国産牛肉ゴロリンコ。石垣島「新垣食堂」の牛そば。
沖縄県の八重山地方(石垣島、西表島などの大小10の有人島やら尖閣諸島がある地域)を旅していると、それはそれで面白いもんに巡り逢えたりするワケですが、今回紹介する老舗「新垣食堂」は牛牧場直営店!
それすなわち良質な石垣牛のおいしさが牛なだけにギュギュギュと詰まった魅力あふれる逸品が楽しめちゃって牛なだけにモー大変なんでございますのよ。
- 新石垣空港から車で約20分北上。石垣島北部で人気の創業約30年の老舗食堂
- メニューは牛汁、牛そば、ビーフカレーの3品のみ!
- 第1回八重山そば選手権・オリジナル汁そば部門グランプリ受賞!どこから食べても牛肉にぶち当たる喜びを噛み締められる「新垣食堂」の牛そば
- 小サイズでも他店の並盛り以上のボリューム!石垣島「新垣食堂」のビーフカレー
- 店舗情報
新石垣空港から車で約20分北上。石垣島北部で人気の創業約30年の老舗食堂
のぼり旗や看板が出ていないと普通に通り過ぎちゃう外観。
まあ実際通り過ぎてしばらく車を走らせた後に気づいて引き返したんですけど、いわゆる郊外の食堂といった見た目ですね。
ちなみに路線バスでも迎えますし、その場合は伊原間停留所すぐのところにあるので、こちらの方が道にも迷わず気楽かもしれません。
“THE のどか”という表現がピッタリな県道206号沿い。
お店横に専用駐車場が5台分ほどあり、店内は完全禁煙のためタバコを吸いたい場合は屋外で適宜プカリプカリこなしましょう。
「新垣食堂」って店名の下にさり気なく牛のピクトグラムが。
こう、どかんと「当店は石垣牛を使用しております!」な主張よりもこういうワンポイント的な使い方の方が響くもんがありますね。
メニューは牛汁、牛そば、ビーフカレーの3品のみ!
壁に貼り出されているメニューの中から選びます。
お品書きすべてに牛もしくはビーフと冠しているだけに、いちいち国産牛の使用をアピールするのではなく「※当店のカレーは乳製品を使用しています」って表現が微笑ましいですね。
牛汁は牛肉がたっぷり入った汁物をごはんと一緒に食べる定食スタイルの一品。沖縄で味噌汁を注文すると本州では考えられないくらいに具沢山の汁物がやって参りますが、それの牛バージョンととらえておけば間違いないでしょう。
確認したところ、牛汁と牛そばのつゆは同じとの回答だったので、今回は1度の食事で複数の味を楽しみたいとの考えから、牛そば(中)&ビーフカレー(小)にしました。よくあるセットメニューってヤツですね。
入って左手に4名掛けを中心とするテーブル席が4卓ほど。
さらにその奥に小上がり席があって、合計20名以上収容可能。
空港から繁華街方面とは正反対に車で数十分の場所にあるとはいえ、これからの観光シーズン真っ只中ともなりますと、開店前から外で待つお客さんでいっぱいになることもあるそうで。「新垣食堂」からさらに北部の「明石食堂」ともども見事な集客力と言わざるを得ません。
参考
第1回八重山そば選手権・オリジナル汁そば部門グランプリ受賞!どこから食べても牛肉にぶち当たる喜びを噛み締められる「新垣食堂」の牛そば
600円の中サイズでも盛り上がっております。
おれも盛り上がって手がプルプル、おかげさまのピンボケ写真でごめんなさい。
石垣牛、大根、ニンジン、ゴボウに昆布煮と具だくさんで、豚汁に限りなく近い構成かつ味噌風味。
沖縄の豚消費率は全国屈指の高さを誇りますが、それでもあえて豚ではなく牛そばと銘打ったオリジナル料理で人気を博している現実には頼もしさすら覚えます。
八重山地方の沖縄そばは、細めで丸い形状の麺が特徴。
だから時には具と一緒にズビンビズビンビ頬張るのも楽しい食べ方。
卓上調味料のコーレーグス(※島とうがらしの泡盛漬け)や唐辛子をタラリパラリして味を引き締めるのも大アリ。
牛肉以外にホルモンだってドッサリと。
それはそれで洗練さとはかけ離れているから苦手な人はムリかもしれないけれど、おれ的にはオールOK。
沖縄に行ったら連日連夜テビチナイトを繰り広げるほどにホルモン好きなのもあるんでしょうけど、手軽に郷土料理を味わっているんだって感覚がこの牛そばには確実にありますね。
ソーキや三枚肉のそばは色んなところで味わえるだけに、ここの個性的な牛そばはまた喰いたい、かっ喰らいたいって素直に思いましたとさ。
小サイズでも他店の並盛り以上のボリューム!石垣島「新垣食堂」のビーフカレー
まず単純に、ワンコインでこの量は喜ばしい以外の何物でもありません。
「この肉って何肉かなー?」なんて疑問は不要。牛肉ゴロゴロなカレーライス。
素朴ながらも食べ応えしっかり。牛そばと一緒に平らげれば並の胃袋ならもうパンパン。少しでも走ったら脇腹痛くなるパターンですよ。
大サイズの場合だと全体的にさらに盛り上がり、何だかこの地方特有の積乱雲みたいな分量でやって参りますので、天候に気をつけるくらいに注意が必要です。
どのように注文するかは訪問人数やお腹の空き具合によって変わって来ますが、とにかく「新垣食堂」では全力で牛を堪能すべきなので、カレーよりもインパクトな見た目、ダイレクトなテイストの牛そば、もしくは牛汁は外せないでしょう。
また、売切れ次第終了=早いと13時過ぎには完売となってしまうこともあるため、時間に余裕をもっての訪問を強くおすすめいたします。
食後訪れた川平湾にて。ボートのようにキレイな海に浮かんで一息つきたくなりました。
店舗情報
店名 | 新垣食堂 |
---|---|
住所 | 沖縄県石垣市伊原間59(地図) |
電話番号 | 0980-89-2550 |
営業時間 | 11:30~14:00(※売切れ次第終了) |
定休日 | 日曜日 |
最寄駅 | 伊原間バス停留所下車すぐ |