これぞ昔ながら!何とも食欲をそそる「カヤシマ」の真っ赤なナポリタン。
2012年1月の放送開始から現在好評オンエア中のSeason3まで、実に多くの視聴者から夜食テロ扱いされている実写版孤独のグルメ。
昨夜放送回でも多くの胃袋を刺激しまくったと思いますが、そんな同作品のSeason1第7話「武蔵野市 吉祥寺 喫茶店のナポリタン」の舞台となった吉祥寺「カヤシマ」で、あのナポリタンとハンバーグセットを満喫して参りましたので、今更Season1かよではございますがいっちょレポートしたいと思います。
0.目次&関連記事
1.吉祥寺駅徒歩5分!18時までのランチタイムが嬉しい「カヤシマ」
いわゆる純喫茶とは一線も二線も画しまくった外観。
日替り含め25種類ものランチメニューを18時まで提供。
駅から徒歩5分の吉祥寺通り沿いとアクセスは良好そのものですが、そんな好立地にかまけることなく出前もやっているそうで、近辺で働く方々や住民の皆さんにとってオアシス的存在なんじゃないでしょうか。
「ふらっとQUSUMI」で「&」と「と」を使うのが面白いと指摘された看板。
2.50席もある想像以上に広々とした空間でゆったりくつろげます
ドラマで観た時はそこまで広く感じなかったものの、
奥の方まで広がる全席ソファ。
時代を感じさせるピンクの電話は今でも現役バリバリなご様子で、実際食事中にリンリン鳴ってるのを目撃しました。
店内の至る所に貼られたポスターやチラシの数々に、
壁にはオーナー自ら厳選したこだわりの焼酎や日本酒等のメニューがズラリと。
単なる喫茶店とは比較にならないほどの充実っぷりで、さすが「お酒と食事の店」を自称するだけのことはあるし、昼酒もOKだからランチを食べた後に一杯ひっかけるもよしガンガン飲んだくれるもよしと、何とも懐が深いステキ仕様。
豊富なランチメニューの中からワクワクセットを選択。
ドラマで主人公・井之頭五郎(以下、五郎さん)が注文したのと同じナポリタンとハンバーグのセットをチョイス。
価格そのままでパスタの量をちょい盛り、大盛りにできるとのことだったので、大は小を兼ねるじゃありませんが、声高らかと大盛りをオーダー。
この手の店には当たり前かのように灰皿が置かれてましたが分煙だそうです。
ナポリタンということで、タバスコと粉チーズ、フォークとスプーンが後から。
毎日お店に出るというオーナー自ら腕を振るってくれました。
3.吉祥寺「カヤシマ」特製ナポリタンとハンバーグのワクワクセット
大盛りにしたからかナポリタンは直径30cmくらいのデカ皿に。
こうすれば普通盛りっぽく見えますかね。
ワクワクセットって名称じゃなくてもワクワクしちゃうビジュアル。
実物は写真以上に真っ赤な印象だったので、おれが牛なら興奮して顔面からこの大皿に突っ込んでたかもしれません。
ケチャップ味のパスタにベーコン、ピーマン、玉ねぎ、これですよこれこれ…
さあ皆さんご一緒に…
こういうのでいいんだよ、こういうので。
最初フォークでクルクル巻こうと思ったんだけど、
何か違うということでズビズバシュビドゥバ勢いよくいただきます!
それはそれで何か違う
途中で粉チーズやらタバスコをビシビシかけまくり。
大盛りにしたから多分200g以上はあったんじゃないですかね、ズビズバ食っても一向に減らないって嬉しい悲鳴とナポリタン特有の口がくわんくわんになるあの感じ、それらをどりゃって払拭したくってね、もうビシビシビシバシビシバシステムなワケですよ。
セットだからって小ぶりと侮るなかれ、
パカッとジューシーな断面からしっかり手作りと分かるハンバーグ。
センスの良さが感じられるサラダの盛り付け。
この日は濃い色の味噌汁もダシがしっかり感じられてナイスと、
38年前のコーヒー専門店から食事やお酒のメニューを取り入れて歩んできたこの店の歴史なんてものも同時に垣間見た、そんな気がします。
4.ナポリタン→濃い、ハンバーグ→濃い、見事に中和するライス
さすがに味噌汁だけでは濃いこの感じを打破できないと思い、
五郎さんにあやかってライス(200円)を注文し、
炭水化物同士の組み合わせがーと嘆くヤツなんて知ったことか、
とは言っても、五郎さんの「ナポリタンってのはおかずにもなるんだよ」って名言は迷言ととらえちゃうくらいに1mmも共感できませんでしたが、
ライスの力で見事完食!(※汚いのでモザイク処理済み)
濃いのを中和するくらいなら薄味のメニューを食べればいいじゃんって冷静なのか本末転倒なのかよく分からない思いを兼ね備えつつも、それでも妙な満足感の方が気持ち勝るランチタイムでした。
食後、カヤシマの歴史を紐解く意味で頼んだアイスコーヒーをグビグビ。
かなり遅めの昼ごはんだったけど、その分お客さんがまばらだったから店内をじっくり見回したり、一昔前のヒップホッパーばりのあり得ない角度でソファにもたれかかったりと、相当羽を伸ばせたと思います。
5.昼酒もできる、夜もかなり楽しめそうなランチ&食事とお酒の店「カヤシマ」
1杯100mlとそこらの倍近くな分量の焼酎ロックは、一瞬どっちが焼酎かチェイサーか見分けがつかない…なんて冗談も冗談と割り切れないくらいに並々と注がれてるから飲み応え充分!
地味にそそる夜メニュー。(ほんの一部)
放送直後からしばらくは多くのファンでごった返すドラマ版孤独のグルメ登場店なだけに、だからこそSeason1、2のお店なんですよと、先日お届けした「汁なし坦々麺の池袋・楊2号店」や「丸メンチカツのさとう
」しかり、今回のカヤシマも当初軽い気持ちで足を運んでみたものの、この喫茶店なのか居酒屋なのかよく分からない妙な居心地の中で飲む酒もそれはそれで旨そうだし、単なる喫茶店として扱うのは実にもったいない、そう感じたので今度はディナータイムにふらり訪れてその魅力を余すことなく堪能したいと思いました。
五郎さんが昼飯何かを占ってもらおうとしたハーモニカ横丁の占い屋。
こちらもそのうち、たぶんきっと訪れ、たい。
6.店舗情報
店名 | お酒と食事の店 カヤシマ |
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住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-9(地図) |
電話番号 | 0422-21-6461 |
営業時間 | 11:00~24:00 |
定休日 | 年中無休 |
最寄駅 | 吉祥寺駅 |
リンク | お酒と食事の店 吉祥寺カヤシマ |