烏賊干しと鶏、そういうのもあるのか!新橋 纏の烏賊干し鶏白湯醤油そば。
昨日「超人気ラーメン店『銀座 篝』の系列か?6月4日オープンの超新星『新橋 纏(まとい)』の平子煮干しそばと肉丼醤油バターは、篝同様ハイレベル以外の何物でもない」なる記事でご紹介した「新橋 纏」ですが、早くも名物の烏賊干し鶏白湯醤油そば、あと個人的に気になっていた玉子丼を食べて参りましたので、速攻レポートでお届けしたいと思います。
一風変わりまくった入口なのに早くも行列が
予備知識がないと鳥ひろに入っちゃいそうですが、
早くも2度目の訪問ということで、躊躇せず路地裏に入りますと…
おっととっと夏列だぜ。
開店して間もないから提供に時間がかかってるせいなのか、お店のキャパに対して訪れる人数が多いからなのか、今回伺った時間帯以外でも行列ができているとのツイートをちらほら見かける混みっぷり。
ただ並んでいるだけなのに他店舗のメーターが目の前にあったり、
物が雑然と置かれていたり、
アングラな雰囲気漂うビルとビルの隙間を眺めてみたり、
狭い隙間から恋しく天を拝んでみたりと、
普通に並ぶだけじゃ得られない、何とも言えない気分に浸れること必至です。
早くもこの立て看板、売りまくる気満々ですね。
実際のところ、おれが着席してから店を出るまでの間、来客が途切れることはなく、終始満席をキープしていたのはさすがと言ったところでしょうか。
一方店内は比較的広々として落ち着いた雰囲気。
入口や壁と席との間に一部窮屈なとこはあるものの、それさえ克服してしまえばカウンター席だけの店内とはいえ、わりとゆったり落ち着いて食事ができそうな感じではあります。
狙ったと思われる店外と店内のギャップに、気づかずほっこりしてしまう方も多いんじゃないかな。少なくとも「銀座 篝」よりは落ち着きます。
思わず笑みがこぼれた「新橋 纏」の烏賊干し鶏白湯醤油そば
海苔の上に乗ったイカの煮付けが個性的。
ドラクエのかまいたちがニュニュニュと顔を出してきそうな渦巻き丼。
鶏チャーシュー、イカ、メンマ、海苔、三つ葉とネギ。
真空調理されたしっとり柔らかい鶏チャーシュー。
イカゲソはそのまま食べてもおつまみにもなりそう。
メニューに瓶ビール(480円)を確認しましたが、もしかしたらツマミでイカゲソなんかを出してくれたりするんですかね。
だとしたら飲みたい、飲んで〆にこのラーメンを食ってみたいです。
一口すすったら思わず笑みがこぼれた烏賊干し鶏白湯スープ。
従来の鶏白湯が持つ濃厚な鶏の旨みを残しつつ、魚介が、干した烏賊がここまでバッチリハマるなんてね。
クセがまったくないワケじゃないし、正直人を選ぶ味だとは思いますが、おれの場合は理屈抜きに一口目で思わずウフフと気持ちの悪い笑みを浮かべてしまうほどに旨かった。
最近名うてのラーメン店でよく使われているにほんいち醤油。
鶏も烏賊も独特の甘みがある食材なだけに、それらをうまくまとめあげているであろうこちらの醤油、細かいことはよく分からないけれど、現時点で最善・最強の組み合わせって言い切っちゃってるところに確かな自信を感じますね。
三河屋製麺の中細ストレート麺とも相性抜群。
ズルズルズビビンってお下品にすすりたくなっちゃいました。
玉子2コ使用した「新橋 纏」の半熟ふわとろな玉子丼
注文ごとに作る何とも手間のかかる一品。
後からオーダーもできるけど、できれば最初に食券を買う段階で決めておくのがおすすめ。提供も早いしお店側もテンパらないんじゃないかと思います。
玉子、玉ねぎ、海苔、三つ葉とシンプルなだけに、
鶏チャーシューで親子丼にしてみたり、平子煮干しそばな方は豚チャーシューで他人丼感覚で召し上がってみるのもいいんじゃないでしょうか。
チャーシューと味玉が増量する特製ラーメンを頼む、追加トッピングで鶏or豚チャーシューを頼んで丼の肥やしにしてみるのも面白そう。
半熟だからとろっとろ。
箸で食うよりもレンゲの方が断然食べやすいですね。
良い意味でアカンやつ、鶏白湯のスープをかけて喰らう!
まさに鶏スープが潤滑油的な役割を果たすし、若干残る烏賊干しならではのクセも半熟玉子が優しく包み込んでくれるから、ホントこいつはアカンやつ、良い意味でアカンやつですよ。
… … …
といった感じで昨日&今日と2回に渡ってお届けした「新橋 纏」、いつ食うの?今でしょ!ってフレーズに辟易されている方も多いかもですが、落ち着いて食べたいなら行列がまだ少なめな今がチャンスです。是非!