たまに無性に食べたくなるラーメンシリーズ・かづ屋の支那ソバ。
まだ東京のラーメン=チャーシュー、ナルトにメンマ、ネギ、中太麺に醤油味のスープが主流だった頃、その見た目や盛りつけ、器のチョイスにセンスを感じさせたのが浜田山の有名ラーメン店「たんたん亭」だったように思います。
そんな同店で店長をやられていた方が1989年に独立&オープンしたのが今回紹介する目黒の「支那ソバ かづ屋」。
創業20年以上とラーメン業界では古参に位置づけられるかづ屋のラーメンも、同じ目黒の「らーめん田丸」とはまた違った意味で、時たま無性に食いたいなるのでした。
各線目黒駅から徒歩10分くらい、山手通沿いに構える「支那ソバ かづ屋」
昨年2月に同じ下目黒三丁目の住所から現在の場所に移転。
この日は天候が悪く、暖簾やら何やらがびゅんびゅん風に吹かれてました。
正式名称は東京都道317号環状六号線の山手通り。
駅から歩くとそれなりの距離だけど、専用の駐車場もあるらしいし、場所柄車での来店が結構多いのかもしれません。
テーブル3卓・カウンター計25席の落ち着いた雰囲気の店内
うろ覚えだけど、移転を繰り返す度に規模が大きくなっているような気が。
公式サイトによると、子供用の椅子も用意しており家族揃っての来店も推奨。
中華な趣きのカスターセット。
メニュー。随分とご飯物だとかのサイドメニューが充実した印象。
つけソバもいいけど、あえて7・8月限定と謳った冷やしソバが気になった。
来年の夏に足を運んでみようかな。
おすすめサイドメニュー。
時間的に余裕があれば餃子や皿ワンタンをつまみに1杯引っかけたかったけど、平日の昼ということもあり断念無念。
ランチタイムサービス。土日祝日もやっているのかな?
久しぶりの来店ということで、今回はこちらのセットメニューを注文。
かづ屋と言ったらオーブンで焼き上げる香ばしい本格チャーシューが売りだし、そのチャーシューを提供直前に炙ってくれるってじゅるり…そんな思いが頭を駆け巡り、ここは迷わずCのあぶりチャーシュー丼をチョイス。
鶏・豚などの動物系と煮干し、昆布、サバ節などの和風ダシを合わせたダブルスープが自慢の支那ソバ680円
チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔とシンプルかつ王道セレクト。
この丼の縁含めたビジュアルで、分かる人にはたんたん亭系と分かります。
叉焼と書いてチャーシュー。まさに焼き豚とはこのこと。
近頃はすっかり煮豚でもチャーシューと呼ばれてしまってますが、豚肉を専用ダレに漬け込み、ハチミツを塗りながら香ばしく焼き上げたこういったヤツが本来のチャーシューです…って、たぶんおれ、近頃の若いもんはと需要のない説教を垂れ流してるオヤジと大差ないんだろうね。
飲むごとにじわじわと旨味が広がるスープ。
昔はもっと細かったと思う縮れ中太麺、ってピンぼけた。
セットのあぶりチャーシュー丼とキャベツの浅漬け。
そもそもじっくり焼いたできたチャーシューをさらに炙るって、どんだけ香ばしいんだおまなワケですよ。
ちょこんと乗せられた和えネギ、サラダ感覚のキャベツの浅漬け効果で肉々しさも程よく中和してくれるし、何より肉自体が噛み応えや風味が楽しいから飽きることなくじっくりと堪能できます。
並べて撮ると結構ボリューミー。
食べ進めるごとに奥深さも感じられ、って湯気で曇った。
ちょっと味を変えたいなって時は卓上の揚げネギをプラスすると良いです。
チャーシューと同じくらい名物とされている、ジューシーな肉餡がぎっしり詰まったワンタンメンも食べてみたいとか、次来た時はこれを食べようとか、つい先のことを考えたりしちゃう目黒のかづ屋。
今となっては珍しい通し営業なのも嬉しいし、おとなり五反田にも支店があるそうなので、この記事読んでお腹が空いたら是非足を運んでみてください。
店舗情報
店名 | 支那ソバ かづ屋 |
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住所 | 東京都目黒区下目黒3-2-4(地図) |
電話番号 | 03-6420-0668 |
営業時間(平日) | 11:00~翌3:00(売切れ次第終了) |
営業時間(日・祭日) | 11:00~24:00(売切れ次第終了) |
定休日 | - |
最寄駅 | 目黒駅、不動前駅、中目黒駅 |