- 2016/11/22:更新
- 2015/03/30:初公開
小サイズでも放射状にどでんと4個乗せな「山原そば」のソーキそば。
肉が無くなり次第閉店、何とも頼もしい響きである。
沖縄美ら海水族館への行き帰りに立ち寄れるロケーションとはいえ、「きしもと食堂」と同じく那覇空港から車で約2時間は要する、正直アクセス抜群とは言えない地域なのに、早いと13時台で閉店しちゃうだなんて…嗚呼。
…そんなワケで、己【おれ】沖縄編第3弾で取り上げますは本島北部の人気店「山原そば(やんばるそば)」のソーキそば&三枚肉そばでございます。
- 開店前から行列のできる本島北部の人気沖縄そば専門店
- テーブル3卓、座敷も豊富な計30席以上の中・大型店
- 食べ応え充分なスペアリブが4個も乗った「山原そば」のソーキそば小
- じっくりコトコト煮込んだ豚バラ肉と沖縄かまぼこがアクセントな「山原そば」の三枚肉そば小
- 店舗情報
開店前から行列のできる本島北部の人気沖縄そば専門店
行列がなく最初素通りしちゃったけど、琉球白瓦が印象的な外観。
朝10時過ぎの到着で行列なし。それどころか営業するのかすら怪しい雰囲気だったので専用駐車場にてバクスイ瞑想にふけっていたところ、「ネハン!」とかって寝言で起きたら涅槃の境地に達するか否かの11時オープン直前に店先にできた20名ほどの行列に気づき、そそくさと移動を開始。
もし瞑想していなかったら、指スマで時間をつぶすリア充達に「おれも交ぜて」と握りこぶしの指の隙間から親指出して参戦してグーパンチをお見舞いされていたと思うので、やはり瞑想して正解でしたね!
要するにおとなしく並びました、ということです。
目の前を走る県道84号線は「沖縄そば街道」と呼ばれているそうで。
お店が本部半島のほぼ真ん中に位置していることもあり、都心部と比べてゆったり穏やかな時間が流れているようにも感じましたが、だからこそ日々行列ができる「山原そば」は別格の存在感と言えるのかもしれません。
テーブル3卓、座敷も豊富な計30席以上の中・大型店
カウンター席だけのラーメン屋なら1時間待ってようやく入店なんだろうけど、大して待たずに着席できたのはありがたかったです。
座敷席だと古民家感覚もひとしおな食事が楽しめそうですね。
本部町「山原そば」のメニュー一覧
商品名 | 価格 |
---|---|
ソーキそば | 900円(小:650円) |
三枚肉そば | 800円(小:550円) |
子供そば | 350円 |
御飯 | 100円 |
オリオン生ビール | 500円 |
ソーキ、三枚肉そばともになかなか強気な価格帯。
沖縄そば専門店の場合、小サイズでも一般的なラーメン店の並盛り相当はありますので、とってもいい加減にまとめちゃいますけど、チャーシューメン大盛りが900円ないし800円、そう変換すると、まあこの値段でもアリなのかなって思い直せるんじゃないでしょうか。
「山原そば」ではソーキと三枚肉がセットになったそばメニューはなく、両方味わいたいなら各メニューを注文する必要があるということで、今回は小サイズ×2杯の満腹コースで参りましたと。せっかくの沖縄旅行ですしね。
セルフサービスで水、麦茶、温かいお茶の中から選択。
コーレーグスと一味唐辛子、それらを固めるようにボックスティッシュの布陣。
食べ応え充分なスペアリブが4個も乗った「山原そば」のソーキそば小
4個なだけにどででででん。
注文後10分ほどで到着。大勢の先客分をさばいて尚その所要時間なのはあらかじめ麺を茹で置いているからなんでしょうけど、スゴイとかを通り越して痛快。
小じゃないとさらに中央にプラスワンの計5個が鎮座し麺量も増します。
トッピング肉の分も考慮しちゃうと、同じ日に沖縄そばを連食するとかしないとか関係なく小でも普通に足りちゃうんじゃないかって思いましたね。
ソーキそばは骨入れ用の小皿も同時提供。
そんなソーキをちょこっとずらして麺をホジホジ、
丼そのものは大きくありませんが、それでもみっちり収まっていることを確認。
1973年の創業時から40年以上に渡って継ぎ足してきた豚肉、豚骨、カツオ節ベースの和風テイストなつゆ、うどんとは異なるコシの平打ち麺をズビビビビン。
出汁に使った後の調理肉だから、つゆ→そば→ソーキと順当に食べ進めてもソーキ→そば→つゆ、そば→ソーキ→つゆとかってマイペースにいただいちゃってもしっかり一体感が保たれているのはこの手の強みってヤツですかね。
濃いめの味付けだから骨までむしゃぶり武者震い。
途中から「骨付き肉食ってるぞ―」と独り勝手に興奮してきちゃって、最終的に素手でガッシガシに捌いての完食と相成りました。
じっくりコトコト煮込んだ豚バラ肉と沖縄かまぼこがアクセントな「山原そば」の三枚肉そば小
三枚肉なだけに3枚重ねて食べればラフテーのようにだっていただけそう。
2杯かっ喰らうとファーストオーダーで宣言していたこともあり、1杯目よりもさらに早いスピードで着丼。沖縄そば屋ってわんこそばスタイルも成立するんじゃないかと、そんな大して需要もなさそうな可能性を垣間見た気がします。
並だとプラス1枚の計4枚になりますが、3枚でも三種の神器的オーラが。
でも撮影失敗でせっかくのオーラも台無しに。RPGのエンカウントみたいだ。
改めて俯瞰すると小でも嬉しいたっぷりめなボリューム。
こうやってそばと一緒にいただいてみるのも面白いですし、
2杯目だからやらなかったんですけど、三枚肉そばの場合は並盛りにしてお腹いっぱいにするよりも、小サイズ+100円ライスで豚バラ肉をおかずにしちゃうやり方が意外としっくり来そう。
どちらも完食しましたが、個人的なおすすめはソーキそば。
ソーキのためなら並サイズを注文するのだってやぶさかじゃないんですが、でも三枚肉でライスを頬張り汁そばでズビビビ洗い流す昼下がりも捨てがたい。
…まあいずれにせよ食い過ぎなんですがね。(複数人で行くなら別々の頼んでシェアするのが1番のおすすめ)
店舗情報
店名 | 山原そば |
---|---|
住所 | 沖縄県国頭郡本部町伊豆味70-1(地図) |
電話番号 | 0980-47-4552 |
営業時間 | 11:00~肉無くなり次第閉店 |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
最寄駅 | - |