己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

銀座駅直結!ワンコイン以下の良心的価格でたらふく蕎麦を満喫できる「俺のそば GINZA5」

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黒くて太くて固茹での冷たい蕎麦にガツンと豪快な盛り付けと言えば、

2002年に彗星のごとく誕生し飲食業界に強烈なインパクトをもたらした孤高の存在にして“蕎麦界のラーメン二郎”との呼び声も高い「そば処港屋」のことを思い浮かべる方も大勢いらっしゃることでしょうが、今回は“俺のシリーズ”で一世を風靡した俺の株式会社による新業態、先月4月11日にオープンしたばかりの新店「俺のそば GINZA5」について、今からそいつをこれからそいつをYAH YAH YAHと書き殴ってみたいと思います。

1.銀座駅直結の抜群過ぎるアクセス、俺のそばは駅のそば

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なんと東京メトロ銀座駅C1出口のほぼ真横、道に迷わない&便利と好都合。

銀座駅を利用する分には行き帰りに天候だとかを気にする必要もないから快適そのものですし、他にも有楽町駅や日比谷駅などからも歩けます。この気軽に立ち寄れる感はかなりポイント高いんじゃないかと。

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銀座で働く方々や観光客を中心とした往来が盛んな店先。

なお、資本金1億超えの会社が「俺のそばは駅のそば」だなんて韻踏みからこの場所をチョイスしたとは考えられませんし、今後そのようなことをほざくおっしゃる方が現れないよう、見識ある皆様は「俺のそばは駅のそば」って書きふらす正衛門ってアレがいたなと鼻で笑っていただければこれ幸いです。

2.開店1ヶ月未満にして早くも蕎麦メニューの大幅値下げで勝負をかけてきた「俺のそば GINZA5」

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テレビ放送記念による値下げとのことですが、

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この店の看板商品とされる肉そばと鶏そばは500円、もりそばは破格の300円。

いずれのメニューも通常の蕎麦店の倍以上のボリュームはあるので食べ応えは充分。足りない方向けに+100円で大盛りも用意されており、さらにスゴイのがこれらの価格帯は期間限定ではなく当面維持する点、これはぱねえ。

3.回転率向上に特化した最大82名収容の立ち食いスタイル

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大浴場のお父さんばりに黙々と蕎麦を啜りまくるサラリーマン中心の客層。

銀座駅のすぐそばで、肉そばor鶏そば大盛りにしなければワンコイン以下でお腹を満たせるともなれば大行列必至と簡単に予想できますが、豊富に設けられた飲食スペース、かけ蕎麦やうどん類を出さずスピーディーに提供可能な“もり”に特化したメニュー構成が功を奏しているようで、店頭にまで行列は及んでいたものの、10分以内には自席で蕎麦にありついておりました。

4.「俺のそば GINZA5」の注文から受け取りまでの流れ

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普通の倍サイズはあろう黒コップを手に取り、冷水機から水を注ぎます。

行列ができている場合はスタッフの指示に従って並びます。

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手に持ったコップと割り箸1膳を黒いトレイの上に乗せて進みます。

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厨房が見えてきた段階で何にするか聞かれるので、

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メニューに記載されているように番号で答えます。

肉そばなら「1番」、鶏そばなら「2番」と伝えるだけとシンプル。
大盛りや少なめにしたい場合は「3番大盛りor少なめ」と実に簡単な前金制で、あらかじめ小銭なりお札を用意した上で並んでおくとより効率的。
料理を受け取ったら空席に埋まる形でいただいちゃいましょう。

5.蕎麦が見えないくらいに盛られた大量の具材が特徴的な「俺のそば GINZA5」の俺の肉そば500円(税込)

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従来のもりそばのイメージを大きく上回る個性的な見た目。

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サイドビュー。こんもり盛り上がっております。

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刻み海苔を筆頭に、白胡麻、甘辛く煮込まれた牛肉に刻みネギがドカンと。

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それらのトッピングをどけてみますと、

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黒くてゴワゴワとした食感の田舎そばが大量に。

並の胃袋だと腹いっぱい、小食な方だとまず食べ切れないボリューム。

ちなみにもりそばだとこんもり具材がなくなり、海苔もりは蕎麦+海苔、胡麻もりは蕎麦+胡麻、海苔胡麻もりは蕎麦+両方となるようで、鶏そばは温かいつゆに鶏肉が加わる仕様です。(※刻みネギはいずれのメニューにもプラス)

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で、お店おすすめの肉そばと鶏そばの場合は、

ラー油のきいた辛い蕎麦つゆ、写真だと大変分かりづらいんですが、

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それにツユツツツ~とつけてズビビンズビビン啜っていただきます。

蕎麦だからかな、同じ太さの中華麺よりも気持ちひんやりとした舌触りで、海苔だ胡麻だラー油だで過剰なまでの風味付けは施されているものの、何もつけずに麺単体で味わえば少なからず蕎麦と実感できる口当たり。

麺とつゆの相性だとかは「港屋」と比べちゃうと越前リョーマならつい「まだまだだね」と言い放っちゃうんでしょうが、そもそもオリジナルと開店して1ヶ月ちょっとのお店とを比較すること自体が無理ゲー過ぎるので、完全な評価は今後の行方次第って感じですかね。

ラー油はもっとガンガンに効いてくれてても良かったんですが、ここらへんは「港屋」と一緒で事前に伝えれば調整可能だろうし、次回以降は辛さ多めでいただきたいところ。

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大皿の上で広げてみると、並盛りでも確かな量。麺は300gくらいかな?

6.卓上の生卵と天かすは嬉しい無料サービス&入れ放題

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要するに月見蕎麦だたぬき蕎麦が追加料金不要で現実のものとなるワケさ。

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で、多くの方はつゆにドボンする派だと思うのであえて申し上げておきますと、

つゆに入れるよりも蕎麦に直接オンする方がダイレクトに卵のまろやかさや天かすのザクザク感が褪せることなく最後まで味わえるのでおすすめです。

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ある程度食べ進めたら、こうやってワシャワシャとかき混ぜてよー、

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ぬわーんとなったのをズビビンズビビンかっ喰らいまして、

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ご覧のとおり完食です!(※汚いのでモザイク処理済み)

上品なお味も大好きなんですが、時たま無性にかっ喰いたくなるのが「ラーメン二郎」のようなジャンクを極めた料理だったりするワケで、無類の麺好きとしては何回かに1回はこういった変わり蕎麦だってたらふく満喫したいと考えちゃうだけに、駅近・格安・ボリューム満点の条件を満たした「俺のそば」は、おれやサラリーマンの強い味方として重宝しそうな気がします。

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16時以降は肉料理やお酒も楽しめ、立ち飲み屋としても使えそうだから、

ひとり飯はもちろんのこと、友人や職場の同僚に恋人や伴侶と足を運んでみても良いでしょうし、気になるあのコに「ユー、俺のそば食いに俺のそば来ちゃいなよ」だなんて声かけて気味悪がられるのも粋かもしれませんウェーイ。(棒)

昼はお手軽蕎麦ランチ、夜は原価率100%なローストビーフに舌鼓を打ちつつ肉そば頼んで「ローストビーフと肉そばで牛肉がダブってしまった」と語り合う……そんな虚しい楽しいひと時を過ごせそうな「俺のそば GINZA5」、気軽に通うなら今のうちかもしれません。

7.【余談】インスパイアに留まるか否か、今後冷静に見極めたい

これより先は「港屋」を愛するジロリアンならぬミナトリアンの戯言一意見となり、少々長いので基本読み飛ばし可、興味のある方のみご覧下さい。

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港屋」で初めて肉そば食った時は計り知れない何かを感じたものです。

これまで多くの資本系が「港屋」を模倣する形での店舗経営を試みましたが、オリジナルには到底及ばずパッとしないまま店を畳んだり、中途半端なまま蕎麦以外のメニューを取り入れてしまったばかりに結局何を強調したいのかよく分からない、ドラクエの聖水屋みたいな立ち位置になってしまったりと、真似して黒い蕎麦を出したあげく歴史も黒くなっちゃったのは否定できない事実です。

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まだ銀座店だけの新業態とはいえ、既にGINZA5と名乗っているあたり、今後一気に店舗拡大しそうな予感。

立食形式による飲食店革命を起こしましたし、「きっと俺の株式会社は立ち食い蕎麦をやるに違いないブクブク」だなんて鼻歌交えながらの入浴中に思いついちゃったことがまさに現実化してしまったワケですが、既存店の成功モデルに加えて“駅から10分前後歩かないとたどり着けない・土日祝日は休み・普通の立ち食い蕎麦よりもお値段高め”という「港屋」の敷居の高さを払拭しているし、夜は銀座という土地柄を考えれば随分とお手頃価格で飲み食いできちゃう。流行らないワケないでしょう。

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緊急値下げしたものの、変更前の価格帯やメニューは「港屋」と限りなく酷似。

単純に「港屋」を知らないなら「俺の株式会社がまた面白いことおっ始めたぞ」って思われることでしょうし、実際に居合わせたお客さんの中にはとってもサプライズな表情で召し上がっている方もおりましたし、良いとこどりや模倣の組み合わせがビジネスの鉄則だって考えも理解できます。

このお店をオープンするにあたって事業計画だとかねるねるねるねされ、今後の展開も見据えて武装色だ見聞色の覇気を身に付けられたことでしょう。でも覇王色の覇気、こればっかりはどうしようもありません。

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これだけの規模で立ち食い蕎麦専門というのは新しい。

現時点で「港屋」のパクリと断罪されても仕方ないでしょうし、それなりの規模の会社が個人店のビジネスモデルを丸パクリ、さらには“俺の”と冠して開店しちゃったもんだから食べログあたりでも辛辣な書き込みを散見できますが、だからこそヘコたれずに踏ん張って欲しいしオリジナリティを発揮して確固たる地位を築いて欲しいものですね。

本当の意味で“俺のそば”へ。規模はまったく違いますが、同じ“おれ”を掲げる者同士、これからも切磋琢磨して行きましょう!

8.店舗情報

店名 俺のそば GINZA5
住所 東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブB1F(地図
電話番号 03-6274-6894
営業時間(月~土) 11:00~15:00(L.O.14:30)、16:00~23:00(L.O.22:30)
営業時間(日・祝) 11:00~15:00(L.O.14:30)、16:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 不定休
最寄駅 銀座駅、有楽町駅、日比谷駅