己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

銀座の奇跡!銀座=ハイソなイメージを良い意味で覆す老舗「中華三原」のあんかけかた焼きそば

銀座で50年以上の老舗「中華三原」の揚焼そば
銀座で、老舗で、お手頃価格。それだけでも充分過ぎるのに、こんなボリュームのあんかけかた焼きそばが気軽に食べられるなんてね。

みんな大好き、「ザギンでグーフー」の合言葉でおなじみかは知らんけどな東京・銀座で50年以上続く老舗「中華三原」では昔なつかしい醤油ラーメンが驚きの500円だったり豪快なチャーハンが味わえたりするんですが、今回お届けするあんかけかた焼きそばもそれはそれで実にお見事ですと。

1964年(昭和39年)創業。旧東京オリンピックの年に生まれた「中華三原」のオリンピック級なあんかけかた焼きそば

銀座で50年以上の老舗「中華三原」の揚焼そば
どどんとご到着。

お店側の正式名称は「揚焼そば」、このボリュームで750円。

銀座で50年以上の老舗「中華三原」の揚焼そば
上からオソバ。

って、ただの炒め物にしか見えないくらいあんかけ炒めがドサッと乗っかっているワケですが、銀座という超一等地、しかも駅から徒歩3分という抜群なロケーションにも関わらず、並の店の大盛クラスのあんかけかた焼きそばが750円でいただける幸せ。

銀座で50年以上の老舗「中華三原」の揚焼そば
日清焼そばU.F.O.」もビックリな、横からだと未確認飛行物体(UFO)みたいなシルエット。

未確認飛行物体なのにシルエット。「シルエットが確認できるならそれはもう未確認じゃなく確認飛行物体だろ」ってラーメンズファンあたりからのツッコミが入りそうですが、構わずおれは、あんかけに箸でツッコミを入れるのです。

とろっとろの醤油風味の餡がたっぷりと@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
とろっとろの醤油風味の餡がたっぷりと。

揚げた細麺がこれまたたっぷりと@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
少しほじると、中から揚げた細麺がこれまたたっぷりと。

和がらしの存在、グッと増す庶民感@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
和がらしの存在、グッと増す庶民感。

シンプルな味付け、各種卓上調味料でカスタムしつつ食べる楽しみ。

あんかけの具材は、キャベツ・タマネギ・モヤシ・ニンジン・ピーマン・キクラゲ・豚肉@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
あんかけの具材は、キャベツ・タマネギ・モヤシ・ニンジン・ピーマン・キクラゲ・豚肉。

ここらへんの内訳はお店によって様々なのがあんかけ焼きそばの面白いところなんだけど、ピーマンがいいんですよね。おお、それ入れちゃうんだ的なちょっとした意外性が。

餡よりも麺の方が多いっていう現実@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
そして、そんな餡よりも麺の方が多いっていう現実。

ヘタしたら一般的な中華料理店の1.5倍から2倍相当の麺量。
普段のあんかけ焼きそばなら食べ終わっているハズなのに、「中華三原」の揚焼そばだと「あれ…まだ食ってる」っていうこの感じ。例えるなら、山王工業戦で花道の常人離れした滞空時間に「あれ…まだいる」と驚きを隠せなかった河田兄みたいな心境でしょうか。

(C)SLAM DUNK(集英社/井上雄彦)
要するにフツーじゃない、コイツはスゲエ的な。

時間が経ってもパリパリ部分が楽しめます@銀座の老舗「中華三原」の揚焼そば
麺が大盛。だから麺に餡の水気が浸透しないよう気をつければ、時間が経ってもパリパリ部分が楽しめますと。

銀座で半世紀以上の老舗「中華三原」
なんせ銀座で半世紀以上の老舗。

中華スープとお冷と割れ目@銀座の老舗「中華三原」
お世辞にもキレイとは言えないし、カウンターにもこういう割れ目があったりするし、

この割れ目に餡を流し込んで補修したら誰もが幸せになるだなんて勘違いをしてしまうかもしれないけれど、ダメ。ゼッタイ。

ちなみに揚焼そばと一緒にやって来る中華スープとお冷はおかわり自由。適宜利用しましょう。

完食です!(汚いのでぼかし処理済み)
完食です!(汚いのでぼかし処理済み)

色々と他の料理をつまみつつ、あるいは野菜炒めのちょっとした箸休め的な感覚で麺を口にするといったイメージの強いあんかけかた焼きそばですが、「中華三原」ではガッツリいただけますし、これだけで充分おなかいっぱいになること確実ですし、あんかけじゃなくしっかり麺を食べられる1品でございます。

銀座=ハイソなイメージを良い意味で覆す老舗「中華三原」は銀座の奇跡

ある日の銀座歩行者天国
ある日の銀座歩行者天国。

とても華やかで、そのきらびやかな町並みを闊歩したくって訪れるんでしょうし、もちろんそういうのも楽しい。飲食店もたくさんありますし、お金に糸目を付けなければ極上のサービスを受けることだって可能。可能なんだけど、ちょっと疲れちゃうのもまた事実。

銀座で50年以上の老舗「中華三原」
そんな時、「三原」に寄ろう、今すぐに(←575)

往年の昭和がそこに@銀座で50年以上の老舗「中華三原」
ドラマのロケにでも使われそうな、往年の昭和がそこに。

年代物の冷蔵庫@銀座で50年以上の老舗「中華三原」
年代物の冷蔵庫、一般家庭じゃまず目にしない量の豚チャーシュー。

こればかりはもう運とか歴史的な歩みによるところが大きいものの、お店を出したいと夢見る方々がさぞ多い銀座で、今も昔ながらの雰囲気全開、それでいて“早い・安い・旨い”の三拍子を維持し続けている…それだけで特筆に値します。

銀座「中華三原」のある路地道から広い通りに出る時に見上げる空
「三原」のある路地道から広い通りに出る時に見上げる空。

広く・青く・近く感じられるんですよね。晴れの日に「三原」に行ったら、帰りに空を見てみてください。いつも以上に妙にでっかく感じられますから。

並盛でもレンゲがおっ立つ人気のチャーハン@銀座で50年以上の老舗「中華三原」
なお、人気のチャーハンは並盛でもレンゲがおっ立つほどで、これは妙にでかいんじゃなくデカイ。

もちろん、注文時に「少なめ」と指定すれば揚焼そばもチャーハンもボリュームダウンできますのでご安心を。

在りし日の銀座の風情は大盛で、とことん味わい尽くしましょう!

店舗情報

店名 中華三原
住所 東京都中央区銀座5-9-5(地図
電話番号 03-3571-4359
営業時間 11:15~15:00、17:00~18:30(土曜日は昼営業のみ)
定休日 日曜日・祝日(臨時休業あり)
支払い レジにて後金制
席数 18席
タバコ 全面喫煙可(14:00までは禁煙)
最寄駅 銀座駅、東銀座駅
駐車場