己【おれ】

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絶品塩ラーメンと本格カレーライス!「インディアン 本店」の時間差セットメニューに対するこだわりが尋常じゃない件@東京・蒲田

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手をつけるのがもったいないくらいに澄み切ったインディアン本店の支那そば。

支那そばというと、例えば醤油味のスープに細めの麺、そんなオーソドックスなイメージを抱かれるかもしれませんが、今回紹介する蒲田のインディアン本店の場合は、実に溜息が出るくらいに澄み切った美しい塩味の魚介スープが売りで、しかもセットメニューのカレーは超本格的という、まさにコロンブスが新大陸を発見した際にインディアンから受けた数々のカルチャーショックに近い体験ができるかもしれません、というのは言い過ぎです。じゃあ言うなよ

東急池上線蓮沼駅徒歩1分、随所にこだわりが感じられる「インディアン 本店」

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何だか古武術の道場にも思えてきます。

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遠くからでも目立ちます。

蓮沼駅で降りて向うのがベストではありますが、各線蒲田駅や東急多摩川線矢口渡駅からも歩ける距離にあるので、穏やかな街並みを通り抜けつつ向かえば周辺建物との歴然の差を感じ取ることができるかも。

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1953年(昭和28年)創業と、実に60年の歴史を誇る老舗。

創業者の故・武田金蔵氏がフランス料理のコックとして15歳から長年腕を振るった銀座・資生堂パーラーを独立した後に開業したのがこのインディアンで、1985年(昭和60年)以降は東京會舘出身の永岡道明氏が2代目としてその味を受け継ぎ今日に至ります。

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「当店より美味しいカレーが…」のくだりに自信を感じさせるメニュー。

先頭に記載されている最高級カレーライスだと1,000円しますが、真ん中のサービスセットメニューの支那そばと半カレーだと+50円の1,050円と何だか消費税分を払っただけみたいなお得な感覚に浸れる&この店のおすすめメニューに相当するので、初めての方は迷わずこちらを注文しましょう。

カウンター3席、4名がけ、2名がけテーブル席が3卓、1卓の店内

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カウンターは常連さん専用席といった感じで、店主との会話も弾んでました。

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そこらのラーメン店ではまずお目にかかれないカスターセット。

割り箸ではなく屋久杉を使用したとされるエコ箸に、

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福神漬とらっきょう、

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レンゲではなくスプーンと紙ナプキンとお冷、

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ここだけ見るとカレーを待ってる人のテーブルみたいです。

魚介ベース、動物系食材不使用の澄み切った塩味スープ!「インディアン 本店」の支那そば

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あまりに澄んでて崩して食べるのがもったいなくなります。

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いわゆる支那そばのイメージからいい意味で逸脱しまくったビジュアルと風味。ある意味日本そばですよ。いわゆるひとつのジャパニーズオリジナルヌードル。

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チャーシュー、メンマ、ゆで卵に青菜、スープの味を壊さない素材本来の持ち味を活かした優しい味付け。

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表面に浮かぶのは玉ねぎの香味油。宗田鰹節にアサリやホタテ、各種野菜で出汁をとったスープは、日頃添加物まみれの食生活を送られているおれ方には薄いor物足りなく思えてしまうかも。

最近化学調味料不使用を謳ったラーメン屋が急増&メジャー化しつつありますが、インディアンは昔からそのポリシーを貫き通してきたお店の1つ。

食材そのものが持つ味わいを大切にし、しかるべき調理法で料理されることで放たれるその1杯は麺が伸びるか伸びないかの瀬戸際を見極めながら可能な限りゆっくり食べたいものですね。

支那そばが8割なくなった段階で提供される「インディアン 本店」の最高級カレーライス

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ラーメンとカレーのセットは定番の組み合わせと言えますが、この見た目と盛りつけのカレーはそうお目にかかれないでしょう。

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先ほど可能な限りゆっくり食べたいですよねーってエラそうに書きましたが、食べるのが早かったからか、お店が若干混雑してたからか、支那そばが5割程度残った段階での提供と相成りました。

よくラーメンとカレーの写真をセットで撮りたいがために最初に出された料理に手をつけることなくしばらく待つ経験をされた方がちらほらいるかもしれませんが、インディアンの場合は意図的にタイミングをずらしてのサーブとなりますので、知らないでカレーを待ち続けてもいつまで経っても出されない、場合によっては「早く食え」と怒られるかもしれないので注意が必要です。

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戦前に先代が考案したレシピをかたくなに守り続けるこだわりのカレーライス。

つまりメニューの「当店より美味しいカレーが…」って表記は先代が切り盛りされていた頃からの名残だそうで、誕生から半世紀以上が経過したそのシロモノは、一口含めば苦味に始まり香辛料特有のコクと香り、次いで玉ねぎと果物の甘みが段階的に押し寄せてくる超本格カレーなんですね。

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途中で薬味をお皿の隅っこに配置。

ここでもう1つポイントとされているのが、ラーメンを食べ切った後にカレーが出されないという点でして、カレーを少しでも堪能した後に再び支那そばを食べると、おやおや最初に覚えたあの味とはまた違った印象を舌に心に焼き付かせてくれますよと。

近頃ある程度食べ進めた段階で味変アイテムなる物を投入することで1杯で2度美味しい的なラーメンがちらほらあったりしますが、こちらの場合もまさにそれで、それを食べ手となる客が意識することなく満喫できる仕組みが時間差での提供にあるというワケですね。

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完食。(※汚いのでモザイク処理済み)

ラーメンとカレーを食べただけなのに妙に高揚した気持ちになり、あっ、単にカレーにスパイスが効いてて発汗作用があるからかもしれません、ホント作り手によって料理って様々な形に化けるもんだと実感した次第です。

そこまで頻繁に足を運ばないため、備忘として残しておきますが、再訪の際には半カレーではなく「支那そばとカレー(1,200円)」、もしくはチャーシューがウマウマだったので「焼豚そばと半カレー(1,250円)orカレー(1,400円)」をオーダーしてみたいと思います。

店舗情報

店名 インディアン 本店
住所 東京都大田区西蒲田6-26-3 SSビル1F(地図
電話番号 03-3738-1902
営業時間 11:00~18:00
定休日 日曜日
最寄駅 蓮沼駅、蒲田駅
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