たっぷりひき肉と辛いスープが食欲を刺激してやまない「味仙(みせん)」の元祖台湾ラーメン。
昨日お届けした「麺屋はなび本店の元祖台湾まぜそば」も、この店なくして存在することはなかったぁっ!!!……って、出だしがほとんど昨日と一緒なワケですが、今回は名古屋めしの定番・台湾ラーメンをこの世で初めて提供した「中国台湾料理 味仙 今池本店」の台湾ラーメンを紹介いたします。
名古屋市営地下鉄・今池駅9番出口すぐ。成功の象徴とも呼ぶべき立派なビルがどでんな「中国台湾料理 味仙 今池本店」
ドラゴンボールで言うところのマッスルタワーくらいの存在感。
でも入口そばの駐輪っぷりがいい意味で敷居の高さをダウン。
当たり前のようにお持ち帰りコーナーも完備。
“中国台湾料理”と謳うけれど、看板商品の台湾ラーメンは本場台湾では食べられません。ナポリタンがナポリにないのと似ているのかな。
台湾ラーメンの元祖は名古屋市千種区今池一の中国台湾料理店「味仙」だといわれている。30年ほど前、同店の主人郭明優さん(60)が台湾で小皿に盛って食べる「台仔(たんつー)麺」を、激辛にアレンジして出したのが最初という。
郭さんが台湾出身であることから台湾ラーメンと命名した。当の台湾には似た麺はあっても、同一の激辛ラーメンは存在しないという。
元祖台湾ラーメン | 味仙本店 - 元祖名古屋名物台湾ラーメンの中国台湾料理店
1階118席、2階170席と約300席に及ぶ大型店舗
「だぎゃー」などあらゆる名古屋弁が飛び交っていた気がします。
どこからともなくやって来るお客さん達で満席の店内。
向かいのパーキングに停車した車から団体客が面白いくらいスイスイとお店に吸い込まれて行くようで、それだけでも見ているのが楽しかったし、つまりは愛されているんだなーと実感。
ドラクエの「ガンガンいこうぜ」ばりにガンガン作る料理人。
程なくしてカウンターの端っこ、目の前が料理提供口というある意味せわしない、でもある意味特等席ともとれる場所に通され着席。
惣菜、肉、海鮮系とかでそそるメニューはありましたが、
何より目当ての台湾ラーメンを。あと、台湾ラーメンだけだと辛くてダメになりそうな場合のリスクヘッジとしてチャーハンもプラス。
名古屋に根付いて約50年のご当地ラーメン!「中国台湾料理 味仙 今池本店」の台湾ラーメン630円
と、サイドメニューのチャーハン(680円)。
辛党の方であればいつでも立ち向かえる準備ができているんでしょうが、注文後かなりのスピードで提供されたので、タイミング的には「よっしゃ!辛いの食うたる」って覚悟を決めたあたりで頼むのがベターでしょう。まだの場合は小皿料理でしのぐか、辛さ控えめなアメリカンと指定してオーダーするとよろしいかと。
ちょっとひとすくいするだけでひき肉とニラをビッシリ摂取可能。
唐辛子がこれでもかと効いていなければ普通においしい鶏ガラ醤油スープとしていただけるんでしょうが、表面を覆う油膜が熱と辛さを封じ込めるお札のような役割で、ひと口含めば、うーん、辛い。でも、まったくもってアカンやつやな辛さじゃなくて辛ウマイ。
気ままに麺を持ち上げても唐辛子がこれまたビッシリ。
とはいえ、あらかじめ辛いと認識した状態で口に運んだこと、激辛すぎるブツを完食してきた過去があるからだと思われるので、おれの辛ウマイの基準ってあんまり参考にならないかもしれません。
【参考】これまで食べてきた辛いもの
オーソドックスなチャーハンと瓶で出される水でガブガブ口直し。
でも再び台湾ラーメン含んで、う~辛い!
1人で平らげるのもいいけれど、複数人で訪れ様々な料理だ酒だに舌鼓を打ちつつ盛り上がった後の〆に辛味もズルズル分かち合う、そんな楽しいひと時も過ごせちゃいそうなキャパの広さも長年愛されている理由の1つなんじゃないかな。
完食!(※汚いのでモザイク処理済み)
この日はチャーハンとセットにしていただきましたが、普通にライス頼んで残ったスープに投入してもいい気がしましたし、その時に生卵の1つもボチャンできればカルビクッパ感覚で召し上がれて尚良さげに思いました。
次回はこんな風に仲間と肩組んでアホ話に花を咲かせつつ帰路に着きたいものです。
腹ごなしと吹き出した汗を乾かすかのように栄までの道のりをブラブラ散歩して帰っても疲れがまったく残らなかった。きっと台湾ラーメン特有のスタミナ成分なんかがいい感じに作用してくれたのかもね。
店舗情報
店名 | 中国台湾料理 味仙 今池本店 |
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住所 | 愛知県名古屋市千種区今池1-12-10(地図) |
電話番号 | 052-733-7670 |
営業時間 | 17:30~26:00 |
定休日 | 年中無休(※12/31、01/01は除く) |
最寄駅 | 今池駅 |