骨までペロリな軟骨ソーキ肉がドカン!1番人気の浜屋そば。
これまで意外と多くの沖縄そば店を紹介して参りましたが、「沖縄そばってこういうの?」って(初めて口にする前に抱いていた)イメージにかなり近かったのが、今回取り上げる北谷町(ちゃたんちょう)の老舗「浜屋」の汁そば。
醤油を一切使用せず、豚・鶏・カツオ節の旨みが溶け込んだ塩味スープはとっても評判。若者が多く集う北谷という場所柄も相まって観光客やダイバーにも大人気の老舗なのです。
ダイビングスポットとしても名高い沖縄本島中部の宮城海岸すぐそば。総席数90席を誇る大型沖縄そば専門店「浜屋」
1981年創業。随所にめんそーれと示すあたり、観光客の割合もさぞかし高いことが見受けられる外観。
お店が大きいのに専用駐車場は2台だけ?と勘違いされる方も多そうですが、無料で停められる専用駐車場が計9台分あります。
2台分はお店正面右隣りにありまして、埋まっているからとつい路上駐車しがちなんですが、周辺は特に警察の目が厳しいこともあるので決しておすすめはしません。
残り7台分の駐車スペースについてはお店から徒歩3分ほどの場所にあり、スタッフに聞けば地図で教えてくれるのでとりあえず路駐する前に確認してみましょう。
休日のお昼時。ダイビングやシュノーケリングの合間に立ち寄ったと思しきお客さん、北谷に買い物に来ました的なお客さんとが入り交じる…大盛況な大衆食堂といった雰囲気。
訪問する時間帯によっては多少待たされたりBGMの琉球民謡もかき消されるほど騒然としている可能性もありますが、それでも100席近くあること、現役最古にして1905年創業と老舗中の老舗「きしもと食堂」の紹介記事でも触れておりますが、多くの沖縄そば店では事前に大量の麺を茹で置きしていることもあり、注文してからの提供が早い早い。なんで待ち時間はそんなに大したこともないかと。
コーレーグス(島とうがらしの泡盛漬け)や紅生姜はじめ、各種調味料に加えてティッシュも常備。
また、この手の昔ながらのお店だとタバコもプカプカ吸えちゃうものって思いがちですが、店内は全面禁煙。タバコの煙が気になる方やお子さん連れでもご安心を。
「浜屋」のメニュー一覧。(PCはクリックで拡大、スマートフォンはピンチアウトで拡大できます)
店名を冠した浜屋そばが人気No.1で、じっくりコトコト煮込まれた軟骨ソーキ肉(豚の骨付きアバラ肉。スペアリブのこと)が豪快に乗り、沖縄そばには一部ソーキ肉の代わりに三枚肉(豚バラ煮込み。ラフテーとも言う)も乗っちゃいますと。
豚モツ・豚足・ゆし豆腐(豆乳ににがりを加えただけの固める前の豆腐)がそれぞれ乗り、ライスまで付いちゃう中味そば・てびちそば・ゆしどうふそばも大変そそります。
ゆしどうふそばには軟骨ソーキ肉が潜んでおり、何というかひん剥く罪悪感にかられそう。
バイリンガルメニューも完備。
アメリカ人も多い土地柄ってのもあり、会計ではUSドルも使用できるらしく、近年の訪日外国人増加に伴ってこしらえたメニューというよりは長年愛用してきたって感じもしますね。
約40年愛されてきた塩味スープの沖縄そば。北谷町の老舗「浜屋」で人気No.1の浜屋そば
630円の浜屋そば(大)。
中央に骨まで難なく食べられる軟骨ソーキ肉が3個、脇を固めるように薄焼き卵と青ネギがパラリ。
150円のじゅーしぃ(沖縄風炊き込みご飯)大サイズも合わせるとご覧の見た目に。
これらは「浜屋そばじゅーしぃセット」として750円で販売されており、単品で買うより30円お得。(単品だと630円+150円=780円)
まあ数十円のお得さ以前に、そこまで頻繁に足を運ばない沖縄。それならとことんかっ喰らってやろうぜと大サイズでオーダーするのが間違った紳士のたしなみってヤツですよ。
めったに来ない沖縄。だから必然的に接写しちゃうのも紳士のたしなみ!(すみません、日頃からよくやってます)
ソーキ肉というと、沖縄以外だとこうやってそばの具として食べる機会ってほっとんど無いですよね。
だから思い切ってガヴリシャスするのが紳士の(ry
プリプリで柔らかく、一反木綿(いったんもめん)のような形状の薄焼き卵が彩りだけではなく、がっついた後に覚える独特の獣臭さを包み込んで癒やす役割も果たしている気がする。そんな優しさ。
丸ごとガヴリな軟骨ソーキだから、ほぐした肉を麺と一緒にかっ込むのも粋。
手での骨処理も不要、よどみ無いペースでじゅーしぃもパクパクと。
アッサリとした味付けにこれまたアッサリとした塩味スープが抜群の相性。ウマイなー。
浜屋そば(大)だけだとそこまで多過ぎることもないですが、このじゅーしぃは大だとそれなりの量(一般的なご飯茶碗の1.5杯分くらい)だから「浜屋そばじゅーしぃセット」にしておけばボリューム的にも申し分無いかと。
ちょこんと添えられた漬け物もそばの汁気や卓上に設置された紅生姜とはまた違ったカタチで食欲をかき立ててくれますね。
軟骨ソーキ1個分が三枚肉2個と置き換わる「浜屋」の沖縄そば(大)680円。
浜屋そばよりも三枚肉の味わいがプラスで楽しめる分、観光客にはこちらの汁そばも好評だそうで、そういえば初めて「浜屋」を訪れた際の「おすすめは?」って質問に「沖縄そば」と返された記憶。
食べ進めて行くと三枚肉の醤油っ気が塩味スープに自然とシフトし、これはこれでそそるもんあります。
沖縄そばの場合だとじゅーしぃよりも普通のライスをセットで付けて、こう、甘辛いラフテーをおかずに真っ白い米を蹂躙するが如く進撃してやっつけるって食べ方も良さ気。
最初からドバドバ入れちゃうと真っ赤に染まるから、紅生姜は途中でほんのり加えるのがベスト。口直しにも最適。
スタッフの対応もそつなく丁寧、シンプルかつ万人受けする沖縄そば界の優等生的存在。おいしく完食です!
食後は徒歩10秒くらいの宮城海岸へ。できれば夕暮れ時に寄りたい。
見渡す限りの大空、青とオレンジの共演。
そりゃこんな風にカラダでハートを表現するカップルは爆発しろも見ていて微笑ましくなるもの。
その絶景を拝もうと後を絶たない人々を見下ろし、「見ろ!人がゴミのようだ!!」と吐き捨てるのが趣味です。
東京・谷中の名所「夕やけだんだん」でも同じような発言をよくするため、相変わらず成長しないなとも思いつつ、気分転換に立ち寄るのがこの「浜屋」だったりもします。
朝から晩までの通し営業&ほぼ無休なのも嬉しい。
「浜屋」の味をしっかりと舌に焼き付けて、本島北部から南部を食べ歩いてみるのも楽しいし、本島を離れると八重山そばやら宮古そばやらと名称が変わる点も、一見ひとくくりにできちゃいそうな沖縄そばもお店や地域によって微妙に、時に大胆に異なる事実を肌で感じ取るのも面白い。
ちなみに、同じ北谷町では骨付き肉ならぬ肉付き骨なるご当地料理も堪能できます。これだから沖縄旅行ってば面白い!
店舗情報
店名 | 浜屋 |
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住所 | 沖縄県中頭郡北谷町宮城2-99(地図) |
電話番号 | 098-936-5929 |
営業時間 | 10:30~20:30(L.O.20:00) |
定休日 | 正月・旧盆 |
最寄駅 | - |