高井戸「たつみや」のタップリあんこの香ばしいたいやき
こんがり焼けました。
しっかり焼かれた外側はパリッパリのサックサク。
真正面から向き合います。衣というよりはワッフルに近い食感。
どりゃ!って、グロ画像ではありません。
自家製あんこがギッチギチ!外側のカリッとした食感とは打って変わって中はフワッと。
「根津のたいやき」回でちらっと言及しましたが、ここ「たつみや」のたいやきはいわゆる“養殖物”。
だからたいやきに一家言ある方や昔ながらの製法にこだわる方からすれば邪道なのかもしれないけれど、おいしけりゃ良いじゃないかと。
専用のマシーンでしっかりプレスするからこそ成せるワザで、あんこの占める割合がハンパないのが特徴です。
頭の先からしっぽまで、北海道十勝産小豆のあんこが大量に。
市販のより光沢がかった深い紫色をしたあんこは塩気が少なく砂糖たっぷり、甘み豊かな田舎風って感じでしょうか。
あんこの中でもかなり甘い部類に属するんですが、このカリカリワッフルな香ばしい皮や温かいお茶との相性がまあ抜群なんですわ。
事前申告すれば、こんな風に耳アリでもいただけます。
ちょうどお店真向かいにコンビニがあるので、最初にお茶や飲み物をゲットしてからたいやきを買う、行列に並ぶのがオススメです。
夏以外に食べられる下高井戸のご当地スイーツ。
毎年7月から9月中旬の約2ヶ月間は夏期休業につきいただくことはできないのですが、だからこそハフハフ頬張って季節を感じることができますし、夏以外の季節にギッチギチな醍醐味をこれでもかと噛みしめる。そんな春秋冬な過ごし方も乙じゃないか、そんな気がします。
店舗情報
店名 | たつみや |
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住所 | 東京都世田谷区赤堤5-31-1(地図) |
電話番号 | 03-3324-9175 |
営業時間 | 10:00~18:30(売切れ次第終了) |
定休日 | 火曜日 |
最寄駅 | 下高井戸駅 |
備考 | 毎年7月1日~9月中旬まで夏期休業。 |