- 2016/09/10:更新
- 2013/08/12:初公開
8月末までの限定メニュー!らーめん天神下大喜の名物・冷しとりそば。
ラーメン屋における夏の定番メニューは冷やし中華!…な時代から随分と時は流れ、最近では冷やしラーメンの存在を欠かすことができません。
キンキンに冷えたアッサリ系スープに麺を絡めて啜る幸せは、寒い冬にフーフーしながらアツアツのラーメンを食べるのとはまた違った楽しみがあります。
そんな世に数ある冷やしラーメンの中から、今回は1999年の創業から長年に渡りラーメン業界でその名を馳せてきた東京・湯島「らーめん天神下大喜」夏季限定メニューの冷しとりそばを紹介します。
東京メトロ湯島駅から徒歩2分の好立地に店を構える行列店「らーめん天神下大喜」
営業時間中はどこからか現れるお客さんで行列を作るほどの繁盛っぷり。
老舗の風格すら漂う木製看板。
14年前にオープンして間もない頃からテレビ等のマスメディアに取り上げられ、一時期は日に大量の整理券配布を実施していた大喜。
有名店になってもあぐらをかくことなく常に進化し続ける数々のメニュー。
今回注文した冷しとりそばは大喜夏の定番商品。
15周年記念で全メニューで大盛を開始。
平日月~金限定だけどチャーシュー佃煮付きのごはんが50円なのは嬉しい。
さらに9月からは濃厚スープのメニューを開始するそうで、
今日でも業界の第一線で活躍するのも納得な、ラーメンに対する並々ならぬ気合いのようなものが感じ取れます。
彩り豊かな「らーめん天神下大喜」の夏名物・冷しとりそば900円
魅せる、食欲をそそる、実にキレイな盛りつけ。
蒸し鶏、オクラ、なめこ、味玉、白髪ネギ、大葉、キュウリにカットレモン。
てっぺんにちょこんと乗った唐辛子が、全体的に涼し気な見た目にパンチを効かせ、細かいことだけどヘタやスジがきちんと処理されたカットレモンからも丁寧な仕事っぷりが伺えます。
ガラスの敷き皿の上に赤いレンゲ。
麺や具だけではなくスープもしっかり飲みなさいよと示唆しているようである。
粘度はあるものの決してくどくない塩味の冷製スープ。
鶏と魚介中心の味わいで、普通動物系スープを何も考えずに冷やそうものならアブラのエグみでどうしようもない感じになるものの、これだけしっかり冷たくてくどくないどころか味わい深いのだから大したもの。
スープをレンゲでズビビビする過程でご覧のように蒸し鶏やらオクラやらなめこが口の中に流れ込んできてはあの独特の食感を楽しませてくれるのだから、この瞬間だけはアホみたいに暑い夏がちょっと好きになるのです。
そんなスープをこれでもかと絡みつかせる中太ピロピロ麺。
公式でピロピロって謳うのだから普通に啜るだけじゃなく、かつて一世を風靡しなかった松村邦洋氏のピロピロポーズでもしながらピロピロ麺をピロピロ吸い込もうものなら、酷暑でイカれた危ない客の完成である。
食べ進めていたら鶏チャーシューが出てきてなんかラッキー。
途中でカットレモンをギュッと絞れば味変&清涼感も一層高まるし、なるほど、夏の定番として売り出すだけのことはありますね。
8月末までの期間&昼夜数量限定なため、こうして1杯の冷しとりそばにありつくのはなかなか困難かもしれませんが、年々細かい改良が加えられて完成した2013年版冷しとりそば、機会がありましたら是非試してみてください。
なお、レギュラーメニューのうめしおらーめん780円もいい感じ。