- 2017/03/06:更新
- 2016/12/05:初公開
あのたこ焼き、おっちゃん&おばちゃんの粋な接客が再び味わえるなんて夢のようだ。。
2016年1月末に29年間の歴史に幕を下ろしたたこ焼き専門店「大阪屋」が、約10ヶ月の時を経て同年12月3日(土)に帰って来た!
それも以前と同じ下北沢駅の北口エリアに!!
再オープンに当たって塗り直した「大阪屋」のあの看板。
こんなに嬉しいことがあるだろうか?いや、無い。
昨年末もう居ても立ってもいられずソッコー訪問してから今日に至るまで地味に通い続けている創業30年目の「大阪屋」なんですが、今後足を運ばれるであろう方々のために、参考になるかもしれないお役立ち情報とやらをいっちょしたためたいと思います。
下北沢駅徒歩2分。東京で最も好きなたこ焼き専門店「大阪屋」までの道のり(行き方)
他にも出入口はありますが、北口を出ます。
「無印良品」のある通りをまっすぐ進むと、
個性的なショップが軒を連ねる「東洋百貨店」が右手にありまして、
そのとなりに「大阪屋」が……ってすっごいオシャレ!
四半世紀以上続く老舗の貫禄…って、そもそも老舗にすら見えない新しい「大阪屋」
言われなきゃたこ焼き売っているとはちょっと分からないし、
「まあシモキタの店だよねー」って当たり前のように受け入れちゃうし、当たり前のように通り過ぎちゃうと思うんですよ。(再開から数ヶ月経った今でもそういう通行人をよく目にします)
いわゆるフードコート的な場所に「大阪屋」以外に2店舗入っているんですが、どこにもたこ焼きを連想させるメニューなんて無いものね。
味のある、これまたオシャレな屋根付き。
「たこ焼きの形をイメージして作った長椅子ですか?」と質問したら「バカなの?」と素で返されそうなオシャレベンチ。
オシャレな子供が座っていると、とてもじゃないけどたこ焼きを待っている風には見えません。
で、さっきからオシャレオシャレと連呼しまくりですが、
これはよく老舗の酒屋さんなんかがコンビニに転身して、それまで私服の店主がパリッとした制服着ちゃって「いらっしゃいませ!●●へようこそ!!」だなんて挨拶しちゃうパターンじゃないのか?
おっちゃん&おばちゃんもその一派に取り込まれてしまったんじゃないのか!?
かつての「大阪屋」を知っている方ほど戸惑うかもしれません。
でも大丈夫。お2人が醸し出すあの雰囲気は健在です!(和やかスマイルは店頭にてご確認ください)
ご安心ください、あの「大阪屋」です。旧店舗時代からの変更点まとめ
彼らの笑顔を拝んだ瞬間、もうオシャレなんかに尻込みする必要もなくなりました。
いつものポリバケツが椅子と椅子間に挟まれておりますが、もうフォトショなんかで合成した写真にしか見えないものね。
開店してしばらくの間はメッセージと祝花が飾られておりました。
お客様へ前、大阪屋閉店の際お寒い中沢山のお客様にお越し頂き心より感謝しております。
又、店頭にお心暖まるメッセージを沢山頂き本当に感激で一杯でした。
この度は皆様の励ましの元もう少しだけ頑張ることにしました。
前店同様の御ひいきをどうぞ宜しくお願い申し上げます。大阪屋
【参考】2017年3月時点で、平日限定で15コ入りも登場!
- 8コ入り(350円)です。
- お1人様2パック以内でお願いしております。
- 並んで頂くのは何度でもOKです。
- ご協力お願い致します。
- (平日)サービス15コ入り(600円)は土・日・祝はお休みしております。
その他変更点は以下のとおり
- 営業時間は平日14:00頃~20:00頃、土日祝日は12:00頃~20:00頃に前倒し(全日ともに売切れ次第終了)
- 定休日は毎週火曜日に変更(旧店舗時代は毎週水曜日)
- 屋根付きになったので天気の心配する必要なし
- 通りから奥まった場所になったので車の往来を気にする必要なし
- ちょっとしたイートインスペースが設けられ、奥の店舗で買ったドリンクやら料理と一緒に「大阪屋」のアツアツたこ焼きを楽しめるようになった
もう良いこと尽くしじゃんね!
変わるものと変わらないもの。手際の良さは相変わらず。
おっちゃんが安心して盛り付けに取り掛かれるのは、おばちゃんとの阿吽の呼吸が成立しているから。
青海苔やマヨネーズ有無のやり取りもあの頃のまま。
常連さんは再開を祝福したり世間話に花を咲かせたりする時間の到来ですし、初めての方は今か今かと楽しみに待ちましょう。
外はカリカリ、中トロリ。大阪では食べられない下北沢の老舗「大阪屋」の出来たてアツアツたこ焼き8コ入り(350円)
またこのビジュアルを拝める日が来るなんてね。
営業再開初日&2日目は最大1時間半待ちの行列となったそうで、ファンは今か今かと待ちわびていたってヤツですよね!
大きくてやや深めな丸皿での提供です。
踊る削り節以上におれの心もワルツを奏でるよ。
ベッタベタではなく上から垂らすようにソースをかけるから、時間が経ってもカリカリなワケ。
マヨネーズもちょこんと添えるように盛り付けるから、
ツツツーと、
マヨをつけて豪快にかぶりついても、つけないでおしとやかに含んでも、どちらでもおいしい。
猫舌の方はフーフー&マヨネーズで冷ましながら食べると良いんじゃないでしょうか。
ちなみに、かつて配られたカイロはちゃんと使い切りました!
なお、使えばいいカイロは使わずに2個とも取ってあります。使ったら本当に終わっちゃいそうな気がするし、おれは再開を信じているから、再開の暁には盛大に使ってやろうと思うんです。それがたとえ真夏だとしても、ってね。
29年間ありがとぅ!下北沢のたこ焼き専門店「大阪屋」閉店レポ。4時間待ち、100人超えの大行列伝説を作る - 己【おれ】
実際、再開が夏真っ盛りな時期じゃなくて安心したんですけど、
「この人なんでカイロ2コも使いながらたこ焼き食べてんだろ?どんだけ冷え性なのかな??(プププ)」って多数のお客さん達に思われたことでしょうが、まあ一種の約束を果たしたって感じですかね。
カイロのおかげで最後までホッカホカでしたし!
ホッカホカと言えば、やっぱ常連客とのやり取りね。
あらかじめ復活を知って来店したお客さん、たまたま前を通りかかって「大阪屋」の3文字とおっちゃん&おばちゃんの姿を確認して突撃するように並ぶお客さんとか、もうみんながみんな笑顔なんですよね。
笑顔だし嬉しそうだし、楽しそうに会話を繰り広げる様は見ているこっちの心までホッカホカですよ。
つい並び直しておかわりしちゃったよ。
実は底のソースが多めだから表面はたらりと少なめ。
マヨネーズは全体に散らすようにかけてもらうことも可能。
沈黙は金、雄弁は銀。
見えないところにもこだわりが詰まったおいしいたこ焼き。
毎度のことながら完食です!(例によって汚いのでぼかし処理済み)
下北沢での楽しみが帰って来てくれて感激です!
あわせて読むと「大阪屋」が一層好きになるインタビュー記事。
再開発対象エリアにつき、この地では約3年の期間限定営業とのこと。
たこ焼き屋という安価な商売。何から何まで昔ながらを維持し続けることは難しいし、風情だとかは前店の方がそりゃ良かったって部分はあります。
ありますけどね、でもおれ、おっちゃん&おばちゃんがまた下北沢の地にたこ焼き作りに帰って来てくれただけですこぶる満足なんです。
旧店舗跡は粛々と工事が進められておりました。
移転してからも買い出しやら仕込み・片付け含む全作業を変わらず2人でこなしているみたいだし、鉄板で焼き続ければ続けるほどたこ焼きもどんどんおいしくなって行くんだろうけど、どうか無理せずマイペースも意識しながら末永く続けてくれればと思います。
「大阪屋」よ、永遠なれ!!
店舗情報
店名 | たこ焼専門店 大阪屋 |
---|---|
住所 | 東京都世田谷区北沢2-25-10 Studio B.uS Shimokitazawa内(地図) |
電話番号 | - |
営業時間(平日) | 14:00頃~20:00頃(売切れ次第終了) |
営業時間(土日祝) | 12:00頃~20:00頃(売切れ次第終了) |
定休日 | 火曜日 |
最寄駅 | 下北沢駅 |