- 2016/12/06:更新
- 2014/04/14:初公開
創業30年超の老舗、下北沢「一龍」の中華そば。
東京で昔ながらのラーメンと聞くとついついあっさり澄んだ醤油スープな1杯を思い浮かべてしまうかもしれませんが、音楽とファッションの街・下北沢の場合は少々趣きが異なります。
今回は四半世紀以上に渡って老若男女のお腹を満たし続けているシモキタの老舗ラーメン専門店「一龍」の中華そばをご紹介。
- 個性的な街並みの中で妙に懐かしさを覚える外観
- どこか懐かしくて渋い、赤のL字型カウンター14席の店内
- 黄金色に輝く豚骨醤油スープと中太縮れ麺の組み合わせ!下北沢「一龍」の中華そば
- 計10枚の薄切りチャーシューでフタをしちゃう「一龍」のチャーシューめんに追加にんにく
- 店舗情報
個性的な街並みの中で妙に懐かしさを覚える外観
“味自慢”の暖簾に“らーめん”ののぼりに“中華そば”の赤ちょうちん。
表情がとってもおいしそう。
タレントの小池栄子さんがテレビで子供の頃から通っている“思い出の味”と語っていたこともあり、さり気なく小池さんの写真だとかが店頭に飾られております。
日々オシャレに一家言ありそうな若者達で賑わう下北沢の通り。
普通なら考えられないようなところに衣類がディスプレイされてて面白い。
というか「一龍」の入っているビル自体が奇抜過ぎて面白い。
きっとデスノートの死神リュークも「シモキタって面白!」と感想を抱くかもしれませんし、「なぜにこんな場所にこのような店が?」ってある種のギャップ、日常における非日常だとかが人々を魅了してやまないのかもしれません。
どこか懐かしくて渋い、赤のL字型カウンター14席の店内
この日は創業者のオヤジさんと奥様による二人三脚の接客でした。
写真は2016年12月時点のメニュー。英語も取り入れバイリンガル対応済み。(PC版のみクリックで拡大)
にんにくそばなるメニューが用意されているのはポイント高し!
豚骨とニンニクが相性抜群なのは言わずもがな、「一龍」では大量の生ニンニクスライスがこれでもかと入った何とも刺激的な1杯で、意外と女性客の注文も多いとのこと。ヤダ、そんなコらと友達になってすっごくニンニク談義に花を咲かせたい。
チャーシューめんの写真も結構迫力ありますし、常連さんがもやしにんにくそばなる裏メニューを頼んでいたりと、噛めば噛むほど味の出るスルメのように通い続けると何かと恩恵だとかがありそうな印象。
普通の椅子よりも座り心地良好なチェアタイプの椅子。
ティッシュと灰皿はセルフサービスで。
定番の卓上調味料のすぐそばに常備されているつぼづけ。
塩漬けした干し大根を調味醤油で味付けした南九州の伝統的な漬け物だそうで。
タダなのを良いことに、ここぞとばかりにポリポーリポリポリポーリとウザいくらいにポリポリしてやろうかと思いましたが、そんな浅はかな考えを上回るように着席3分くらいのハイスピード提供でした。
黄金色に輝く豚骨醤油スープと中太縮れ麺の組み合わせ!下北沢「一龍」の中華そば
金鳳凰の丼とほぼ遜色のない金色っぷり。
豚モモ肉のチャーシュー4枚にメンマ、もやし、刻みネギ、紅生姜。何ともまあ具沢山。
700円でこのトッピングなら満足以外の何物でもないでしょう。
ちなみに豚骨ラーメンに近い見た目と壺漬けから九州発祥の味かと思いきや、実際は福井県敦賀市のご当地店「中華そば 一力」の流れを汲むというから、改めてラーメンの多様性に興味は尽きないなぁと実感した次第。
そんな「一龍」の鶏油で輝く豚骨ベースの醤油スープをズビビビビ。
鶏の旨味も充分感じられ、それでいて醤油っ気もバッチリ効いた後引く味わい。
「鶯谷・長山の鶏豚骨ラーメン」とタイプは異なるけれど、ギトギトでクド過ぎない&コクだとかはしっかり残しつつ……食事はもちろん飲んだ後にふと恋しくなっちゃう気がします。そして問答無用に紅生姜が合いますなー。
そんでもって中太縮れ麺をズビビンズビビンこりゃたまらん。
「大盛りのほうがよかったか?」って気持ちが頭をよぎりつつも、
それ以上に「この手のスープにはライスが絶対ハマるし、残ったスープにライスをぶち込んで雑炊風に平らげたい!でもメニューにライスがないのは酷だ、残酷です」だなんて「孤独のグルメ」ばりの感情もズルズル胃袋へと流し込みつつの、
ご覧のとおり完食でございやす!
計10枚の薄切りチャーシューでフタをしちゃう「一龍」のチャーシューめんに追加にんにく
先にちらりと言及したもやしにんにくそばの要領で、各メニュー同士の掛け合わせが可能。
ということで、こちらのチャーシューにんにくそばは1,050円也。
肉の増量に合わせて鶏油も増したのか、テッカテカにパワーアップした黄金汁をズビビビビ。
このスープににんにくの組み合わせったらたまったもんじゃないね!
果たして皆さんがどんなシチュエーションで「一龍」のラーメンをいただくかまではさすがに分かりませんが、可能な限りにんにくオプション(+100円)した方が良いと断言しておきます。
チャーシューをどけると通常トッピングのお出まし。
もやしと麺と刻みにんにくをチャーシューでくるんでお口にポイ!
思わず「ウフフフフ」ってジャンケンした後のサザエさんみたいな気持ちの悪い笑みを浮かべちゃいましたもんね。
ギョーザもこれまたぷっくり太った食欲を刺激するタイプで、定番人気なのも頷ける仕上がり。
ぷっくり、そして香ばしい焼き目。
で、ますますライス求めて発狂しそうになったのは言うまでもありませんが、まあライスがないからこそクセになるし定期的に足を運びたくなるのかもしれませんね。
中華そば専門店 一龍@下北沢にて、中華そば700円。
— しらす・斉藤光輝 (@srsms) 2016年12月4日
ラヲタへの質問あるあるで、「一番好きな店は⁇」ってのがあるけど、その日の気分によって違うし、大概は相手の好みや住んでる場所を聞き出して答えることが多く、でもそういうのを気にしないで答えるなら、やっぱりここなんだろうなぁ〜。 pic.twitter.com/NpJOUNWzsb
ラーメン評論家・斉藤光輝氏のツイートに納得のいいね!
店舗情報
店名 | 中華そば専門店 一龍 |
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住所 | 東京都世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル1F(地図) |
電話番号 | 03-3466-1671 |
営業時間 | 11:30~22:00 |
定休日 | - |
最寄駅 | 下北沢駅 |