ジョボボーボ・ボーボボ!セルフサービスだからお好みで量を調節可能。
4月の最高気温が30℃に達するなど早くも2015年夏真っ盛りな沖縄地方。
その気になれば余裕で泳げちゃうでしょうし、人が無理せず泳げるんだから、1杯の丼ぶりの中で麺を自由に泳がすのなんて造作もないことでしょう。
…少々強引な出だしな気がしなくもありませんが、今回は数ある専門店の中でもちょっとした変わり種、やかんでジョボジョボマイペースに出汁を注いで食べられる名護市「八重食堂(八重そば)」の沖縄そばを紹介いたします。
名護市役所から徒歩10分、繁華街にある昼だけ営業の沖縄そば専門店「八重食堂(八重そば)」
東京の繁華街にある飲食店とは一味も二味も違う、なっちゃった的な外観。
1973年(昭和48年)創業と今年で42年、いわゆる老舗の部類です。
いかにも自宅兼店舗といった雰囲気全開なのも妙にそそりますね。
お店目の前は結構車が頻繁に通るので、落ち着いて食事したいならバスやタクシーでのアクセスがおすすめでしょうか。
テーブルと小上がり合わせて計20席の店内
入って右手がテーブルで、こちらは4名掛けと8名掛け1卓ずつの計12席。
左手に小上がりで、こちらは4名掛け×2卓の計8席。
名護「八重食堂(八重そば)」のメニュー一覧
食事はそばとジューシーのみ。三枚肉とソーキのミックス版もあって嬉しい。
商品名 | 価格 |
---|---|
ビール | 500円 |
三枚肉そば | 650円(小:500円) |
ソーキそば | 650円(小:500円) |
ミックスそば | 650円(小:500円) |
ジューシー | 150円 |
一瞬ソーキそばかミックスそばかで迷いましたが、「山原そば」だとかで骨付き肉にむしゃぶりつく楽しみやら悦びを見出しちゃったので、今回は500円のソーキそば小をオーダー。
メニューに大と小が設けられている場合は、小サイズでも一般的なラーメン店の並盛り相当はありますので、せっかくの沖縄、色んな郷土料理を食べ歩くぞーな方ほど小がおすすめです。
セルフサービスの出汁かけ沖縄そば!名護「八重食堂(八重そば)」のソーキそば小500円
麺と具の丼、銀の出汁入りやかん、骨入れ小皿がスピーディーに到着。
小サイズでも3個入りのソーキ。これでワンコインとはムムム。
ちなみに大サイズだと4個乗せになり、麺の量も増しますと。
で、そんな麺と具に照準を合わせて…
ジョボボーボ・ボーボボとアツアツのおつゆを注ぐのであります!
こんな感じですかね、ちょっと入れ過ぎた感もありますが、
小サイズだと気持ち器が小さいこともあり、結構いっぱいに注いでもやかんにはまだ半分くらい出汁が残っておりました。
本部町で食べた「きしもと食堂」「山原そば」とは異なる仕上がり。
カツオ節がたっぷり効いた本部半島のすばもナイスですが、こちらのように塩ベースのアッサリ透明タイプなスープも実に捨てがたい。
きしめんを彷彿とさせる名護の老舗製麺所「三角屋」の幅広麺(ひらそば)。
ソーキはホロホロに崩れるくらいに柔らかく、出汁をとるのに使われた肉ならではの一体感。まったく無理せずスルスルとキレイに骨がとれちゃう快感。
例えコーレーグスだ紅生姜で濁っちゃってもリカバリーもたやすいのはセルフサービス出汁ならでは。
食べ終わった後もつゆだけ注いでグビビングビビンしちゃいましたよね。
沖縄そば屋と知らなければ普通に通り過ぎちゃいそうな店構え、何よりセルフ出汁かけだなんて実際に出てくる料理を目の当たりにするまで分からない。でも、だからいい。だからこそいい。
那覇空港から車で1時間少々、決して快適なアクセスではありませんが、ちょっと変わったご当地グルメを味わいたい場合におすすめの1軒と言えますね。
店舗情報
店名 | 八重食堂(八重そば) |
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住所 | 沖縄県名護市城1-9-3(地図) |
電話番号 | 0980-52-3286 |
営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 火曜日 |
最寄駅 | 名護市役所前バス停留所 |