つけ麺というより”蕎麦”の見た目に近い「自家製麺 伊藤 銀座店」のつけそば。
先月1月20日に彗星のごとくオープンした話題のラーメン屋「自家製麺 伊藤 銀座店」に早くも再訪、つけそばと卵かけご飯をいただいてきましたよっと。
開店してまもなく1ヶ月、随所に変化の見られる店内
テーブル席の配置が奥4名、手前2名×3卓といった具合に変更していたり、
カウンターも5席に増え、座り心地のいいスプリング椅子を導入し、
紙ナプキンも常備と、徐々にGINZAスタイルを確立しつつあります。
まだまだ試行錯誤の段階は続くものと考えられますが、こうして目に見える形での変化って何だかいいですよね。
伊藤のラーメンは濃い煮干しスープなだけに服に染みついたら落ちにくそうなので、気になる方は積極的に紙ナプキンを利用しましょう。
ポッキポキ中細麺と濃厚煮干しつけ汁の組み合わせ!「自家製麺 伊藤 銀座店」のつけそば700円
写真は+100円の大盛。麺の量は並1.5玉(210g)、大2玉(280g)と中華そば系メニューよりも気持ち多め。
伊藤のラーメンと言ったら具はシンプルに刻みネギのみとなりますが、
つけそばにはチャーシュー、海苔もついてくるので何だか具沢山な印象。
見るからにツヤツヤと分かる自家製麺の薬味はピリリと柚子胡椒。
麺単体でいただいても小麦の香りと味がしっかり感じられて美味ですし、
麺を持ち上げると1本1本がそれぞれの行きたい方向に向きを変える固茹で。ポキポキだけど歯切れもよく、でも生茹でとかじゃない楽しい食感。
伊藤の場合、食べ手の意識をこの固麺に向けさせることで濃厚煮干しな印象を程よく緩和、結果として麺とスープそれぞれのいいとこ取りができる仕組みなんじゃないかと、最近ふと思うようになりました。
どりゃ!っと濃厚ダレで勢いよく啜れば、気のせいか初夏を感じるいい塩梅。
真冬に食べても美味しいんだからエアコンきかせた夏に食べたらもっと美味しいんだろうな。赤羽店だと1日30食&夏季限定らしいですが、今のところ銀座店では数量制限だとかの縛りはない様子。
最後はもちろんスープ割りを頼んでとことん煮干しを満喫しよう。
「濃かったらおっしゃってください」の一言は毎回添えているっぽいので、この手の煮干しワールド未体験な方でも安心して召し上がれるかと。
一体感という意味では汁そばの方が上ですが、”つけそば”と謳うだけあって普通のつけ麺よりも”蕎麦”に近い仕上がりなのが特徴的。
ラーメンでもつけ麺でもパスタや蕎麦にうどんでもない、でも麺類が食べたいぞって時の候補に加えてみるのも面白いんじゃないでしょうか。
麺類に限らずごはんものも個性的だった!「自家製麺 伊藤 銀座店」の卵かけご飯(チャーシュー・ネギ入り)300円
刻んだチャーシューとネギが乗ったライスと醤油のかかった卵が登場。
これ、店によっては普通にネギチャーシュー丼で出してそうなレベル。
もちろんこのままでもラーメンのお供として充分成り立つワケですが、
どわーっと卵を投入し、
どわわわわーっとかき混ぜていただこうものなら、
もう言わずもがなまろやかですよ、ええ。
ご飯茶碗にスープをかけて食べるといい感じに馴染むかもしれませんし、
こんな風にスープご飯にしてみるのもアリかなーと。
「そそそ、そんなの邪道よ~」って嘆かれる方が少なからずいるかもしれませんが、そもそも伊藤のラインナップ自体が普通のラーメンとはおおよそかけ離れているため、気にせず皆さんが食べたいように食べればいいんじゃないですかね。
もっともっとスゴくなる、そう信じたい
ご覧のとおり完食じゃー。(でも汚いのでモザイク処理済み)
先月オープンしたばかりではあるものの、今後も味作りや接客面だとかどんどんブラッシュアップするでしょうし、”伊藤でメシ食った後は煮干し香るゲップをしながら腹ごなしに銀ブラ”なんてのが世間の定番になる、かまでは分かりませんが、これからも生温かく動向を見守りたいと思います。