とんこつが好きなのさ。
すっかり日本の国民食となったラーメンなんですが、一時期一斉を風靡した家系ラーメン、その中でもオススメの店をご紹介。
東京は港区に構える笑の家…って、画像アップしすぎですか、そうですか。
海苔がすごい。
アップしなくても十分すごいんですけど、こんなラーメン屋なんです。
家系なのにオシャレ
東京都港区、麻布十番駅と白金高輪駅との間くらいに笑の家はあります。
こってり、太麺、濃い味付けと、いかにも男の手料理を彷彿とさせる家系ラーメンなんですが、意外にも店の造りは木の温もりを感じさせる温かい感じ。
なんて言いますか、おっきな男の背中を見ている感じとでも言いましょうか。
知らんけど。じゃあ言うなよ
暗闇に赤は目立つ。
上を見上げると真っ赤な看板が。
福助がロゴなあたり、「笑う門には福来る」ってことかな。(勝手に解釈して)
横濱らーめんの文字の横に、うっすらと「六角家姉妹店」と白字で書かれてます。
六角家といえば、あのラーメン博物館に長年に渡り出店していた有名な家系ラーメン店で、実はここ、そんな六角家の元店長が独立・開業したお店なんです。
それも家系が大ブームだった20世紀末の六角家を率いてたまさに実力者で、言うまでもなく、このお店がそこら辺の家系とは一線を画すものだと判断できます。
相田みつを風な看板。
そんな正統派でありながら、看板ないし随所に遊び心が感じられる笑の家。
それでいてとんこつ醤油に極太の麺ってギャップがまた面白いもんです。
ちょっとレトロな感覚。
今でこそこういう暖かい感じのラーメン店はたくさんありますけど、1999年の開業当時はなかなか新鮮な感じすらしました。
この画像もかなり前に撮ったヤツなんですけど、店内の様子にそう変わりはありません。(今回店内を撮影できなかったんで代用)
おなじく昔の画像。
細かい部分で変わったりはしてますが、基本的にメニューはこんな感じ。
現在はラーメン各種50円増しで、並は麺1玉、大盛1,5玉、特大は2玉です。
まさにおつまみ。
ラーメンが出てくるまで、こちらのキャベチャー(100円)をお通しで。
刻んだキャベツにチャーシューってシンプルな組み合わせなんだけど、ごま油の効いた濃い目の味付けがたまりません。
ビールを飲む人ならつまみにもちろん、飲まない人はライスと一緒に食ったり、それか頼んだラーメンに入れて食べたりするのもアリだと思います。
だから海苔がすごい。
そして今回頼んだのが、ラーメンライスのり+味付玉子(950円)。
家系はどこもそうなんですが、海苔を追加するとすんごい盛られます。
ちょっと引いてパシャ。
こうやって見るとラーメンが汁で、ごはん、おかずって風にも見えなくない。
まあ遠近法をかなり無視したらのハナシですけど。
スープ!
食券を渡す時に「麺の固さ・味の濃さ・アブラの量」を聞かれます。
今回はシンプルにすべて普通にしたんですが、それでもやはり濃厚そうなスープ。
でもこれが、旨いんだよなぁ。(悶々)
その昔、麺固め!味濃いめ!アブラ多め!って三重苦な注文をしたんですが、すんげえ濃い、濃い(こゆい)味わいでしたね。
アブラが豚の背脂ではなく鶏の油なので、べっとりと口中に絡むし、スープすすった瞬間にアブラでむせたりもしました。
おまけに固麺なのでこれまたむせるむせる、後にも先にもラーメンで本気でむせたのは、家系くらいじゃないかと思いたいです。
もちろん逆にアブラ少なめもできるので、カロリーが気になる女子や控えめで味わいたい人はそうするといいでしょう。
おれもたまにアブラ少なめで注文したりしてます。
海苔をどけて。
大判海苔をのけると、味玉、チャーシュー、ほうれん草、極太麺がひょっこり。
前々から思ってたんですけど、家系ラーメンって鍋っぽいですよね。
十分にダシをとった後にしめで入れた麺って感じで、この味が元トラックの運転手による発明って納得させるだけの豪快さがありますよね。
ムニュっと。
で、この味玉がまた旨いんですムニュっと。
やはり濃いめの味付なんだけど、半熟加減がちょうど良い。
最初にパクリといっちゃっても良いし、ちょびちょび食っても最後にドカンと頬張っても良し。
海苔ごはんですよ。
ただでさえ味付な海苔だけど、あえて浸してアブラとスープが染み込んだ状態。
これをね、ライスに包んで食べるワケですよ。これがまた美味しいんです。
アブラでしなしなになってる海苔は佃煮のように頼りない食感だけど、味付海苔にさらにスープで味付と、味付×味付の夢の共演!単に濃い
日頃から濃い味付の物を食べると、「うん、これはごはんが欲しくなる味だ」って言う自分もいるし、「ってゆうか味を薄くすればよくね?」って冷静に判断する自分もいるんですが、そんな矛盾なんてどうでもよくなる組み合わせがこちら。
海苔もちょうど10枚近くと、市販の味付海苔1パックとおなじくらいの分量だし、まるでこうやって食べろと耳元で囁いてる気がしますね。しないけど。
先ほどスープのアブラを少なめでも注文できると書きましたが、もし海苔とライスをオプションで頼むんであれば、アブラの量は通常でいいかと思います。
当たり前にうまい。
もちろんキャベチャーをおかずに頬張るのも可。
チャーシューのムニッ、キャベツのポリッ、ごはんのムニッによるサンドイッチな食感。
思い切ってエイッ。
ありとあらゆるモノを乗せてみるのも可。
そもそもご飯と麺って炭水化物同士じゃんって改めて思い知る、まさにラーメン丼と呼ぶにふさわしい光景、言ってしまえば単にアホ。
もちろん残ったスープにぶち込んで雑炊風に召し上がるのだってOKですよね。
口直しに生姜。
薬味はご覧のように摩り下ろしの生姜、にんにく、胡麻に豆板醤、コショウに酢etcとかなり充実しています。
個人的にオススメなのが生姜で、食べてる中盤から終盤に入れるのがポイント。
それまで感じてたこってり感が程よい感じで中和されるし、さっぱりします。
どのくらいさっぱりかって、この記事のフォントや色づかいで感じたこってりを洗い流すくらいさっぱりです。
…もうさっぱり分かりませんね。とにかくさっぱりするよってことです、こじつけてすんません。
グッバイ笑の家♪
港区なんだけどアクセスが意外に不便で、電車だと駅から結構歩くし、車だと飲酒することができないしと、人によっては辛い条件がついちゃいますけど、個人的にオススメのラーメン店です。
実際に行かれてほっこり笑顔になってくれたら、店名にもちなんでるし嬉しい限りですね★
店舗情報
店名 | 横浜らーめん 笑の家 |
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住所 | 東京都港区南麻布2-7-30(地図) |
電話番号 | 03-5439-5277 |
営業時間(月~金) | 10:00~翌2:00 |
営業時間(土日祝) | 11:00~23:30 |
定休日 | 無休 |
最寄駅 | 白金高輪駅、麻布十番駅 |