単にしいたけと呼ぶにはあまりにも大きい「佐倉きのこ園」のジャンボしいたけ。
全世界のしいたけファンはもちろん、普段しいたけをあまり口にしない、むしろ嫌いな方にも「とりあえずココのしいたけは食べてみて!」と口にしたくなったのが千葉県佐倉市にある「佐倉きのこ園」のジャンボしいたけ。
炭火で炙り、じんわりつゆが出てきたら食べ頃。
完全無農薬、生育期間を短縮できる成長促進剤なども不使用。それでいてハウス栽培ゆえに年がら年中狩りまくれる素晴らしき同スポット最大の魅力として、採れたて新鮮&瑞々しいジャンボしいたけを炭火バーベーキューでとことん楽しめちゃうことが挙げられます。
ジモコロの記事にはこだわりのしいたけに関するアレコレが詳しく書かれておりますので、己【おれ】では「佐倉きのこ園」を利用するにあたってのポイントだとかをまとめてみました。実際に足を運ぶ際の参考にしていただければこれ幸いです。
JR佐倉駅より車かバスで約10分。ジャンボしいたけ狩り&炭火バーベキューが楽しめる「佐倉きのこ園」
バスの場合は北口千葉グリーンバス2番乗り場から約10分の第2工業団地入口停留所で下車。車で向かう場合は佐倉ICで降ります。無料の駐車場は30台分。
まず売店でしいたけ狩りとバーベキューの受付を済ませます。
入園無料、最初にバーベキュー料金を支払います。
売店すぐそばのジャンボしいたけハウス。
受付を済ませ外で待つこと数分。係員によるしいたけ狩りの説明が始まり、その後にハウスへと移動します。
完全無農薬のハウス栽培。風雨を気にせず1年中プレイできるしいたけ狩り
見渡す限りの菌床、それすなわち見渡す限りのしいたけ。
そもそもこんなにたくさんの菌床を拝むこと自体が初めてだったワケですが、菌床とは、おがくずや米ぬかなどを練って固めたブロックにしいたけ菌を打ち込んだものだそうで、それがまあ見事なくらいにハウスの端から端まで広がっておりますと。
注水の関係で足元が濡れていることもあるので、歩きやすくて滑らない靴を履いておくと良いでしょう。
それにつけてもおやつはナントカじゃありませんが、
見事にお見事。
日本語変ですが、見事にお見事。
「キノコ王国ってどこにあるの?」と子供に尋ねられたらつい「ココ(佐倉きのこ園)だよ」って回答してしまうくらいに立派過ぎるしいたけが盛り沢山。これはクッパじゃなくても攻め入りたくなりますし、普段しいたけ自体をそこまでたくさん目にしないもんだから、心なしかこのしいたけハウスがボーナスステージにすら見えてきます。
しいたけ狩りでは貸し出しのカゴとハサミを使用。
先端がややカーブした特別仕様のハサミ。
狩るべき対象を見つけたら、
こうやって余すことなくパチンと切り取ります。
しいたけ狩りを始める前にも説明されますが、中途半端に根元を残しちゃうとそこから雑菌が繁殖して菌床そのものがダメになっちゃうそうなので、可能な限り根元からパチンと切り取る必要があります。少々コツは要りますが慣れるとカンタンです。
ジャンボしいたけは4~5個で100gくらいの重量。
バーベキューで平らげる分、持ち帰り分も含めて狩りまくり。
ちなみにハウスはジャンボタイプと通常タイプの栽培とに分かれていて、通常タイプでも市販のしいたけよりもひと回りは大きそうなブツを刈り取ることができますよ。
もはや神々しさすら漂う見た目。
採ったしいたけを売店にて精算。税別で100g220円。
このタイミングでバーベキュー用の食材やら何やらもまとめて買うことができます。
しいたけ以外にも地元農家産の野菜も購入可能。
しいたけに特化した菜園だから椎茸羊羹なるツワモノにもめぐり逢えますが、
園内に缶とポットが設置されていて、無料でグビグビ試し飲み。
めちゃくちゃザックリ言うと、要するに粉末昆布茶のしいたけ版。
1缶につきミニカップ100杯分作れ、料理のダシにも使えるスグレモノ。実際に飲んでおいしかったので何となく2缶お持ち帰り。
手ぶらでOK!極上の採れたてジャンボしいたけを存分に満喫できる「佐倉きのこ園」の炭火バーベキュー
屋根付きガーデンだからしいたけ狩りと同様にバーベキューも天候気にせず楽しめます。
食器やまな板・包丁などの調理道具に調味料(塩・胡椒・醤油・焼肉のタレ)も用意されているので手ぶらでOK!
基本料金として、3時間のガーデン使用料が大人1名600円(子供は半額の300円)、コンロ1台(6~7名分)1,200円、1卓につき席料500円かかりますが、例えば大人4名がコンロ1台とテーブル1卓利用する場合だと1名あたりのバーベキュー基本料金は1,025円とお手頃。(詳しくはこちら)
パチパチと火を起こして、
そろそろと網の上に乗せます。
途中でしいたけの軸は取った方が良い派と取らなくても良い派に分かれましたが、とにかく焼きまくります。
普通のしいたけなら、それだけを焼くと「野菜とお肉も一緒に焼いて彩りを!」とかってクレームをつけられるんでしょうが、
こう、ね。それだけで主役を張れそうな、たくましく実ったジャンボしいたけの場合だとワケが違います。
ジュワッと天然のおつゆがにじみ出たら食べ頃。シンプルに塩を振っていただきます。
グジュグジュって食感をイメージしがちなしいたけですが、目の前で焼かれるジャンボサイズのそれはプリプリ。「プリンセス プリンセスが青春でした!」と豪語する層にだってこのプリプリはきっと響くに違いない、ふっくらとしつつも軽やかであり豊かな味わい。
農薬や成長促進剤を使わず地下50mから汲み出した天然水だけで育てられるジャンボしいたけ。
厳選した菌床と良質な地下水のみが原料のしいたけだから、それを火にかけるってことは、いわば天然水を白湯にして飲むようなもの。美味しくないワケがないし、水に対してジューシーって表現するのもどうかと思うんですが、とにもかくにもジューシーなんですよ。
しいたけソーセージだなんて変わり種やら、
バター醤油で味付けしたホイル焼きやら、
けものフレンズを通り越してけだものフレンズと呼称しても何ら遜色無さそうなくらいに豪快に焼きまくる面々。
数撃ちゃコワくないとばかりにジャンボしいたけを囲んで焼きまくり。そしてチョリソーは辛い。
がしかし、圧倒的存在感であり美味なジャンボしいたけ。
上質ゆえに片面焼きで充分だそうですが、香ばしい傘部分を思い出に残しておきたくってくるりと返して記念撮影。
すぐそばではけものフレンズが元気にはしゃぎ回りますが、
我らけだものフレンズはしいたけ→肉→しいたけ…とほぼ無限ループで焼きまくり&食いまくり!
そして時間いっぱい使い切ってゲームセット。
改めて振り返ってもやっぱりスゴイ。
大きいしいたけが無くなり次第その日の狩りは終了してしまうので、ゼッタイにジャンボしいたけをゲットしたい場合は開園早々足を運ぶのが吉。
おれの場合はとある祝日の10:00頃の訪問でしたが、それでも残り50パーセント程だったので、ゴールデンウィークなどの大型連休の場合はもっと早めに到着しておいた方がベターですかね。(朝8:00の開園に合わせて並ぶお客さんもいるとのこと)
キノコ界のエース!「佐倉きのこ園」のジャンボしいたけ。
もうね、人生で最も多くのしいたけを摂取した日と言っても過言じゃないくらいにかっ喰らいまくったワケですが、東京から電車で約1時間の場所で採れたてのしいたけ、それもジャンボサイズの肉厚しいたけがたらふく食べられる幸せ。代替できない喜びに満ちた体験ができるんじゃないでしょうか。
施設情報
施設名 | 佐倉きのこ園 |
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住所 | 千葉県佐倉市太田2395(地図) |
電話番号 | 043-486-3987 |
営業時間 | 08:00~16:00 |
定休日 | 月曜日 |
最寄駅 | 佐倉駅 |
備考 | しいたけ狩りは大きいキノコが無くなり次第終了するため、早めの入園をおすすめいたします。 |