異なる部位の自家製チャーシューがこれでもかと楽しめる赤羽「麺 高はし」のミックス肉麺。
一応の営業時間は定めているものの、売切れ次第終了。
平均3時間以内。土曜日&祝日だとさらに短縮営業ともはや早い者勝ち状態。そんな赤羽の人気店「麺 高はし」をご紹介。
JR赤羽駅・東京メトロ赤羽岩淵駅から徒歩5分くらい。売切れ次第終了、赤羽路地裏の人気ラーメン専門店「麺 高はし」
場所は、赤羽のランドマークこと「まるます家」のすぐ近く。
「まるます家」は漫画版「孤独のグルメ」でも取り上げられた朝9時からやっている老舗居酒屋。
近年のうなぎ高騰のあおりを受けてうな丼・うな重が1,500円・2,000円~と2倍の値段になってしまいましたが、お手頃価格で気軽に飲めちゃいます。(飲めない方は大量のおつまみをごはんのおかずとして立ち上げましょう)
そんな「まるます家」から赤羽一番街商店街を80mほど北に進んだ2つ目の角、このカプセルホテルを右折します。
「ホントにこんな路地にあるのかな?」って不安に思うかもしれませんが直進します。
ほらあった。
夜営業開始早々の17時半くらいに行ったのでこんな感じでしたが、自分が入店してからはひっきりなしにお客さんがやって来ました。
ある日の昼営業時の様子。
こう、いかにも人通りが多いところではなく、車が何とか通れそうな狭い路地道に行列ってただただスゴイなと。
男性店主1名で切り盛りしているため、店頭にはこの手の注意書きが。
小難しいことが書かれているワケでもなく、ごくごく当たり前のことが記載されているだけなのでご安心を。
あらかじめメニューを見て決めておくとスマート。(PCはクリックで拡大、スマートフォンはピンチアウトで拡大できます)
手抜きだとか材料費ケチるどころかむしろ贅沢に使用した手作りラーメン&つけ麺がそれぞれ600円でいただけちゃう喜び。
麺の量もデフォルト210gと一般的なラーメン屋さんの1.5倍相当だから、基本的には並盛りで充分でしょう。
L字型カウンター7席のみ。口頭注文&後会計制を採用。
お冷はポットから注ぐセルフサービスで、上段にボックスティッシュが設置されているので適宜活用します。
胡椒・辛味噌・唐辛子など、豊富な卓上調味料。
後述しますが、刻みタマネギと辛味噌がポイント。
“肉麺”の名に恥じない、ぶ厚いチャーシューてんこ盛りな赤羽「麺 高はし」のミックス肉麺+醤油玉子(味玉)で980円
肉麺とはよく言ったもので、肉が具だくさんの略して肉だくさん。
2000年の創業当時から継ぎ足して来たスープ!
骨が溶けるまでグツグツ煮込んだ、素材の旨味がこれでもかと凝縮されたこだわりのスープ!
濃厚なんだけどどこかアッサリ、それでいて丸みも帯びたスープ!
一朝一夕には完成しない、長年研鑽を積んで来たからこそ到達し得るデキ……
って、すでにお気づきかもしれませんが、なんでチャーシューのレビューをしないのかって、こればっかりはどれだけ言葉を並べてもキリがないと言いますか、実際にお店で確認してね!だなんていう、まあ百聞は一見にしかずってヤツですね、はい。
…すみません、「それならこんな記事書くなよ」ってツッコミが方々から入る気がしたのでやっぱりレビューしますが、
ミックス肉麺という商品名なだけに、豚肩ロースと豚バラ肉、2種類の肉厚チャーシューが合計8枚も入ってて、手前でのぺーと横たわっているのが肩ロース肉、奥や潜水艦がごとくスープに隠れているのがバラ肉。
前者が3枚で後者が5枚…って言っても肩ロース肉は横にもでかいから1枚がバラ肉チャーシュー2枚分くらいに相当するって考えますと……バラ肉チャーシュー11枚分!それなんてぶたダブル?状態じゃないですか!!
いずれのチャーシューもしっかりとした噛み応え。
ちょっとしたステーキをかっ喰らっている、そんな気分になったものね。
トロットロに柔らかいチャーシューも好物ですが、こういうタイプのを大胆にガヴリシャスするとね、それはそれで肉汁とはまた違ったカタチで豚肉ってウマイなーって思えるんですよね。
卓上の辛味噌をつけたり唐辛子を振りかけたりすると風味も倍増!チャーシューにまつわるメニューが豊富な点からも、いかに力をかけているかが伝わって来ます。
というかラーメン&つけ麺が600円の時点で「やすっ!」って感じですが、人によってはそれだけでお腹いっぱいになっちゃう量のチャーシューもたらふく食べられて900円以下ってお値打ちもいいところ。
薬味の刻みタマネギは使用量に応じて料金が発生。
スプーン4杯以上から10円・30円・80円かかる段階的課金で、こちらは食べたメニュー代とは別に出入口のカゴにお金を入れる投げ銭方式。
0円のスプーン3杯分入れるとこんな感じ。
老舗製麺所・浅草開化楼の中太麺との相性もバッチリ!
肉に負けじと210g入り。ツルッとした舌触りをしつつこちらもしっかり噛ませるタイプの固茹でだから、麺も肉もスープもぜーんぶ平らげれば「チャーシュー喰ったった」ではなく「おれ(あたい)ラーメン喰ったった!」って感慨にふけれること必至。
ラーメンに負けず劣らず評判のつけ麺!赤羽「麺 高はし」の肉入りつけそば900円
これからの暑い季節だとつけ麺の需要も高そうなのでご紹介。
力強くも、かと言って単にドロドロって印象に終始せず、「つけ麺一本で勝負したかった」というご主人(メニューや看板でつけそばが先頭に掲げられていることからもそのことが伺えます)なだけに、こちらのメニューも実にスキの見当たらない仕上がり。
前述のミックス肉麺よりもおとなしい表情。
ただそれは土台としてつけダレに麺が入ってないからで、さっとほじるだけで魅惑のチャーシューがどっさり…なんて頼もしい。
こちらもミックス肉麺同様、何とも肉麺ない憎めない存在で、ウヨウヨネトウヨと香ばしいチャーシューが浮き上がって参ります。
鶏ガラ・鶏足・豚足・煮干し・サバ節など。動物系&魚介系食材を贅沢に使用した温かいつけ汁と冷たい麺の妖艶な組み合わせ。
ラーメンと同じく並で210gと多めの中華麺でもスルスルズビビン吸い込めちゃいますし、過剰な甘味や酸味のないつけダレだから麺もしっかり味わいつつ、だからこそ各種調味料が活きる、カスタマイズのし甲斐がありますね。
言わずとも食べ終える直前を見計らって提供される割りスープ。
あますことなく完食!(若干汚いのでぼかし処理済み)
駅からのアクセス自体は良好なんですが、昼夜ともに営業時間がそこまで長くないこと、土曜日・祝日だと昼営業のみということもあり、そこまで頻繁には通えず、通えた暁には今回紹介した肉増しメニューをドカンといただいてしまうワケですが、普段使いできる常連さんだと600円のラーメンやつけ麺を気楽にいただいちゃったりするんでしょうね。羨ましい限りです。
店舗情報
店名 | 麺 高はし |
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住所 | 東京都北区赤羽1-38-10(地図) |
電話番号 | 03-3903-1575 |
営業時間(月~金) | 11:00~13:20、17:30~18:20(売切れ次第終了) |
営業時間(土曜日) | 10:45~13:00(売切れ次第終了) |
定休日 | 日曜日(土曜日と祝日は不定休) |
最寄駅 | 赤羽駅、赤羽岩淵駅 |