もはやラーメン屋のレベルを凌駕した特製つけSOBAの盛りつけ。
先日お届けした「『銀座 篝』の鶏白湯&煮干醤油各SOBAの記事」なんですが、ありがたいことに実に多くの皆様に読んでいただく形となりました。本当に、感謝感謝です。
それで今回は、当編集部に読者の方から多数お問い合わせいただいた、まあお問い合わせはもちろん、編集部自体存在しないんですが、前回の記事で書き切れなかったつけ麺と残りのごはんもの、あと初めて訪れる方の参考として、おすすめメニューをランキング形式で発表したいと思います。
「銀座 篝」の特製つけSOBAは盛りつけのキレイさだけでも一見の価値あり
どん!
どん!
どん!
ど●きー!
どん!
きほ●てー!
といった感じで、せっかくの美しい盛りつけがまるで台無しな気がしないでもありませんが、写真が特製つけSOBA並でして、通常の煮干つけSOBAの豪華版となります。
最初に長方形の別皿でトッピング、続いて麺、つけ汁の順で提供されるんですが、何とも和テイスト全開な盛りつけだし、鶏・豚・牛それぞれの肉を食べ比べできてしまうというステキ仕様。
中華SOBAの倍くらいの太さの麺をど濃厚な煮干汁にくぐらせます。
サイドメニューのごはんものを注文したこともあり、様子見で並盛り(麺220g)にしましたが、普段から食欲旺盛な記事をお届けしている手前、あまり参考にならないかもですが、つけSOBA単体であれば女性でも大盛り(330g)、男性なら特盛り(440g)はいけちゃうんじゃないかなー。
中華SOBAシリーズよりも麺とつゆがしっかりとした存在感を放っているため、並の220gだとちと物足りないように感じました。
途中で各種調味料を投入してみるのもいいでしょう。
大盛り、特盛りは各+100円と同料金で楽しめますし、つけ汁はご覧のとおりいかにも濃厚かつ量も多いため、麺や具をくぐらせて食べても結構量もあまる気がするので、おすすめは大盛り以上と断言しておきます。
分かりづらいですが、並盛りで半分以上残りましたので、
スープ割りしてもらって飲み干しましたが、
トッピングがいずれも上品な見た目&味つけというのも相まって、粘度の高さ、過剰ともとれる大量の煮干ならではのコクが何とも刺激的な一品。
もれなくおいしい、おいしいのは間違いないんだけど、看板メニューの鶏白湯SOBAも煮干醤油SOBAも負けず劣らず濃ゆい味わいだから、つけSOBAの場合は逆にあっさりテイストにした方が他のメニューとの差別化も図れていいんじゃないかと、「篝」関係者の方々にフォントサイズ小さめ、文字色薄めで耳打ちしておきます。
煮干出汁付きの焼ごはん&ふき味噌&明太子
気品すら感じさせる焼ごはん&ふき味噌&明太子。
焼ごはん=チャーハンだと思った?
残念、さやかちゃん焼おにぎりでした!
そんな焼おにぎりの上にふき味噌と明太子、
ちょこっと刻み海苔に三つ葉がふりかけられ、おいしそうとかよりも先に、ああ、こういったのがササッと作れればモテるんだろうなーって、1/3の純情な感情が頭をよぎった正衛門です。
で、こんなイカした見た目の焼おにぎりにどりゃ!って煮干出汁をかけていただくのが「篝」スタイルなんですが、
かける前にちょっといただいてみると、
あー、なるほどなるほど、これは飲みの最後に出てくると嬉しい感じで、SOBAのサイドメニューとして一緒にというよりは、ラーメンを平らげた後の〆に頼むといいかもですね。
ごはんと卵かけごはんについては後から注文可能なのは実証済みなんですが、この焼ごはんについてもOKだったらありがたいところです。
そんなところに煮干出汁を、
せいんとせいやーとぶっかけ、
よーく絡めて焼おにぎり茶漬け風に召し上がるという寸法ですね。
普段こんな混ぜる工程まで写真に収めることなんてまずないですから、一瞬「かつてのトラウマ」が蘇っては消えたりもしたんですが、ふき味噌の風味と焼おにぎりのタレが合わさり、明太子の清涼感が強調されつつも、それぞれが渾然一体となってズルズルズズズといけますね。
ただ、ご覧のように煮干なメニューであるため、煮干醤油SOBAやつけSOBAとセットで頼んじゃうと、「焼ごはんとSOBAで煮干がダブってしまった*1」といった孤独のグルメ的追体験もできてしまうため、ここは鶏白湯SOBAと合わせるのが無難に思えました。
己【おれ】的「銀座 篝」のおすすめメニュー
【1位】事実、お客さんの大半が注文している鶏白湯SOBA。
お好みでごはん、焼ごはん&ふき味噌&明太子を合わせてみるといいですね。
やっぱり「篝」と言ったらコレってくらいにこの店の定番メニューになりつつあるので初めての方はまずはこちらを。
通常のごはんを頼んだ場合は残ったスープでリゾット風にするのは言わずもがな、焼おにぎり茶漬けも同じように投入する、あるいはレンゲですくったスープをかける等、色々な楽しみ方が発見できるかもですし、薬味のフライドオニオンやすり下ろし生姜の代わりにエシャロットバターやすだちで味変してみるのも粋なんじゃないでしょうか。
【2位】ローストビーフと筍が嬉しい煮干醤油SOBA。
ごはんはもちろん、卵かけごはんとの相性も良さそうです。
スープを卵かけごはんにかける、スープに卵かけごはんを投入するとまた新しい味の広がりが得られるかもしれません。
カップルや家族、友人等、複数人で訪れた際は鶏白湯SOBAとシェアして食べてみてください。もちろん、1人で2杯もきっとアリです!
【3位】盛りつけが美しい特製煮干つけSOBA。
ごはんものはムリに頼まず、麺の量を大盛り以上にすればいいかと思います。
どうしてもごはんが食べたい場合は、白飯か卵かけごはんがよくて、焼ごはん&ふき味噌&明太子だとダブル煮干になってしまうので注意が必要です。
また特製にしちゃうと、ただでさえ狭い店内で、麺、つゆ、具3皿での食事となるため、故・梨元勝さんのように「恐縮です!」と言いながら全然恐縮しないくらいに堂々とできる人じゃないと、食べるのに案外気を使うかもしれません*2
… … …
といった感じで、以上をもちまして今回の記事はお開きとなりますが、↑で紹介した以外にもおすすめの食べ方なりスタイルがあったらTwitterとかで教えてもらえると嬉しいです。
とにかく、銀座のど真ん中とアクセスもロケーションも抜群ですから週末はかなりの混雑が予想されますし、平日夜だと22:30まで営業しているみたいなので、できれば平日の昼ないし夜に行くことを強くおすすめします。
ほらね、大人気。
*1:参考:【孤独のグルメ】元祖ぶたダブり!東京都台東区山谷の大衆食堂「きぬ川」の豚肉炒めライスetc. - 己【おれ】
*2:濃厚辛つけSOBAなるメニューもあるので、意外と女性ウケする商品となる可能性を秘めているかもしれませんが。