これよりたいやきの解体ショーが行われます。
東京は歴史ある街。ゆえに“御三家”と呼ばれる老舗を度々見かけるんですが、今回紹介するのは「たいやき元祖の麻布十番・浪花家総本店」「人形町・柳屋」と肩を並べる“たいやき御三家”の1軒・四ツ谷「たいやき わかば」の天然たいやきでございやす。
1953年(昭和28年)創業と今年で60年超!四ツ谷の老舗甘味処「たいやき わかば」
四ツ谷駅徒歩5分、行列のできるたいやき専門店
すぐそばを走る国道20号(新宿通り)はブーブー乗り物の往来が頻繁ですが、こちらは何とも落ち着いた雰囲気。
始まりは駄菓子屋、後にたいやき専門店にシフト。貫禄漂う店構え。
地元住民はもちろん、近隣で働く方々や駿台・四谷学院あたりの予備校生に学生とかとか、日々多くのお客さんで賑わっているご様子。
幸いにもこの日はほぼ並びなしで購入にありつくことができました。
おしるこにあんトースト…さぞたまらないんだろうな。
今回含め毎回テイクアウトで済ませちゃうんですが、イートインだとたいやき制作過程が拝めるらしいので近いうちに利用してみたいところ。
たいやき以外にも自家製あんこやお団子等の各種甘味類も販売しており、夏にはかき氷も登場、店内に設けられたテーブル席でいただくことが可能です。
1匹ずつ焼き上げる!四ツ谷「わかば」のガツンとあんこ、パリパリ薄皮の天然たいやき
2014年4月1日以降は1尾150円に値上げ
表面のうろこ部分がキレイに浮き上がっているのが天然物の証拠。
鋳物の焼き型で1尾ずつ返す手間ひま、火の通り加減や焼き上がりまでもしっかり考慮するための技術と経験が伴ってこそのビジュアル。1つの型でまとめてドガガと焼き上げるたいやきにはまず真似のできないシロモノ。
普通にこの姿で海を泳いでいても不思議じゃない気もします。市場かここは。
ちなみに写真だと分かりづらいんですが、尾びれに「わかば」と名前入り。これなら万一海をさまよっても問題ないですね!そういう問題じゃねえ
パカッと開きますと、そこにはガツンとアツアツあんこがタップリと。
きのこたけのこ戦争勃発以前から存在するであろう“頭から食べる派”と“しっぽから食べる派”の主張合戦を尻目に、かなりの頻度で真っ二つにしてあんこだけ食べるおれですが、ホットなあんこってどうしてこんなにウマイのだろー。
あんこのしっかりとした量に対して薄過ぎだろとツッコミを入れたくなる皮、
なんですが、パリパリに焼き上げられているからこそ持ち続けても崩れて中身が飛び出ることはなく、香ばしさも兼ね備えたやや固めの食感がね、当然あんことの絶妙な相乗効果を発揮するという…要するに、おいしい。
安定のしっぽの先まであんこ入りときたもんだ。
外国のワッフルもそりゃあ美味ですが、やっぱり日本人として生まれ育ったからにはジャパニーズワッフルスイーツ(アホっぽい)なたいやきだって大切に、これからもふとしたタイミングでかじり続けて行きたいと思います。