コクとキレを兼ね備えた大阪「宗家一条流がんこラーメン十八代目」の塩ラーメン。
当ブログの人気記事「悪魔ラーメン」など個性的な1杯を追求するがんこ系一門の1店にして、2005年5月開業の「宗家一条流がんこラーメン十八代目」に行って参りました。
齢70歳間近の創業者が今なお自由奔放に腕を振るいまくっている東京・四谷三丁目「一条流がんこラーメン総本家」に比べて足を運びにくいこともあり、現時点で1回切りの訪問となっておりますが、それでも往年のがんこイズムをしかと感じ取れる1杯だったと思います。
- 笑いの殿堂「なんばグランド花月」から徒歩30秒!すでに佇まいから“がんこ”な雰囲気全開の「宗家一条流がんこラーメン十八代目」
- 5段階から選べる塩加減。大阪「宗家一条流がんこラーメン十八代目」のねぎ油塩ラーメン700円
- 店舗情報
笑いの殿堂「なんばグランド花月」から徒歩30秒!すでに佇まいから“がんこ”な雰囲気全開の「宗家一条流がんこラーメン十八代目」
休日ともなると雨の日でもNGK前は多くの人々が行き交います。
そんなNGKを通りすぎてすぐの場所。
天かすたっぷりのザクザクたこ焼き専門店と衣料品店との狭すぎる隙間に、黒の外装、看板代わりにぶらーり吊るされる牛骨、シンプルに“塩ラーメン”の5文字。
ツッコミ要素満載なのは大阪だからじゃなく、店頭に骨がぶら下がっていれば営業中のサインというがんこスタイルを忠実に踏襲しており、関西でその光景を目の当たりにできてちょっと感動しました。
となりの「たこやきくん」が“大阪で1番おいしい”と謳っていることが観光客中心の客層と判断できる点とかも「がんこラーメン」のどこか排他的な印象を強めている風にも感じ取れますし、どっちに足を運ぶかで地元民か否かを区別するリトマス試験紙のような役割を果たしている気がしなくもありません。
びっしりサインの両壁の奥に見える8席のカウンター。
どなたが訪れたかは公式ブログで不定期に紹介されているので興味のある方は合わせて参考にするといいかもです。
飲料水用の紙コップも、この店だと単に積み重ねただけなのに無骨さが漂って見える不思議。
5段階から選べる塩加減。大阪「宗家一条流がんこラーメン十八代目」のねぎ油塩ラーメン700円
トッピングは、薄くスライスされたホロホロに崩れるチャーシュー2枚、メンマに刻みネギ。
スープ表面のテカテカはねぎ油によるものですが、もう1種類の香味油としてエビ油も用意。食券制なので入って左手の券売機で好みのメニューを選択します。
5段階の真ん中、塩加減が標準とされるスープをレンゲでズビビビ。
それでも普通のラーメンよりも塩辛く、標準を30とすると、超強め(50)、強め(40)、弱め(20)、超弱め(10)の5つから選べ、食券を手渡す歳に数値などで好みを伝えます。
他の「がんこラーメン」にはない十八代目独自のレートだそうですが、数値はタレの量を意味しているのかな。初めての場合は標準の30を推奨とのことですが、しょっぱいのが苦手な方は10ないし20にしておくのが無難かもしれません。
しょっぱウマなスープに固茹での中細麺が非常に合いまズビビン!
様々なカスタマイズを可能とするラーメン店が増殖している昨今、「何があっても固さ指定だけは受け付けんぞ」なかたくなスタイルはかえって新鮮に映りますし、実際のところこのスープにはこの麺がピッタリという説得力も帯びた仕上がり。
この日限定であった、大葉とバターの風味が効いた鯛飯もよかった。
スープの塩分濃度が高い分、チャーシューやごはんが甘く感じられる仕様。とろける柔らかさのチャーシューはそのままでも麺やごはんに巻きつけて食べるのもナイスですね。
キレイに平らげたので今回はモザイク処理なし!
定番とされるねぎ油塩味をいただきましたが、大阪に住んでいたらその日限りの限定ラーメンなんかも求めて足繁く通っちゃう気が確実にする、そんな片鱗を感じさせるおいしい1杯でした。
店舗情報
店名 | 宗家一条流がんこラーメン十八代目 |
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住所 | 大阪府大阪市中央区難波千日前10-13(地図) |
電話番号 | 非公開 |
営業時間 | 11:30~16:00、17:00~20:30(※売切れ次第終了) |
定休日 | 不定休(※営業時間含め詳細は公式ブログ参照) |
最寄駅 | 難波駅、なんば駅、日本橋駅 |
リンク | 宗家一条流がんこラーメン十八代目@大阪・難波千日前 |