己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

【激安】天ぷら1個65円!行列が絶えない「中本鮮魚店」の揚げたてフワフワ沖縄天ぷら

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天ぷら1個65円、それも税込価格。

それでいて他の都道府県で味わう天ぷらとはちょっと違う沖縄天ぷらをいただけるのが、那覇空港から車で40分ほど、沖縄本島南部の離れ小島・奥武島(おうじま)に店を構えて20年以上の「中本鮮魚店」。

激安なのに揚げたてほかほか。いや、激安だから多くのお客さんで回転しまくって揚げたてほかほかの状態で出さざるを得ない人気のご当地グルメをご紹介。

いつ行っても大体そこだけ混雑している沖縄本島南部の人気天ぷら専門店

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午前中と午後に伺ったことありますが、各日ともに大盛況。

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強烈な日差しが照りつける平日15時頃でも行列。

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大通り挟んですぐの海がキレイで人が集まって来るんじゃなく、

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天ぷら求めて当たり前のように行列。客層は地元民と観光客が中心。

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並んで自分の番が来たら目当ての商品を買うだけと至ってシンプル。

強いて気をつけることを挙げるなら下記2点くらいですかね。

  1. レジ袋が不要な場合は注文時に売り子さんに申し付けること
  2. 特に混雑が予想される土日祝日に50個以上の大量購入をする場合は前もって電話予約すること

また、すぐ横にちょっとしたイートインスペースこそ設けられておりますが、テイクアウト専門店なので長蛇の列だとしても回転はかなり早め。この日は約10分ほどで天ぷらを受け取りました。

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さかな・いか・いも・もずく・やさい・アーサ(岩のり)・ウインナー・カニカマ・ウムクジ(紅芋)・もちもちポテト・ちくわ・ハッシュポテトの計12品が1個税込65円。

グルクン(白身魚)の天ぷらとあげぱん(白糖・黒糖・きなこ)はそれぞれ100円、125円ですけど、それでも充分過ぎる安さ。

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イートインスペースで購入した天ぷらを意気揚々と広げるお父さん。

さながらトーカ堂の北社長もびっくりのテレビショピングっぷりでしたが、さすがに1個198,000円とかだと誰も買わないので、この手の光景を目の当たりにしても1個65円で食べられるありがたみを噛みしめるとしましょう。

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沖縄県産、というかすぐそばで獲れたであろうもずくや海ぶどうも別途販売。

揚げたてフワフワ!沖縄県南城市奥武島「中本鮮魚店」の天ぷら各種

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揚げたてサクサクというよりフワフワ。フリッター状の衣が特徴的な沖縄風天ぷら。写真はもずく天。

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もう情状酌量の余地がないくらいって言ったら言い過ぎですが、沖縄県産もずくがビッシリと!

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あおさ汁はよく見かけますが、沖縄だと天ぷらにしちゃいます。アーサ天。

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こちらももずく天同様結構な量が使われているんでしょう、断面まで安定の緑色。

もずく、アーサ(アオサ)、どちらの天ぷらも鮮度抜群だから大量使用でも生臭いだなんてことはなく、それ以上にフワフワ衣の食感が楽しく、天然の塩味も効いててモフモフッと食べ進められます。さつまあげなんかの練り物に近いモチモチさも兼ね備えているから食べやすいってのもありますね。

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旬の獲れたて鮮魚をふっくら揚げた1番人気のさかな天ぷら。

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時期によってはマグロが用いられることもあり、それが1個65円で味わえる悦び。

沖縄県はマグロの漁獲量が全国トップクラスということもあり、例えば石垣島ではボリューム&鮮度ともに抜群の刺盛りが格安でいただけるんですが、天ぷらでも気軽に食べられるってステキですよね。

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食事というよりはおやつ感覚に近いウムクジ天。

合成着色料を使っているんじゃないかって勘違いしますが、天然モノなんですよね。
外側のカリッとした香ばしさと内側のホクホク感とのギャップが楽しいっす。

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県魚にも指定されているグルクンの天ぷら。

こちらは天ぷらメニューで唯一の3桁ですが、100万円ではなく100円なのでご安心を。
何気ないハズの白身魚、でも鱗部分がうっすら赤みがかっているのが「そういえば沖縄の魚って極彩色なんだっけ」と想起させます。

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グルクンをクルルンと裏返し。

何だか寝袋で寝相の悪い人みたいに見えなくもありませんが、見事な反りっぷり。

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個人的にこのグルクン天が1番のヒットでした。

どの天ぷらも何もつけずとも素材そのものの風味アリなんですが(イートインスペースに醤油、ソース、塩、唐辛子あり)、取り分けこのグルクン天こそ調味料不要の塩気。何でお米がないんですかね?

あと、食べ始めると毎回スススと寄って来る猫たちがおるんですが、彼らってばさかなとグルクンの天ぷらには食いつくのにやさい天とかだと踵を返して別のお客さんの元へと去って行く点が実にあざといと思います!

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店内で完食するのもアリですが、せっかくの沖縄旅行なら、

ここは自販機で買える琉球コーラを手に取って、

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海沿いで絶好の景色を堪能しながらガヴリ&グビリするのも乙。

コカ・コーラよりも気持ちソリッドでクセのない甘さが天ぷらの後味を程良く洗い流しつつ、それでいて水分補給もできちゃうって一石二鳥感が味わい深かったです。

奥武島自体が周囲1.6kmと非常にコンパクトなので晴れの日なら散歩しながらってのも心地良さそう。

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ただまあ、沖縄の紫外線量は東京の倍近いのでくれぐれも日焼け対策は忘れずに!

年中無休、1月1日は早朝6時開店。「中本鮮魚店」で買った天ぷらを頬張りつつ初日の出を拝もうもんなら最高の新年を迎えられるかもしれませんね。

店舗情報

店名 中本鮮魚てんぷら店
住所 沖縄県南城市玉城字奥武9(地図
電話番号 098-948-3583
営業時間 【11月~3月】
10:00~18:00
【4月~10月】
10:00~18:30
【1月1日】
06:00~17:00
【1月2日】
09:00~17:00
※ウークイ(旧盆)・大晦日は17:00閉店
定休日 年中無休
※GW明けの2日間・海神祭・冠婚葬祭は臨時休業
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