並でも牛丼チェーン店の大盛に匹敵する「サンボ」の牛丼並&味噌汁と玉子。
今でこそ”街を歩けばメイドやアイドルの卵に当たる秋葉原”ではありますが、「そんな生ぬるい環境なんぞ求めとらん!」「かつての生粋のオタク達が集結していた頃の硬派なアキバを感じたい!」って方(いるか?)に打ってつけのお店が、1979年(昭和54年)創業の牛丼専門店「サンボ」でございやす。
アニメ版STEINS;GATE(シュタインズゲート)に度々登場、秋葉原の”客に厳しい”牛丼専門店「サンボ」
【出典】STEINS;GATE(MAGES/5pb./Nitroplus/角川書店)
アニメやドラマで登場人物行きつけの店が登場することはよくありますが、お店自体が殺伐とした雰囲気で、シュタゲの主人公達が食事中に操作する携帯電話に対してしきりに注意する店員がいた飲食店といえば「ああ、あそこか」と思われるファンの方も少なくないんじゃないでしょうか。
そのお店のモデルとなったのがこちらの「サンボ」で、
私語はおろか原則店内での携帯電話の使用禁止、荷物を隣りの席に置いてはいけない、食べ終わったらすぐに席を立つなどといったローカルルールが存在するそうで、個人店にも関わらずウィキペディアをはじめ熱狂的なファン更新のウェブページが数多く見かけられることからもその人気の高さが伺えます。
そんな感じで「サンボ」単体だと実に硬派な店構えではあるものの、
2階のお店がブラックコーヒーに入れるクリープのような立ち位置で、サロンに入らなくてもちょっとしたリラクゼーション効果ありな気がしました。
牛丼専門と謳っているだけに、メニューは牛丼、牛皿、味噌汁、玉子と潔し。
お皿というのは牛肉以外に豆腐やしらたきが加わった比較的ヘルシーな牛皿のことで、値段からも分かるとおり、700円の牛皿だと初心者では完食困難とされる盛りっぷりとなるようです。
平日&土日祝日の営業時間が貼り出されているものの、不定休&電話番号非公開なため、やっているかやっていないかは現地に足を運ぶまで分からないという運だめし的な要素を兼ね備えているのも何だかんだ見逃せません。
いわゆる牛丼屋なカスターセット。
ありがたいことに入口左手に券売機が設置されており、つゆだくとかのオプション不可なため、声を出さずに注文できる一蘭方式だから緊張しいな方でも問題なく入店できるかと思いますが、券売機が5,000円、10,000円に対応していなかったと思うので、なるべく1,000円以下の小銭持参をおすすめいたします。
店内はカウンター席とテーブル席があり、待つことしばしで登場しました。
BSE問題で日本から牛丼が消えた際にも販売し続けたという伝説を誇る「サンボ」の牛丼並&味噌汁と玉子
牛丼並450円+味噌汁と玉子が各50円で計550円。
昨年2月の価格改定前は並盛400円だったので味噌汁と玉子をつけてもワンコインで収まったというワケですね。
いわゆる牛丼チェーン店の大盛りくらいは余裕でありそうです。
牛肉、タマネギともにしっかりと原形を留めており、柔らかいけれど味が染み込みまくったというよりは随分と薄味でライトな仕上がり。
それでもご飯が進むよ進むススムさん。
牛丼チェーン店の大盛が大体400円前後なのを考慮すると、金額的にもそんな差はないように思います。
もし牛丼の味つけが濃いと感じる場合の助け舟となる味噌汁と玉子。
玉子はまろやかさをプラスしてくれるし、味噌汁は過剰なしょっぱさじゃないから箸休めにも最適。
紅生姜も無駄に着色されていないタイプだから後味もサッパリ。
撮るもん撮ったら長居は無用、一気に完食!(※汚いのでモザイク処理済み)
休憩目的だ誰かと話し込みたい場合の利用は完全不向きではあるものの、ヘタに客に媚びない姿勢は嫌いじゃないので何とも長続きして欲しいものです。
小食な方にはちと厳しいボリュームだとは思いますが、かつてはこれよりももっと肉のボリュームなんかがスゴかった&今回の量でも随分と食べやすいそうなので、まあ機会があったらチャレンジしてみるのもよろしいんじゃないでしょうか。(今度牛皿にチャレンジしてみようかな)
店舗情報
店名 | 牛丼専門サンボ |
---|---|
住所 | 東京都千代田区外神田3-14-4 国際ビル1F(地図) |
電話番号 | - |
営業時間(月~金) | 11:30~19:00 |
営業時間(土日祝) | 11:30~17:00 |
定休日 | 不定休 |
最寄駅 | 末広町駅、秋葉原駅 |