- 2016/07/24:更新
- 2014/02/05:初公開
鶏をこれでもかと堪能できる、日暮里「麺・酒処 ぶらり」の鶏白湯ラーメン。
家や職場や学校近くのラーメン屋さんに通い詰めるのも当然アリですが、特に目的を決めずにふらっと降りた駅から繰り出すラーメン店巡りもまた楽しいもの。
単に店名が”ぶらり”って理由だけで思いついた新企画「ぶらり途中下車の麺」第1段では、日暮里駅徒歩2分、家庭的な雰囲気を残しつつも本格的な鶏白湯ラーメンが食べられる「麺・酒処 ぶらり」を紹介いたします。
- JR日暮里駅南改札口徒歩2分、ホントにここがラーメン屋さん?な外観の「麺・酒処 ぶらり」
- 1階はカウンター5席&4名掛けテーブル3卓=計17席のラーメン専門店|2階はゆったり飲める居酒屋スタイルの酒処
- 1回の仕込みで丸鶏など60kgの鶏を使用!ねっとり舌に絡みつく濃厚さが自慢の日暮里「麺・酒処 ぶらり」の鶏白湯ラーメン
- 店舗情報
JR日暮里駅南改札口徒歩2分、ホントにここがラーメン屋さん?な外観の「麺・酒処 ぶらり」
駅を出るとすぐに飲み屋街としての顔を出す夜の日暮里界隈。
JR以外にも京成線・舎人ライナーの各日暮里駅からももちろん歩けますし、暖かい季節なら日暮里以外の駅で途中下車して向かうのも散策がてらって感じがして面白そうです。
ほうほう、この白い雑居ビルの中に入るのですね…
と思いきや、そうではなく路地を抜けたところにあるんです!
あるんです!って大袈裟なってお思いでしょうが、想像もしてなかった路地裏にあることが何かこう新鮮で、個人的にそれだけをおかずに白飯が食べられちゃうよって思いを胸にそそくさ入店しました。狸の置物がキュートですね。
1階はカウンター5席&4名掛けテーブル3卓=計17席のラーメン専門店|2階はゆったり飲める居酒屋スタイルの酒処
外からも感じられましたが、和食なんかのお店を居抜きオープンしたのかな?
「麺・酒処 ぶらり」自体は開店して約10年になるそうですが、雰囲気的にもっと昔からありましたよ的な。こう、ノスタルジアを彷彿とさせる妙な居心地の良さって言うのかな。例えば同郷の友人のオヤジさんが経営している居酒屋みたいなアットホームな感じがときめいた心をじんわり落ち着かせてくれるというか、要するにツボ、ドツボっす。
単に木造だから?いいや、おれをまったりさせる何かがある店内というか天井。
この掛け軸のセンスもいい意味で人ん家っぽく、
こんな感じの戸棚があるのもいい、すっごくいい。
谷根千にも近い下町日暮里に麺もお酒もお楽しみいただける店を構えました。麺をしっかり楽しみたい方は一階で。ゆっくりお酒を楽しむなら二階で。もちろん二階にも麺をお持ちします。
公式サイトに記されているとおり、時にしっかり、時にゆっくり楽しめそうなのがいいですよねぇ。今回は麺のみの紹介ですが、酒飲みに再訪したいっす。
胡椒、醤油、酢など、定番調味料含むカスターセット。
麺類メニューはこんな感じ。(※価格、メニューはあくまで参考。最新情報はお店でご確認ください)
イチ押しは先頭の鶏白湯となりますが、塩ベースの鶏そばや醤油ラーメンにつけ麺とポイントは抑えてます。鴨風味の鶏牛蒡つけ麺がちょっと気になったり。
トッピングやサイドメニュー類。(※価格、メニューはあくまで参考。最新情報はお店でご確認ください)
1階は麺処、2階は酒処と謳うだけに、2階限定メニューがあったりするのかな。
1回の仕込みで丸鶏など60kgの鶏を使用!ねっとり舌に絡みつく濃厚さが自慢の日暮里「麺・酒処 ぶらり」の鶏白湯ラーメン
ルー大柴ばりにクドそうですが、白髪ねぎと糸唐辛子で上品さを演出。
鶏チャーシュー2枚、白髪ねぎ、糸唐辛子、味付玉子(+110円)に山くらげ。
茎レタスの茎部分の皮を剥いで細く割いて干した物=山くらげ。
ご覧のような緑色をしたコリコリ食感が楽しいトッピングで、単にメンマじゃなくこちらを代用することにある種のこだわりが垣間見えます。
豚骨とは大きく異なる鶏の旨みたっぷりの白湯スープ。
同じ材料でおれなんかが作ったら臭みたっぷり失敗スープを作ってしまうんでしょうが、さすがはプロ、しつこくなく鶏特有の粘り気や旨みはしっかり残したハイクオリティな鶏白湯です。
そんな濃厚スープをバッチリ受け止める中太平打ち麺。
ズルズルではなくズビドゥバシュビドゥバ勢いよく啜ってやりましょう。
スープでしっかり鶏を満喫しているけど鶏チャーシューは鶏チャーシュー、これまたしっとり美味な仕上がり。
鶏といえば味付玉子も鶏ですが、こちらは黄身部分がトロットロ。
こってりスープとその魅力をしっかり引き寄せる平打ち麺に箸休めの鶏チャーシューや山くらげに白髪ねぎ、きちんと計算された見た目や歯応えの組み合わせに感じられる確かな実力。
実際のところ鶏白湯がブームなのも考慮してぶらり途中下車の麺第1段に選んだ節もありますが、今度は別メニューや何より酒、居酒屋としてのぶらりをぶらり覗きに来てみたいと、
大葉が覗く鶏しそ餃子をつまみながら思いましたとさ。