うん!これこれ!
…って なにが「これ」なんだろう…(中年の独りツッコミ)
今月週刊SPA!での新作掲載予定、来月10日には実写ドラマ第2期も開始と順風満帆、もはや美味しんぼの知名度を大きく上回るグルメ漫画になりつつある、かもしれない孤独のグルメではありますが、今回は原作第11話の舞台となった東京都練馬区石神井公園内にある休憩所「豊島屋」の現地レポートをお届けしたいと思います。
読者がツッコミを入れるよりも先に高速独りツッコミを繰り出した回としても有名?ではありますが、少しでも解釈の参考になってくれれば幸いです。
0.目次&関連記事
1.西武池袋線・石神井公園駅で下車
乗るたびにいつもドアを反対につけたんじゃないかと思ってしまう西武池袋線。
東京23区内、池袋駅から急行で10分くらいの距離に位置する駅ではあるものの、ゴミゴミとしておらず落ち着いた雰囲気。
最寄り駅とはいえ公園まで徒歩5分。
ちょっとした繁華街を突き進むと…
到着と同時に釣りおやじと遭遇!
ちょっと道に迷ったんですが、敷地面積がバカでかいだけに無事到着。
正式な入り口とは違うんでしょうが、いきなり釣り人と出会えるだなんて、ちょっと新鮮な感覚。果たして何が釣れるんでしょうかね。
ちょっとしたことで氾濫しそうな池のほとり。
釣り人ログアウトのパターン。
一方ゴローちゃん(※主人公・井之頭五郎の愛称)も商談を終えのんびりと。
2.こりゃあ井の頭公園や代々木公園とはまるで違う雰囲気だ
とゴローちゃんが評するように、
のんびり散歩もはかどりそう。
ぶつかってもきっとケンカには発展しなさそう。
ゴローちゃんが豪邸と認めた物件も健在。
石神井公園駅をはじめどの駅からも遠いこと、近くに大きな繁華街もないせいか、確かに井の頭&代々木両公園とは異質の雰囲気。作中では客層や年齢層やファッションまでも違うと語ってますが、そこまではよく分からなかったけど、まあ落ち着いた感じだったと思います。プラスかマイナスかで言えばマイナスイオンがびんびんだったと言いましょうか、うん、よく分からないですね。
そんな公園内をぶらぶら散策してますと…
今回の目的地「豊島屋」を発見!
うーん、この公園にしてこの店ありといった佇まい。キライじゃない!決してキライじゃないぞ!!
今はなきチェリオの自販機に感激。
そして駆けつけ一杯…
このワザとらしいメロン味!(じゃあ飲むなよ)
孤独のグルメ史上燦然と輝く名言を発する我らがゴローちゃんはここ豊島屋で一息つくことにするのでした。
ちなみに実際のチェリオはというと、
数ある自販機の中でも一番隅っこに追いやられていたものの、
値段は150円と一番高かったのよね。
価格設定もワザとらしいメロン味!
3.大正時代創業のレトロな雰囲気漂う老舗茶屋
建て直しとかしてるだろうけど相当古い建築物。
以前当ブログで紹介した「東京都品川区東大井のラーメン屋・朋友」のことをなっちゃった的な昭和レトロ感と評価していたゴローちゃんではありますが、こちらもかなりの昭和レトロ感。
売店も兼ねており、お菓子に飲み物、アイスまである。
例のカレー丼をはじめ種類豊富なメニュー。
「赤羽にある朝9時から飲めるオヤジだらけの居酒屋・まるます家」といい、赤字での手書きって何というか時代を物語るもんがありますよね。
開放的な店内。
【危険】くつろぎ過ぎて顔面が。
まあ↑ここまで表情が崩れたりはしなかったですが、崩れたくなる気持ちも何となく分かると言いますか、個人的にオープンテラスとかよりは確実に落ち着けちゃいますね。
よかった、元に戻った。
ダシがしっかり染み込んだ関西風おでん(500円)。
こんなの頬張って酒でもあおろうもんなら働きたくもなくなるよね。
まあゴローちゃんの行動をマネしておでんにメロンソーダと色彩的に最悪の組み合わせだったから次の日仕事しましたけどね、ああ、こんな店が近所にあればいいのになー。
文庫版の表紙でもおなじみのカット。
このセリフが物語ってるように、ホント和むわ~。
4.そしてカレーライスじゃなしにゴローちゃんが注文したのが…
冒頭でおなじみカレー丼(750円)。
今回も絵の再現度が半端ないのは言うまでもありませんが、時期的なものもあったのかな、グリンピースの代わりに水菜が使用され、あと思ったよりも黄色味がかってはなかったけど、これはこれで食欲をそそる感じ…
うん、チェリオじゃなければもっとそそる感じ。
だからチェリオなんかに目もくれず頬張る!
これこれ、…って なにが「これ」なんだろう…
だなんて独りツッコミもこなしつつ、
時には外にも目を向けて
それでも頬張るカレー丼!
濃厚な味わいだから白こんにゃくのアッサリ加減が嬉しく
食べ進む箸のスピードは衰えを知らず
結果的にチェリオだけ残る始末。
食前と食後でびっくりするくらいチェリオの量だけ変わってないワケですが、いやいやチェリオさん、おでんとカレー丼のイケてる組み合わせの中に入ってきたらアカンですよ。(買ったのおれだけどさ)
田舎のおばあちゃんちで食べた昼、まさにそんな感じ。
絶品とはまた違う、だからと言ってまずいとかそんなんじゃなく美味しい。ただ、美味しさよりも懐かしさの方が先に込み上げてくる一品でした。
まあ休憩がてら訪れた店でただならぬ美味しい何かを食べるのも違う気がすると言いますか、とにかくこの店にバッチリハマったメニューに思えました。
今回は食べなかったけど、注文を受けてから作る焼きだんごも人気のようで、その他のメニューチェックも兼ね機会があったら是非また和みに行きたいですね。
あまりの居心地の良さに寝ようとするゴローちゃん。
だけど店内の張り紙で気を引き締め、
帰りのバスで爆睡こくゴローちゃん。
いまだにこの寝オチフェイスを超えるマンガ作品に出会ったことがない、まあ出会わないに越したことはないんでしょうけれど、ついつい白昼夢を見てもおかしくないくらいにのんびりくつろげる豊島屋さん、石神井公園にお越しの際は要チェックですよ!
帰り際、さっきいなかった釣り人がログインしてた。
5.店舗情報
店名 | 豊島屋 |
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住所 | 東京都練馬区石神井台1-27-19(地図) |
電話番号 | 03-5393-6793 |
営業時間 | 11:00~日暮れまで |
定休日 | 木曜日 |
最寄駅 | 石神井公園駅 |