己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

最高にウマイ「首里そば」の沖縄そば!煮付け、じゅうしい、ぜんざいフルコンボで今回も大いに食べ過ぎた

  • 2016/08/25:更新
  • 2015/04/13:初公開

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思い出してもまた食べたい、沖縄県那覇市「首里そば」の沖縄そば。

先日の沖縄旅行でたらふく沖縄そばを平らげてまだ全店紹介し切れていないワケですが、純粋に味のみの評価で頭ひとつ抜けた存在だったのが、首里城近くに店を構えて20年以上、1994年(平成6年)創業の「首里そば」。

1993年に閉店した伝説的沖縄そば専門店「さくら屋」のDNAを色濃く受け継いだその1杯は「沖縄そばって飲んだ後の〆に食べるのがちょうどいい」って固定観念を根底から覆すほどの、それはそれは大きなインパクトがありましたとさ。

売切れ次第終了!1日の営業時間がわずか2時間半以下の沖縄そば専門店

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開店時刻より40分以上早い10:00台後半に着いたらさすがに1番乗りでした。

到着時は準備中ということもあり店頭に暖簾はなし。おかげで本当に営業するのか正直不安になりましたが、

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オープンが近づくにつれてどこからともなく現れては並ぶお客さん達。

開店20分前で優に20名を上回る行列が形成されていたので、営業開始時には30名、いや、それ以上の人数に及んでいたことでしょう。

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店先6台分(無料)の駐車場と裏手の有料パーキングは終始満車。

車の状況をいちいち考えていたら落ち着いて食事を楽しむこともままならないでしょうし、ゆいレール「首里駅」から徒歩4分ほどなので可能であれば電車かタクシーでのアクセスをおすすめします。

支店について

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支店が県庁地下1階にあり、場所柄比較的混雑しないので、並ばず気軽に食べたい時とかに重宝するかもしれません。(お役所内なだけに土日祝日休みではありますが)

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完全な支店というより、役所の食堂で首里そばを提供している感じです。サイドメニューはなく大もしくは中サイズのそばのみ選択可能。

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【参考】首里そば大。

支店情報
店名 首里そば 県庁店(すいすい)
住所 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 沖縄県庁 ファンファーレB1F(地図
電話番号 098-861-0889
営業時間 11:30~14:00
定休日 土曜日・日曜日・祝日
最寄駅 県庁前駅

カウンター4席、テーブル席(4名掛け2卓+8名掛け1卓)、座敷(4名掛け)の計24席誇るも、営業中は途切れることのない行列

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短い営業時間でもそれだけ訪れればスゴイ数のお客さんになりそう。

広々とした店内を女性スタッフ数名で回しており、中でも店主奥様と思しき方のテキパキっぷりはかなりのもので、直感的に元ドイツ代表ゴールキーパーのオリバー・カーンを彷彿とさせる、そんな頼もしさすら漂ってましたね。

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うめーし(沖縄の方言で箸)、七味唐辛子、爪楊枝、コーレーグスもそつなく配置。氷ぜんざい250円は欠かさず注文しておきたいところ。

那覇市「首里そば」のメニュー一覧

商品名 価格
首里そば(大) 600円
首里そば(中) 500円
首里そば(小)(子供向け) 400円
煮付け 450円
おにぎり 100円
煮付けとおにぎり 500円
氷ぜんざい 250円
じゅうしい(沖縄風炊き込みご飯) 200円

おにぎりは無添加味噌を使用した手作りアンダンス(油味噌)だそうで。

煮付けとおにぎりにするかで迷いましたが、旅行最終日の訪問だったこともあり、しばらくは口にできまいと煮付け&じゅうしいの組み合わせをチョイス。

メニューに大と小が設けられている場合は、小サイズでも一般的なラーメン店の並盛り相当はある沖縄そばですが、「首里そば」は大中小の3段階制、それならイケちゃうだろうと中サイズ、さらに氷ぜんざいを食後にオーダーするという、ある意味盤石の布陣で臨むことに。

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ギャラリー内のお店なだけに小物使いがそれっぽかったです。

この味求めてやって来た!沖縄「首里そば」のそば(中)・煮付け・じゅうしいセット

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滞在最終日に、なんだか凄いことになっちゃったぞー。

麺、出汁、具、すべてに確かなこだわりが感じられるスッキリ塩味ベースの沖縄そば

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三枚肉、赤肉(ロース)、白かまぼこに刻みネギ。さらに「首里そば」ならではにしてそばの味を引き立てる針生姜。

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沖縄県産の上質な豚肉を泡盛メインに煮込んで仕上げることで完成。

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注文の度に刻んで添える針生姜。

沖縄そば=紅生姜なイメージをお持ちの方も多いとは思いますが、紅生姜ってモノにもよるけど基本的にスープと混ざると赤く染まってそれだけの味になっちゃうところ、針生姜だとその心配はなし。ないどころかキリッとした爽快感をプラスしてくれます。

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つゆも美味い、トッピングもうまいとなると当然麺だって旨い。

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「さくら屋」のそば打ち技術を唯一伝承したとされる強靭なコシの自家製麺。

丼ぶりに収まっていた形状を維持しようする歯応えバッチリなゴワゴワ平打ち麺は、豚肉、カツオ節、シママース(沖縄の塩)でとったスープの魅力をしっかり受け止め、食べ手に自然と笑みをもたらすことでしょう。

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小麦粉、かん水を使用し、早朝4:00から実に7時間かけて仕込むんだそう。

てんtoてん」と「きしもと食堂」の伝統的製法に基づいた麺もいいけれど、かん水と手間ひまかけまくって産み落とされる「首里そば」の手打ち麺も当然捨てがたく、不揃い部分すら楽しいズビビンプレシャスタイムを満喫。

豚肉、大根、インゲン、昆布、島豆腐の自家製厚揚げ。そのままでもじゅうしいやおにぎりのお供にもピッタリな煮付け

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そばの付け合わせも考慮すると具だくさんと実感できます。

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大きめにカットされているから物足りなさを覚えることはまずないでしょう。

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じゅうしいとセットにすると定食と銘打っても通用しそうなビジュアルに。

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じゅうしいもお店や地域によって様々な味付けが存在しますが、

「首里そば」のそれは見た目が物語っているように、自己主張控えめ&淡白で優しい味わいは、そばや煮付けの風味を邪魔するどころか相乗効果を発揮してくれそうな、まさに名脇役としての立ち位置をしっかり理解しているかのようです。

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打ち消し合わないのをいいことに煮付け丼にしてみるのもきっと可。

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時間が経ってもそう簡単に伸びたりしないからマイペースに麺だ米だ煮付けだと食べ進められるのもナイス。

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バクバクの実の能力者・ワポルも戦々恐々すること請け合いな勢いをキープしつつ、沖縄そば・煮付け・じゅうしいの3点セット、ご覧のとおり完食です!

今回口にした数々の沖縄そばの中では断トツの美味しさ、食べながら巻き戻してまた最初から食べたいとしみじみ思う1杯でした。

じっくりコトコト煮込んだ濃厚金時豆餡と軽やかな口溶けのコラボが〆にピッタリな氷ぜんざい

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どーんて、このまんまじゃ何がぜんざいか分からないかもですが、

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きめ細かい氷をシャクシャクして参りますと、

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椀底から意外にたっぷりな金時豆餡がひょっこり顔を覗かせます。

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このように都度都度スプーンで氷と絡めてもいいですし、

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フラッペを混ぜ合わせるようにこねくり回して召し上がるのもいいですね。

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にょろりと顔を出す手作り白玉でシャクシャクモチモチな舌触りを演出。

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同じくこちらも完食でっす!(汚いのでモザイク処理済み)

世界遺産の首里城近くとアクセスこそ良好ではあるものの、限られた営業時間&日曜日休みなのは県外客にとって割とハードルが高そうな気はするので、足を運ぶ際には早め早めの行動を心がけたいところです。

店舗情報

店名 首里そば
住所 沖縄県那覇市首里赤田町1-7 コンサートギャラリーしろま1F(地図
電話番号 098-884-0556
営業時間 11:30~14:00頃(売切れ次第終了)
定休日 日曜日
最寄駅 首里駅