- 2016/05/29:更新
- 2014/09/04:初公開
とくしまーん。
日本はおろか世界各国のグルメ食べ歩きに困らない我らが首都・東京ではありますが、今月で創業3年目に突入する高円寺の徳島ラーメン専門店「中華そば JAC」では、出色の出来栄えと呼ぶにふさわしい1杯が堪能できます。
3日前更新の記事に続く“ダブってしまった”シリーズではありますが、最後までどうぞお楽しみ下さいませませ。(※語尾ダブらせてみた)
ラーメン大賞・新人賞(豚骨部門)第1位に輝いた高円寺「中華そば JAC」のJACそば900円
いわゆる味玉チャーシュー麺のような位置づけのJACそば
通常の中華そば(700円)に味玉と豚バラスライスを追加。
嬉しいことに大盛と生卵は無料サービス。
写真は麺の量120gの並盛。濃厚な豚骨醤油スープであること、JACそばで具だくさんになっていること、何より生卵と味玉でタマゴがダブってしまったこともあり、物足りなさは特に感じませんでした。
どこかにすき焼きを彷彿とさせるたくましいビジュアル。
たくましいといえば豚バラ肉もガッツリ入っておりまして、
これは麺よりもライス(100円)の上に乗っけて特製豚丼にして食べたくなりますね…って、今回は並盛ラーメンのみの紹介なので「ラーメンライスは炭水化物on炭水化物よキー!」な方もどうぞご安心なさって下さい。
徳島醤油と貝柱の旨みを合わせた特製のカエシが際立つ甘めのスープ。
この甘みが実にいい仕事をしていまして、単に濃い・エグイという印象に留まらないもう1段階上の豚骨醤油ラーメンへと昇華させているんですよね。
ウェービーな中細麺と力強いスープの綱引き、一足早めの独り大運動会。
箸を割る音とピストルの音を重ねて、鳴ったと同時に持ち上げた麺をまたスープに浸してググイと啜り上げる、そんなある種のズビビン攻防戦。
ちなみに、どうして運動会を例えにしたかって、
学生時代にお世話になったレトロな学校椅子に腰掛けてたからなんだろうな。
シンプルに“中華そば”と“営業中”のジャックならぬシックな外観。
JR高円寺駅から徒歩7分ほど、環七通り沿いとはいえ周囲は薄暗く、
内装や小物使いも洗練されているんだけど、
このイスと味のある木製カウンター、トレイに乗って出されるラーメン。
しっかり大人の雰囲気も漂わせつつ、何だか林間学校の宿舎に来ているようだと一瞬でも錯覚させる絶妙なチョイス。ラーメンのしょっぱさと甘さの共存に通ずるものがある、合っている、直感的にそう思いました。
お好みのタイミングで生卵をポチャン
味付玉子もかじりつつ、お好みのタイミングで生卵をポチャン。
グルグールグーグル、人間のクロールをナメるなよとばりにかき混ぜ、
ねらーと浮上させると2chまとめブログの完成ですたまらんまろやかさ。
卓上調味料のニンニクや胡椒、さらにはスダチ果汁で引き締めるのもアリ。
感覚的に水が美味しく感じられる味わいだから、セルフサービスでグビビングビビン、ふと部活の合間にガブガブ飲んだ水道水を思い出しました。
当然完食、かかかか完食です!(※汚いのでモザイク処理済み)
徳島出身の店主が地元と「麺処 くるり」で修行を重ねた後に故郷の味を伝えるべく開業したそうで、東京高円寺阿波おどりばりに行く行くは「高円寺にJACあり」と言わしめる日が来ることを楽しみにしています。
翌日。次は絶対にライスもセットで食ってやると大空に意気込むおれ。
少なくともJACは、おれの心をジャックしたのかもしれません。