写真は三途の川です。
正確には、三途の川渓谷って言います。
えっ?三途の川ってホントにあるの?
ナント秋田県は湯沢市にあるのですよ。
ねっ?ちゃんと住所に三途川って書いてあるでしょ。
ちなみにこの上流に、日本三大霊場である川原毛地獄ってのがあるそうです。
とてもそんな感じには見えず、むしろ風光明媚な土地でしたよ。
ふらりと遊びに行ったのが2年前の秋
旅先で「ほぉー三途の川ってホントにあるんだー面白そー」って理由で行ってきました。
1番最初の画像でも分かると思いますが、見た感じ三途の川ってわかんないでしょ?
むしろ景色がキレイって方に目がいっちゃうと思います。
そんくらいごく自然と存在する場所だったワケです。
だからね、
最初気付かないで、素通りしちゃったんですよ。
普通にクルマで橋越えちゃいました。
この時点でおれ、世間的に死んでます。
まあ渡った先にあった施設で場所を聞いて、慌てて引き返してきたので、こうしてブログってられるんですかね。
その施設の人は今も無事なんでしょうか?(ちょっと考えてみたり)
紅葉の季節になると結構観光客で賑わうとこらしく、案内板まで出来ちゃってます。
さすがにこんな案内板まで作っちゃうと、ウソ臭さプンプンだよね。
三途の川に対するイメージが崩れた瞬間です。
確かに観光地?ってことだけあって、景色が見事でしたよ。
まだ染まり始めの頃だったとはいえ、なるほど、観光客が多く訪れるのも頷ける風景です。
橋から下の川まで、大体40~50mでしょうか。
高さにしたらそんなに大したことじゃないのかもしれないけど、何でだろ、三途の川って意識し出しちゃうと、目に見えない恐さを感じちゃったんですよね。
思わず色んな想像(妄想)が頭ん中をよぎりました。
「こんなに景色がキレイなのに、何で素直に見とれない自分がいるんだろう」
「もしかしたら染まる紅葉の赤は、死んで行った人の血で染められたのかな」
「この川を渡って、ばあちゃんは3年前にあの世に行ったのかな」
「バンジージャンプできそうだな」
「川の下まで降りたら、橋から見るのとはまた違った何かが見れるのかな」
三途の川っておれの想像だと、
川が黄色いぼんやりな色をしていて、辺り一面がもやがかり、あの世とこの世を行き来するための渡し舟には死神のような番頭がいる。逃げようにもどれほど深い川底なんだろう、とても舟を飛び降りて泳ぐ気にもなれない。。。
ってな感じでした。
ところがそんな想像のむしろ逆なんですよね。
まずどう見ても川が浅い。
普通に歩いて渡り切れそう。
ここに渡し舟を通すヤツはまずいないだろう。
例えそれが死神でも、おれは必ずツッコミを入れると思う。
「死神さん、それやり過ぎ★」
橋の4隅の柱に、それぞれ三途の川にふさわしい長がいるのですよ。写真はかの閻魔大王です。
閻魔大王ってねぇ、地獄の長であり、数多の罪人を裁きまくる、地獄トップの人物?ですよ。
ウソをついたりしたら舌をちょん切る(ひっこ抜くだっけ?)とかって、言われてませんでしたっけ?
そんな威厳溢れる閻魔様がコレです。
どうみても脇役だよね。
地獄の長がこれでもかってくらい脇固めてます。
石原良純、萩原流行とおんなじレベルの固めっぷりです。
無駄に顔だけ怖いってゆう。
もはや威厳どころの問題じゃありません、むしろマドギワです。
近い将来、この像が撤去(リストラ)されないことを切に願います。
そんな閻魔大王以外にも、泰山大王、延命地蔵、合掌地蔵とね、全部で4体のマドギワが橋の四隅に構えてるワケです。
色づき始めだったとは言え、行った時って自分ら以外にろくに人がいなかったんですよ。
休憩所っぽいところに、地元住民と思えるじいさん&ばあさんがいただけです。あの2人不気味だったなぁー。
ただぼけーっと佇んでただけですが、かえって不気味に感じたんですよ。
まあじいさん&ばあさんからしたら、さぞ迷惑だったことでしょう。
場所は、東北自動車道/横手ICから湯沢横手道路に入り、湯沢ICで高速を降り、国道13号線→県道51号と通って緩やかに登っていくみたいです。
ちょっとふざけて書いちゃいましたが、いまだに三途の川は怖いんだってイメージ、抱いてますよ。
自分が死ぬ時。走馬灯がくるくると回る2度と目が開けれない瞬間、この景色が見えちゃったりするのかなー。
… … …
バカにしたの、謝罪しとこうかな。
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