己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

15個入りで500円!下北沢で不動の人気を誇る老舗たこ焼き専門店「大阪屋」のたこ焼き。こういうの好きだなシンプルで、ソースの味って男のコだよな

【2016/12/05追記】12/03(土)移転オープン!

同じ下北沢駅北口エリア内に移転しました。最新情報は「こちらの記事」をチェックしてください!
※以下は2013年6月26日公開分の内容です。

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15個入りで500円!それなんて激安?な下北沢「大阪屋」のたこ焼き。

もう6年以上前に「行列のできる粋なたこ焼き屋 大阪屋@東京・下北沢」なる記事を書いたんですが、本当にいい店は時間が経ってもいい!ということで、改めて下北沢で不動の人気を誇る老舗たこ焼き専門店「大阪屋」について紹介したいと思います。

営業時間中は客足が途絶えるどころか行列が当たり前な「大阪屋」

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テイクアウト専門店だから、店先と通りを挟んだ反対側に並んで待ちます。

日々多くの方々で賑わいを見せる下北沢といえど、外にできる行列は珍しいのか、通行人の大半が興味を示しつつ通り過ぎる、実際に並んでみる等の光景をよく目にします。

「大阪屋」を知っていれば難なく行列の一員として加わりますが、一見さんの場合だと勝手が分からず直接店前に並んじゃってご主人(おっちゃん)や女将さん(おばちゃん)にやんわり申し訳なさそうに注意を受けることもしばしば。

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店頭に並んでいいのは先頭のお客さんだけ。

17:30~23:00の営業時間中、ほぼどの時間帯でも行列な印象なので、「大阪屋」に着いたらまずは周囲に並びがないか確認してみてください。
そして並ぶ際にはお店側の指示やルールに従って真向かいのコンビニや行き交う方々の迷惑にならないようにしましょう。

客足が途切れないからいつでもできたてホヤホヤな「大阪屋」のたこ焼き

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お客さんとの会話を楽しみつつも真剣なまなざしのおっちゃん。

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絶妙のタイミングと手つきで拾い上げる様、それはまさに流麗なダンス。

近くで食べて行くのか持ち帰るのか、青海苔やマヨネーズをつけるかつけないか等、一見すると何気ないやり取りのハズなのに、関西弁ならではのイントネーションとにじみ出る人柄の良さで、こんなにも温かい気持ちになれるものなのかと、毎回「大阪屋」を訪れる度に実感します。

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年季の入りまくった観音開きの扉。

お店によってご主人だとか店主だとか大将etc、様々な呼び方があるとは思いますが、おれの中ではおっちゃん&おばちゃんがしっくりくる、そんな2人によって生み出されるできたてホヤホヤのたこ焼きが、

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8個入り280円、15個入りでも500円と市場の半額で味わえます。

縁日で並びに並んで出てきたたこ焼きが出来合いの物だった、しかも8個入りで500円とかが珍しくもない東京のたこ焼き事情において、作りたてのたこ焼きがアットホームなトーク付きで300円以下、15個入りでも500円って、何だか身も心も大阪にワープしたかのような錯覚を起こしちゃいますね。

土・日・祝と平日の場合って毎日やないかーい…そんなベタなツッコミをぐっと飲み込みつつ、出来上がりを楽しみに待ちます。

外はカリッ、中はトロッ!理想的と呼ぶにふさわしい「大阪屋」のたこ焼き

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非常に分かりづらいですが15個入りです。

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削り節が踊る踊る…って、量が多すぎて踊らない!

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たっぷりなマヨネーズの上にもソースがかけられているのがポイント。

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そんなたこ焼きを爪楊枝で引っ張り出し、

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自慢の特製ソースとマヨネーズ、削り節を絡めてパクッと!

「かり」「とろ」「ふわ」3つの食感が立て続けに押し寄せます。

ダシのきいた生地がカリカリした歯応えで、あまりソースとマヨネーズをつけなくても充分に美味しいし、しっかりつけて頬張っても当然旨い。
トロッとした舌触りも感じられて、噛み応えのあるタコを初めて噛んだ時の優しくフワッと押し返す弾力も心地いい。

こういうの好きだなシンプルで、ソースの味って男のコだよな。
つい「孤独のグルメ」の迷言名言を口走りたくなっ…というか口走りました。

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さり気ない心遣い、今のところ毎回1個サービスしてくれます。

「待たせてごめんねー」「お待ちどおさまー」等の言葉とともに、8個入りは9個入り、15個入りは16個入りにボリュームアップ。
並んで待ってくれたことに対する感謝の気持ちの表れなのかな、こちらこそありがたくいただいちゃいましょう。

下北沢の空の下で食べるからこそのシモキタフード

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通行人の邪魔にならないよう「大阪屋」左側のプチ広場で立ち食いします。

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以前は踏切を通り過ぎる小田急線をぼんやり眺めながらの食事だったけれど、

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もうそんな小田急線の走る姿を地上で拝むことは2度とないんだと、

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高いビルが建ったことにも何となくセンチな気分を覚えたりしつつも、

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この空も「大阪屋」のたこ焼きも永遠なれだなんて思ってみたり。

食べ終わって店頭に設置されたゴミ箱に捨てる際に「ごちそうさま」と声をかけ、それに対して語尾の「とう」にアクセントがついたおっちゃんの「ありがとう」に何だかほっこりしながら店を後にする。

持ち帰って家で冷めても美味しいたこ焼きを食べるのも乙ですが、ここは是非その場でアツアツのたこ焼きをじっくり堪能して心も体も温かく。おすすめです!

店舗情報

店名 たこ焼専門店 大阪屋
住所 東京都世田谷区北沢2-33-2(地図
電話番号 非公開
営業時間 17:30~23:00前後(材料がなくなり次第閉店)
定休日 水曜日
最寄駅 下北沢駅