豚バラ肉とスペアリブ両方乗っちゃう「玉家」のミックスそば。
自分でもビックリするくらいほぼ沖縄そばのことしか書いていない己【おれ】沖縄編も数えること第11弾なんですが、今回も懲りずにすば(あっちの方言でそばの意)ということで、本島南部の人気店「そば処 玉家」のミックスそばだとかをご紹介。
琉球放送主催の沖縄そば王2代目覇者!県内3店舗のうちの1軒「そば処 玉家 大里店」
「めんそーれー」って表記を目にするよりもよっぽど沖縄に来ちゃったぞ感に浸れるおっきな空手道場の看板が目印。
那覇空港から車で約30分とアクセスも良好。
歴史を感じさせる重厚な看板と対照的に真っ白な暖簾。
店頭のシーサーから見た視点、穏やかなひと時。
広々とした小上がりと対面式テーブル席の店内
お座敷充実のロードサイド店ってメシ時を外せば申し訳ないくらいにくつろげちゃうからステキ。
各席に配置された水&お茶ポットが地味に嬉しい。
湯呑みやグラスに紛れるようにさり気なく紅しょうがやコーレーグス(島とうがらしの泡盛漬け)なんかの調味料類など。
個人的にグググッド高まるもんがありますね。
「そば処 玉家 大里店」のメニュー一覧
商品名 | 価格 |
---|---|
ソーキそば(大盛)/(大)/(小) | 800円/700円/600円 |
三枚肉そば(大盛)/(大)/(小) | 700円/600円/500円 |
ミックスそば(大盛)/(大)/(小) | 800円/700円/600円 |
てびちそば(大盛)/(大)/(小) | 800円/700円/600円 |
いなり(2コ) | 100円 |
ジューシー | 150円 |
ライス | 100円 |
ソーキ単品 | 350円 |
てびち単品 | 250円 |
三枚肉単品 | 250円 |
ジュース | 200円 |
コーラ | 200円 |
ビール | 400円 |
「大盛と大って同じじゃないの?」って疑問を持たれるかもですが、まずは入口右手の券売機で食券を買ってから着席します。
で、これまでの沖縄そば関連の記事でも触れましたが、沖縄県内の飲食店でそばのサイズが選べる場合、特に大と小の2種類の場合は小サイズでも一般的なラーメン店の並盛くらいあるって事実を鑑みますとね、大盛はガチで大盛、大は中盛、小は並盛と変換しておけば間違いないでしょう。
かつて足を運ばれたってことなのかな、若かりし日の里見浩太朗、松島トモ子両氏などのモノクロ写真が飾られてました。
ホッと一息つきたくなる、細麺タイプで食べやすい「玉家」のミックスそば&てびち単品
写真は700円のミックスそば(大)、頼もしい肉類。
「沖縄そばなんてどこも一緒でしょ?」だなんてほざくヤローの顔面をスラムダンクしたらいともたやすく真っ赤に染まって紅しょうがいらずでラッキー、なほどに透き通った和風テイストのスープ。
数ある沖縄そばの中でも相当細い部類に属する亀濱製麺所の麺。
豚骨+カツオ節の旨みもろともピロピロピロリアン。
沖縄そばって“うどんのように太い麺と濁り気のあるつゆ”ってイメージを抱きがちなんですけど、「玉家」のそれはそのどちらとも異なる、うどんはうどんでも稲庭うどんの立ち位置に分類されるんですかね、毎日食べ続けても胃もたれしなさそうな優しさがナイス。
「玉家」で1番人気とされるソーキもしっかりと補給。
骨付き肉って、なんでそれだけでこんなに興奮するんだろうな。
で、三枚肉を穏やかな海面に見立てることで奮い立った気持ちを沈めるのです。
気分転換や味変アイテムにもなるよもぎは無料サービス
ケチらず丼いっぱいで持ってきてくれたのもポイント高し。
単独で食べると歯磨きした直後のミカンばりにお口がジーンと感動してしまうので、こうやってお鍋の春菊みたいなノリでひたひたしていただきます。
独特の苦味と清涼感が存分に楽しめますし、ほうれん草よりも栄養素カロテンが豊富に含まれているそうで、なるほど、この苦味は良薬口に苦しを体現しているのかもしれませんね。
単品てびちも注文することで、スペアリブ、バラ肉、豚足、三種の神器が1回の食事で楽しめます
好みがハッキリ分かれる食材の1つですが、おれは好物、大好物!
プルンプルンに柔らかく、鶏皮なんかのあの食感がたまらない身には本当にたまらない…ってもっとマシなこと言えってハナシですよね。
沖縄ではコンビニおでんにも登場する定番中の定番ネタだそうで、
年がら年中気軽に食べたい、グミだサプリメントだに頼らず天然食材でコラーゲンを摂取したい、摂取できる素晴らしきかな沖縄県。
よもぎはちまちましていると全消費できないほどにたっぷりだから、
味変目的で全量投入したらスゴイことになった。味が変になった。
最初から全量投入すると何を食べているのか分からなくなる、赤黄のツートンカラーでおなじみのうめーし(沖縄の方言で箸)にあやかって「よもぎ全部ぶち込んでもうめーし?」だなんて表面的には乗り切りつつもその実我慢を強いられる展開になること請け合いと言えるでしょう。
人気漫画「孤独のグルメ」の主人公がナスのおしんこを「ぶたづくしの中ですっごく爽やかな存在だ」と重宝するシーンはおなじみではありますが、度が過ぎると爽やかを通り越して苦汁を飲まされることになるんだと痛感しました。
言葉にできない表情から何かを察してくれたのか、自家製の油味噌がちょこんと乗ったライスを出していただきましたが、これがスペシャルな助け舟となりました。
沖縄では“豚は鳴き声以外すべて食べる”という文化にもあやかりつつ、可能な限りキレイに完食です!
のんびりとした時間が流れる昼下がり、それを最大限に満喫するならビールだてびち単品だを決めるっきゃない!…次回訪問の際、どなたか車で連れてってくれませんかね?だなんて。
スタッフの接客も丁寧でそつがなく、初訪問と告げたからかよもぎに加えて油味噌ライスまでサービスしてくれたり…なるほど、そりゃ流行るわと素直に思いました。
店舗情報
店名 | そば処 玉家 大里店 |
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住所 | 沖縄県南城市大里字古堅913-1(地図) |
電話番号 | 098-944-6886 |
営業時間 | 10:45~18:00 |
定休日 | 年中無休 |
最寄駅 | ー |