- 2017/03/29:更新
- 2013/10/12:初公開
この手のオーソドックスな1杯を見るとワクワクしちゃいます。
日暮里駅を出て谷中銀座商店街に向かう途中に、いつから営業しているのか分からない、でも確実に古いと分かる中華料理屋「一力」はあります。
お店を知ったキッカケは「一条流がんこラーメン総本家」の店主にしてがんこラーメン創始者・一条安雪氏に教えていただいたからなんですが、いやはや一言で、ツボでした。
日暮里駅徒歩3分、古き良き街の中華料理屋さん
この外観を見ただけでもうたまらない。ゾクゾクします。
テントに店名と電話番号が書かれている時点ですでに懐かしさ全開だし、おまけに市内局番の先頭に3をつけて4桁になった1991年(平成3年)1月以前の3桁版なことから、少なくとも開店して20年以上経っていることが分かります。
カウンター5席、4名掛けテーブル2卓と、思ったよりも広い店内。
路線図や歌謡曲の一節が用いられた暖簾が時代を感じさせます。
安心の定番調味料にメニューと水。
2017年3月現在、メニューはラーメン&餃子のみ
かつてはチャーシューメンやらもやしソバやら今回ちょこっと紹介するチャーハンなどの定番中華メニューを取り揃えておりましたが、2016年春にご主人が他界されたことで、現在はラーメン&餃子2品の縮小提供。
調理する音を聞きつつのんびりと待ちます。
真ん中は故・池田満寿夫氏のサインかな?
昔ながらのビジュアル!「一力」のオーソドックスな東京ラーメン&焼き餃子
「おっさんホイホイ」ってタグをつけたくなります。
チャーシュー、メンマ、ほうれん草にナルト、ネギ。
気持ち程度のトッピングだけど、600円という値段に対して丼は比較的大きめで、熱々のスープがタップリ注がれており食べ応えは思ったよりあるかも。大盛は+100円。
スープの表面を覆うのは多めの鶏油とラードかな?
最初アッサリ系かと思いつつ、後から気持ちコッテリとした感じが押し寄せては、でもいわゆる豚骨とはまた違った感じだからギトギトし過ぎることもなくジュルリンジュルリンいただけちゃいますよと。
スープとの相性もバッチリな手打ち風の中細麺。
しばらくして登場した焼き餃子。
見るからに皮がモチモチって分かりますよね。
ラーメンとセットでパシャリ。
で、汁物と餃子を食べてたら無性に米が欲しくなり、ここはライスを頼んでラーメン餃子ライスにするかと思いきや、
追加でチャーハンを頼んじゃいました。
食い過ぎなのは承知のうえ、チャーハンにだってきっとスープはついてくる、いやでもラーメン頼んでるからつかないだろうと思いつつもついてきちゃった時のこの感じ…ラーメンとチャーハンでスープがダブってしまった。(常套句)
散りばめられたナルトになんか興奮。
レンゲですくってハフハフ頬張って、覚えた塩分なんかをズズズとスープで洗い流す。
この一体感は何物にも代え難いものがありますね。
完食!おれやったった!
わざわざ遠くから足を運ぶというよりは、近隣住民や界隈で働く方々にとっての憩いの場的なお店なんでしょうが、妙に再訪したくなる何かがありますね。
どうしたってラーメンや餃子以外のメニューが復活することは難しいんだろうけど、いつかまたお目にかかれる日が来れば良いなと淡い期待を抱きつつ、今後もフラリフラリ足を運んでみたいと思います。
店舗情報
店名 | 中華料理 一力 |
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住所 | 東京都台東区谷中7-18-13(地図) |
電話番号 | 03-3821-2344 |
営業時間 | 12:00~14:00頃 |
定休日 | 月曜日(臨時休業あり) |
最寄駅 | 日暮里駅 |
備考 | 営業時間・定休日ともに不安定のため、電話確認後の訪問をおすすめいたします。 |