本日お届けした「みかどパン店」なんかをはじめ、谷根千に対して多くの方々が抱くイメージって例えば“落ち着いた古き良き街並みが広がるエリア”とか、まあそんな感じじゃないかと思うんです。
…思うんですけど、クリスマス時期限定で拝める根津のイルミネーションを前にするとね、そのイメージも払拭されるかもしれません。
基本的にノンストップ。休まず点滅し続ける根津の高速クリスマスイルミネーション
初めてお目にかかったいつかのメリークリスマス。根津駅出たら飛び込んできたあまりの高速っぷりに「うおお!」ってなりました。
フィーバーって言葉がふさわしいスターの明滅。
根津駅前から千駄木二丁目交差点までの道のり(約500m)に飾られるイロトリドリ ノ セカイ。
反復横跳びしているように見えなくもないジングルベル。
街灯下に“文豪の街”とありますが、もし彼らが生きてこの様子を目にしようものなら、豊富な語彙力そっちのけで「ちょwwwおまwwww」とかって脊髄反射的ツッコミを繰り出していることでしょう。
制限速度40kmの標識そばでビカビカビカチュウし続ける電飾。
速度換算したらオーバーしているんじゃないだろうか。
日中だと落ち着いた雰囲気の「不忍通りふれあい館」も、
夜を迎えると一層フレンドリーになって快感すら覚える会館に。
今にも飛んでっちゃいそうな羽みたいな手のサンタクロース。
これが前述のイメージに沿う形のイルミネーションなら、それこそきらびやかでありつつもちょっとさり気ない感じの仕様に落ち着くとは思うんだけど、それだといかにも過ぎてつまらない。
やっぱり初めて見た時の衝撃が忘れられなくって、毎年この季節になると「そろそろ根津の洗礼を受けに行くかイルミを見に行くか」と電車乗り継ぎぶらり途中下車するくらいにマイブームなんですが、今後も末永くこのテンションを維持し続けて欲しいですね。
初々しいカップルや穏やかな光が好みの方々にはまずウケないでしょうが、こういうのを見て「だから根津って好きなんだよね」って言い合える人間関係を私は築いて行きたいと思います。