己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

【混ぜるな危険】名古屋「麺屋はなび」本店の元祖台湾まぜそばがウマ過ぎて辛い

f:id:thyself2005:20151129173632j:plain
“台湾”と冠してますが名古屋発祥のご当地グルメ、台湾まぜそば。

多くのラーメン店で当たり前のように見かけるようになった台湾まぜそばも、この店なくして存在することはなかったぁっ!!!(ムダに吐息混じりで)ということで、名古屋市「麺屋はなび 高畑本店」にて“元祖の1杯”を堪能して参りましたので、これまたムダに多い写真とともにお届けしたいと思います。

2008年8月創業。台湾まぜそばの大ブレイクで一躍人気ラーメン店の仲間入りを果たした「麺屋はなび」の総本山・高畑本店

f:id:thyself2005:20151129173622j:plain
平日12:00台後半でもご覧のように大行列。

地元民に紛れておれのような観光客やら出張がてら訪れたっぽいビジネスマンやらを散見しましたが、店内にも待合席があるのにこの人垣。うねうねと進む形で並ぶことになるんですが店頭には30名ほど。
さすがは本店であり台湾まぜそばの元祖ゆえの集客力って感じはしますが、土日祝日だとさらに混雑しちゃうんでしょうね。

f:id:thyself2005:20151129173623j:plain
お店は名古屋市営地下鉄東山線・高畑駅から徒歩5分ほど。

目の前の大型パチンコ店にこれまた大きな駐車場はございますが、はなび目的での駐車はNG。付近に計7台分駐車できるものの、日々たくさんのお客さんが足を運ぶのを考慮すると、電車やバスなんかの公共交通機関でのアクセスが賢明かもしれません。

f:id:thyself2005:20151129173624j:plain
待っている間の嬉しい水分補給。

まだ残暑厳しい時期の訪問だったから冷たかったけど、今くらいの寒い時期だと温かいお茶とかだったりするのかな。

f:id:thyself2005:20151129173625j:plain
小食の方も安心、麺少なめにすると味玉半分がサービス。

紙エプロンの提供やら髪留めゴムも完備していたりと、有名店だからとあぐらをかかずに細やかな気配りが行き届いていたのは好印象。

おれ自身はこの手のラーメン屋さんも昔ながらの垢抜けない雰囲気の老舗も好物ではありますが、同じ接客をされるなら気持ちがいいに越したことはありませんよね。

「麺屋はなび 高畑本店」のメニュー一覧

f:id:thyself2005:20151129173626j:plain
基本メニューは汁そばとまぜそばの2種類。

豊富なトッピングで自分好みにカスタマイズしてもよかったんですが、初訪問の今回はシンプルに台湾まぜそばオンリーで。

f:id:thyself2005:20151129173627j:plain
裏面はごはんものと食べ方指南。

後ほど当然のごとく紹介しますが、台湾まぜそばといったら追い飯、これが欠かせません。

f:id:thyself2005:20151129190423j:plain
この日は元気な女性スタッフが中心となっての切り盛り。

L字型カウンター、壁側の待合ともに10席ほど。カウンターに着席するまで1時間ほどかかったので、ピークタイムを可能な限り避ける以外には季節に応じてしっかり着込むなどの対策が必要に思いました。

特製台湾ミンチに卵黄、刻んだ薬味をまーぜまぜ。名古屋「麺屋はなび 高畑本店」の元祖台湾まぜそば780円

f:id:thyself2005:20151129173630j:plain
見慣れたビジュアルも発祥店だと違って見える気がする不思議。

f:id:thyself2005:20151129173631j:plain
並盛(麺200g)サイドビュー。

右手前にこんもり盛られた生ニンニクは食券渡すタイミングで有無を聞かれるので大丈夫。このニンニクと卓上調味料の昆布酢で味変するのがおすすめなようだし、おれからニンニクを取り上げたら何も残らない気がしなくもなかったので当然追加。

f:id:thyself2005:20151129173632j:plain
卵黄が重力に耐え切れずとろーっとしてきた。

特製台湾ミンチ、卵黄、生ニンニク以外の具は、九条ネギに海苔にニラと魚粉。すべての具材がとことん刻まれているからまぜまぜする際も邪魔にならず、スムーズにかき混ぜられる配慮もナイス。

f:id:thyself2005:20151129173633j:plain
あと、個人的に嬉しかった点として、あらかじめ麺とタレをまぜ合わせた状態に各種トッピングをオンしてくれたことを挙げておきます。

こう、茹で上がった麺を皿に入れてハイ、ハイ、ハイとスムーズに乗せただけだとね、時たま麺が玉になって混ぜるのに意外と力を要したり、うまくできたつもりでもムラが残っていたりする場合もあるんだけど、その手の不満もきっちり解消してくれているのもポイント高いんじゃないかな。

f:id:thyself2005:20151129173634j:plain
みょーん。

だからかき混ぜない段階でも麺にしっかり味がついててステキ……って、はよかき混ぜて食えやってハナシですよね。

f:id:thyself2005:20151129173636j:plain
肝心のまぜそばは、一言でスパイシー。

唐辛子と山椒の刺激が一気に押し寄せ、慣れていないと一口目で舌がやられるかも。

f:id:thyself2005:20151129173637j:plain
ただ、辛いと分かっているのに、

その辛さを何とかしたいがためにズビビンズビビン勇ましく麺を啜り込んでは、うー、辛い、でもやめられないからズヴィヴィヴィヴィンと繰り返しちゃうこの快感。

f:id:thyself2005:20151129173640j:plain
自分がSかMのどっちなのか一瞬頭をよぎるけど、

最終的にはそんなんどうでもよくなるし、どりゃりゃと混ぜ合わせたニンニクもバッチリハマっているのもあるんでしょうが、何ともクセになるおいしさ。

f:id:thyself2005:20151129173638j:plain
ウマく辛い(からい)。でも、それ以上にウマくて辛い(つらい)。

和えれば和えるほどデンジャラス級のおいしさに出逢える、混ぜるな危険とはよく言ったものです。(おれしか言ってない)

f:id:thyself2005:20151129173639j:plain
我ながらスゴイどアップ。

かつて店主が名古屋名物の「台湾ラーメン」を作ろうとした際、当時のスープと合わず、捨てようとした台湾ミンチを麺に直接かけたことが台湾まぜそば誕生のキッカケだそうですが、幾度ものマイナーチェンジを経たことでスキのないレベルに仕上がっております。

f:id:thyself2005:20151129173635j:plain
まぜそばの麺は、茹で上がりとほぼ同時にすりこぎ棒でグリグリ。

あえて麺に傷をつけることで麺とタレとの絡みを向上させ、啜る度に違った食感をもらたす効果があるそうで、既成概念にとらわれない手法も取り入れたりする自由度の高さも見てて面白いもんありますね。

f:id:thyself2005:20151129173641j:plain
昆布酢を適量加えてサッパリといただくのもアリ。

〆は無料の追い飯で!あますことなく平らげよう

f:id:thyself2005:20151129173642j:plain
程よくソースを残しつつ麺を食べ終えたタイミングで追い飯コール。

食べた丼を一旦手渡すことで、レンゲ一杯分のライスを投入してもらえる(※このタイミングで割り箸も処分してくれる)から、

f:id:thyself2005:20151129173643j:plain
愛でるように絡め取りつつパクパクからの、むはぁ…。

残り物には福がある、この場合もまさにそれなんじゃないか。モチモチの極太麺とはまた異なるお米ならではの一体感。幸福の2文字が脳裏に浮かびました。

ラーメンライスなるメニューに対して「炭水化物に炭水化物じゃん」というテンプレなツッコミを入れて敬遠しちゃうそこのアナタ(イエーイ見てるー?)も無料なんだし、何なら麺少なくしてでもいいからこの追い飯は忘れずにトライしていただきたいところ。

f:id:thyself2005:20151129173646j:plain
はい、完食です。(※汚いのでモザイク処理済み)

辛さ控えめもできたり、ゴロッと炙りチャーシューと卵黄の組み合わせで食べやすさが増したキミスタなるメニューも用意されているから“辛いの苦手!ダメ。ゼッタイ。”な方でも頭ごなしに否定せず1度試してみる価値はあるんじゃないかな。

現在直営店は愛知県を中心に8店舗で、東京だと新宿店のみ。次回はチーズだこってり背脂あたりをトッピングして、デフォルトとは違ったまろやかな1杯を味わってみたいですね。

店舗情報

店名 麺屋はなび 高畑本店
住所 愛知県名古屋市中川区高畑1-170(地図
電話番号 052-354-1119
営業時間 11:30~14:00、18:00~21:00(※土日は11:00オープン)
定休日 月曜日、第1・第3火曜日
最寄駅 高畑駅