亀の手でダシ?そういうのもあるのか!な「覆麺 智」の6月限定塩ラーメン。
塩ラーメンは毎週火曜限定&毎月食材が変わる等、独自のルールで日々楽しいラーメンを提供している神保町の「覆麺 智」なんですが、今月は隔週で食材を変える、しかも亀の手で出汁をとる塩ラーメンが味わえちゃいます。
前回提供の6月11日は店主もびっくりのスピードで完売したらしく、味わえるのは明日6月25日のみとなった注目の1杯、いつ食うか?今(ry
亀の手ってあの亀の手?
塩ラーメンの日は店頭に使用食材を展示。
明日もこんな感じのディスプレイなんでしょうが、ご安心いただきたいのは、亀の手=その見た目の形状が亀の手に似ていることから亀の手(カメノテ)と名付けられた岩礁海岸の固着動物ということです。
言われてみれば海で見たことあるかもな亀の手なんですが、無知なおれの場合は調べるまで普通に「あの亀の手なんだ」と思い込んでおり、食いてえ、食いてえけどそんな出汁の塩ラーメン食ったら「将来おれ竜宮城に行けねえ」ってもろもろ残念な妄想に浸っておりました*1
…おれみたいに勘違いされている方の参考になれば幸いです。
亀の手の横にはさり気なく日本酒の浦霞が。
大吟醸をさらりと料理酒で使用する、それなんて贅沢って感じですよね。
刮目せよ!「覆麺 智」の亀の手出汁塩ラーメン
デフォルトはチャーシュー、メンマ、水菜、揚げネギに海苔1枚。
味付玉子に青唐辛子、海苔が3枚に増えているのは会員特典によるものです。
俯瞰気味に1枚。
ここならではの平らで高級感を演出した美しい丼。
横から1枚。
ラーメンじゃない別の何かにも見えてきますね。
歴代の塩ラーメンの中でもかなり澄んだ感じのスープ。
ズビビと一口、うん、魚介だ。
魚介なんだけど、嫌味のない上品な旨みと確かな塩っぱさ、貝で出汁をとるのとはまた違った風味、いわゆるこれが亀の手効果ってヤツなんでしょうか。
複雑な味 初めての出会いです 例えるなら… もう少しで 開店します(^-^)b
— 覆麺智 (@hukumentomo2009) 2013年6月11日
ご主人、一体何に例えたかったんだろう?
並盛りでも200gの固茹でストレート麺。
スープをぐいぐい引っ張ってくれるし、ラーメン1杯だけじゃ物足りないって方の胃袋もしっかり満たしてくれそうなボリュームだから、麺の量を気にせずズビビンズビビンって啜れるのがいいんだよなー。
亀の手香味油、または鶏油を無料で追加してくれます
透明な油滴が亀の手香味油です。
もう亀の手尽くしで参ろうってことで前者の油をプラスしてもらうことに。
スープに入れる前にレンゲで少量いただきましたが、やっぱりいやらしくないんだけど魚介テイストな油って感じで、もういっそのこと市販して儲けちゃえばいいのにって思いました。
麺に絡めてズビビンズビビン。
もちろん亀の手を使用すれば誰にでもこの味が出せるかと言うとそんなことは決してなくて、浦霞にしろ丸鶏や果実等の材料をバランスよく組み合わせること、煮込む時間やもろもろのタイミングを計算する等、色々な要素が合わさった中で生まれるワケで、自らを麺処ではなく出汁処と名乗るだけのことはある、高い実力を感じさせますね。
で、完飲完食。
我ながらキレイに平らげたなーと思う次第です。
前回は17時過ぎに完売、いつ食う(ry
本日 売り切れ終了しました(汗)
— 覆麺智 (@hukumentomo2009) 2013年6月11日
売り切れなければ火曜は20時まで営業のところ、前回6月11日は2時間以上前の閉店だったみたいです。
亀の手という食材自体が希少であること、何よりそんな亀の手ベースの塩ラーメンを作ろうってラーメン屋さんがほぼ皆無なもんですから、色んな意味でレアな1杯を堪能しようと多くのお客さんが押しかけたんでしょうね。
本日 ご来店下さいましたお客様方 有難う御座いました 明日は 亀の手塩ラーメンです 初めての食材です 仕上がりに納得出来なかったら 開店しません!! お楽しみにm(__)m
— 覆麺智 (@hukumentomo2009) 2013年6月10日
明日6月25日の開店が楽しみな一風変わった一品、いつ(ry
*1:どのくらい無知かと言うと、蒸しケーキの原材料が虫と思い込んで小学校中学年くらいまで食べるのをかたくなに拒否ってた残念なガキんちょでした。