20世紀少年を難しく感じさせるものは何なのか?
卓越したストーリー展開はそうなんですが、人物の意味深な表情だったり発言だったり、読者を2重にも3重にも勘違いさせる巧妙なトリックにあると自分は考えます。
浦沢マジックとでも言いましょうか、マジックで「よく見てください」と言いつつも、実際はそっちじゃないところでトリックが動作してるような、そんな感じです。
そこで、20世紀少年の展開をどうしても推理してしまう自分&皆さんのために、今回は同漫画のストーリー展開を時系列にまとめてみました。
もちろん時系列にまとめるだけで解決するほど単純じゃないので、持論を盛り込みました。
よかったらあなたの推理の参考にしてみて下さいね。(通常:事実、太赤字:妄想推理)
※加筆・修正は随時行ないたいので、お気づきの点等ありましたらコメントでお願いします。
1950年代~1960年代
1959年
- ケンヂの父、小豆相場に手を出し無一文になる。
- キリコ、ケンヂの母親代わりになると息巻く。
- 8月20日ケンヂ産まれる。
1967年(ケンヂ小学2年生)
- ケンヂ、喫茶「さんふらんしすこ」、スナック「ロンドン」の存在を知る。(サンフランシスコとロンドンが「よげん」の舞台となるきっかけ)
1968年(ケンヂ小学3年生)
- ケンヂ、ケロヨンらと鉄砲ごっこをして遊ぶ。玉当たったら「”私は死にました”×10回」の特殊ルール。
1969年(ケンヂ小学4年生)
- 夏、ケンヂたちが秘密基地を作る。
- オッチョがケンヂにロックの素晴らしさ「愛と平和」を説く。(50万人の音楽祭etc)
- 夏、秘密基地がヤン坊&マー坊の悪巧みにより破壊される。(正確にはマルオに破壊させた)
- ヤマネ、オッチョに“しんよげんの書”の秘密を教えてあげるという約束をする。
- よげんの書もしんよげんの書も、どのくらいの期間を経て完成したか正確に触れられていない。1970年にまたいで作られたのかもしれないが、この時点からお面の子(≠サダキヨ)は既にフクベエと関わっていたっぽい。
- サダキヨ、フクベエと秘密基地で知り合う。サダキヨが転入前なのに、なぜかお互いを認知している。
- 学校をまたいで仲が良かったとも思えないし、そもそもフクベエは気持ち悪がっているし、サダキヨのイジメ問題が町中に知れ渡るほど深刻化していたとも考えにくい。(続きの検証はこちら)
- フクベエ、ケンヂに万博の存在を話す。ケンヂ初めて、万博の存在を知る。
- 万博の魅力を説いたり、自宅に漫画を見せに招待したりするものの、それでも秘密基地やらよげんの書の仲間には入れてもらえないフクベエ。“ともだち”が「ケンヂくんあそびましょう」をよく口癖にするのはこのことから来ているのだろうか。それとも?
- 7月20日、ケンヂとドンキー夜中までアポロ11号月面着陸の衛星番組を見る。
1970年代
1970年(ケンヂ小学5年生)
- 1学期、サダキヨが転校して来る。
- 実はサダキヨと同時期にお面の子が転入したり転校したりとか?→描写こそないが、お面の子も転入してくる予定だったとか。
- キリコが公園でフクベエら4人を見かけたのはこの時期だと考えられる。ヤマネを絶交した夏休み、彼とは連絡を一切取らなかったのに、公園での描写は普通に仲良さ気な様子。サダキヨがフクベエの近くいれたことからも恐らく転校前、彼らが着ていたポロシャツが半袖、以上3点から小5の夏、それも1学期中と推測できる。また、サダキヨが転入前からフクベエと秘密基地で知り合ったことからも、小4の夏と考えることも可能。
- お面の子がサダキヨに反陽子爆弾のリモコンメモを渡す。そのメモを秘密基地周辺に隠したっぽい。
- 小4の夏とも考えられなくはないが、メモを手渡す直前にサダキヨが転校を示唆している点から1970年と確定。ちなみにこのリモコンメモを手渡した後、お面の子はジジババでのバッジ騒動に巻き込まれた。ジジババにしばかれている背景で、サダキヨが受け取ったメモを秘密基地周辺に隠そうとする描写があったことから、もしかしたら手渡した直後だったりするのかもしれない。
- お面の子がバッジ盗難の犯人としてジジババでしばかれる。
- 実際のところ犯人はかなりの確率でケンヂでしょう。ともだち暦3年の校庭でケンヂが謝るシーン、VA内で大人ケンヂが子供ケンヂにバッジのことを告げる点からも。ちなみに神社でマルオのバッジを羨ましそうにしていた、大人ケンヂに告げられても何のこと?みたいに素でとぼけた点から、ケンヂが飛び込んだ時代がバッジ騒動の起きる直前なのは間違いないです。
- フクベエとヤマネがお面の子を5年4組とチクることから、やはり1970年の出来事なんだろうか。お面の子がフクベエらより上級生だったら話は変わってくるが、「おまえは今日で死にました」って残酷極まりない言葉を言い放ったりすることからも、同級生、それか既にどうしようもないヤツとして扱っていたと思われます。
- カツマタくん、フナの解剖実験の前日に変死。
- あくまでお面の子をカツマタくんと考えるとこうかなと。フナの解剖実験の時期がいつか明らかになっていないこと、カツマタくんが死んだとは言われているけど死因だったりが明らかになっていないことからの判断。少年時代に皆がノドから手が出るほど欲しがったバッジを盗難して捕まる、これはイジメの対象になりかねないし、実際にイジメられたかそれを回避するために登校拒否を起こしたり転校したりしたのかも。そして自分の都合のいいように使えそうって判断したフクベエが、彼は死んだとウソの情報を流したんじゃないかと。もちろん、カツマタくんの話が単なる都市伝説だったりデマの可能性も考えられますが、自分的にはこうであって欲しい、かな。
- バッジ騒動以降から2学期まで、フクベエがヤマネを絶交。
- 万博組のヤマネを絶交したことで、本来行けるハズの万博に行けなくなったのでは?この絶交の時期がいつからかこれまた明記されてないのをいいことに、この辺だろうと勝手に推測。
- フクベエ、万博に行けなくなり夏休みの間存在を隠すことに。
- 万博に行くと公言していたが行けず夏休みの間家にこもるしかなかったフクベエ。外出時はサダキヨのお面をかぶるものの、その最中にイジメに遭ったり。窓ガラス越しの顔がのっぺらぼうなのもこの時が最初だけど、それはなぜか?
- 大阪万博に、オッチョ、ヨシツネ、マルオ、ユキジが行く。
- “首つり坂”の事件が起こる。
- 屋敷の奥まで行ったケンヂとオッチョは何を見たのか?サダキヨがフクベエの顔をのっぺらぼうと恐がって逃げ出すが、単に現“ともだち”のVA?使用中の不具合だったのでは?例えばフクベエになりすまそうとしたけどムリみたいな。それかフクベエが実は死人だったりお化けだったり宇宙人だったりってゆう説。
- 夏の終わり、ヤン坊マー坊兄弟によって秘密基地が破壊され、ケンヂとオッチョが報復を計る。
- フクベエの存在を隠し切ったためサダキヨ晴れてフクベエと友達になる。
- 二学期、サダキヨまた別の小学校に転校する。
- ユキジいわく、クラスの男子の雰囲気が変わった。
- 本来ならグッチィら万博組がクラスの話題の中心になれるハズだったのに、ケンヂらの首吊り坂騒動が上回る。このことの嫉妬による確執(あったかは不明)を物語ってるのか、それともサダキヨが転校したことを意味しているのか、それとも?
- この時期の前後にクラスでスプーン曲げ騒動が起きる。(※理科室でヤマネがフクベエに凄いと言及)
- フクベエのイカサマとも思われるが、果たしてクラス中のスプーンにトリックを仕込めるものか?→例えばフクベエらが給食当番になってトリックを仕込めばできなくもないが、カンナの父親ってことからも、普通に超能力を駆使したのかも。
- 理科室でサダキヨ(現“ともだち”?)と思われるお面の子がフクベエ一派に再加入。
- 何となく雰囲気からサダキヨじゃないような気がします。フクベエはイジメられて戻ってきたのかと、まるでサダキヨであるかのように接してますが、もしもサダキヨ以外にイジメられっ子が存在していたら、話は違ってくるんじゃないかと勝手に思ってます。
1971年(ケンヂ小学6年生)
- フクベエ、理科室でサダキヨ(?)、ヤマネと共に、首をくくるも生き返るという奇跡を実験。
- 通称・理科室の嘘。カンナ、ヨシツネらがVAで見たフクベエの首吊り成功、実はこれは嘘で、トリックが正常に働かず死に物狂いのフクベエをドンキーやらヤマネ、さらには万丈目(5人目)に見られてしまう→本当に成功を見せれたらドンキーやヤマネを絶交しようとしたり、現“ともだち”がフクベエに「死ぬんだ」と感情的に首を締めたりしなかったハズ。またヤマネの“ともだち”が生まれたというか死んだって発言も、もし首吊りが失敗なら頷けること。→ドンキー、ヤマネを絶交しようとしたように、お面の子はしなかったのか?→彼は完全に服従してたから殺さなかったとか。もしくは、たとえばお面の子を殺したくない理由があったとか。例えば自分の兄弟(双子?)だったり。ジジババでマスクをとられた際、不思議に顔を隠したりしたのは、フクベエにかぶるように命令されていたとか。フクベエがサダキヨと友達になることで、お面の子にお面をつけたりすることを不自然じゃなくしたかった?
- 秘密基地にあったものをタイムカプセルに埋める。
- 神様が経営するボウリング場が建設され、秘密基地が潰される。
1972年(ケンヂ中学1年生)
- フクベエのスプーン曲げがイカサマと発覚し、万国!!ちびっこビックリショーが打ち切りになる。
- 万丈目にも信じてもらえず、同級生からはイジめられ、踏んだり蹴ったりのフクベエが人類滅亡計画(復讐)を思いつく。
- ケンヂ、第四中学に入学。
- ケンヂ、4ヶ月分のこづかいを使って4千円のクラシックギターを買う。
- 1年3組の教室から出てきたケンヂとお面の子がすれ違う。
- もし同級生が1人でもサダキヨの素顔を知っているのであれば、彼がサダキヨなら異変に気付く。小泉響子への証言通りなら、彼は中2になって再びケンヂらの街を訪れるのであり、そしたら彼は誰なのか?→バッジ騒動後も転校せずにい続けたとか?
1973年(ケンヂ中学2年生)
- ケンヂ、放送室をジャックして、20th Century Boyの曲を昼休みに流す。
1980年代
1980年(ケンヂ21歳)前後
- “ともだち”(たぶんフクベエの方)がピエール一文字と共にある宗教団体で修行。
- ピエールは「当時学生か何かで、志が低く、根性はなくどうしようもない」と“ともだち”を評価。
- フクベエが万丈目の事務所で人類滅亡計画を持ちかけ、手を組む。
1982年(ケンヂ23歳)
- ケンヂの先輩、スパイダーのバンドが武道館でコンサートを開き、ファンで満杯にする。
1988年(ケンヂ29歳)
- オッチョ、商社マンとして働いていたとき、息子が交通事故に遭う。これを契機にして逃避行しタイで遭難。
- オッチョ、偶然遭遇したある僧の元で修行をする。
- ライバルの商社マンもこの時インドでチベットに行こうとしてた袈裟を着たオッチョを見かけている。でも何だかオッチョっぽくないような雰囲気を醸し出しているし、彼は森で出会った僧以外も師事していたのだろうか。
1989年(ケンヂ30歳)
- オッチョ、インドで仏僧の格好をした姿を競争相手の商社マンに発見される。
- ケンヂ、当時高校生の自称最悪の男と接する機会を持つ。(1日に3度の良いこと)
- この時ケンヂが手渡したライブチケットの日付が1987年11月30日と2年前のものであったのは、たぶん単に誤植だと思われる。(その割には修正されてないけど)
1990年代
1994年(ケンヂ35歳)
- キリコ、恋人の結婚の誘いを断る。その後、恋人が“ともだち”に殺される。
- 実家の酒屋を切り盛りできなくなるからプロポーズを断ったのか、それともこの時点で既にフクベエらと面識なり接触があったから断ったのだろうか?(恋人と全く同じプロポーズで承諾したのは偶然、それとも?)
- 自称最悪の男はこの時点で既にフクベエ以外の“ともだち”の存在に勘付いていたが、殺害を断行。
- フクベエがキリコにプロポーズ(自称最悪の男によるカンペ)をしたのはこの直後であろう。
1995年(ケンヂ36歳)
- カンナの母キリコが医者として働いていた鳴浜町で、殺人ウイルスのワクチンを培養の実験を行う。
- その鳴浜町でウイルスの最初の犠牲者が出始める。
- ルチアーノ、ナポリでペリン神父と出会う。初めて聖書を読む。
1997年(ケンヂ38歳)
- キリコ、カンナをケンヂに預け失踪。
- お茶の水工科大学敷島教授の一家全員が忽然と姿を消す。
- ケンヂ、敷島教授の家で“ともだち”のマークを発見する。
- お茶の水工科大学、敷島ゼミの学生金田正太郎が伝染病で全身の血液がなくなり死亡。
- ケロヨンの結婚式。
- 小学校の頃の友人ドンキー(工業高校教師)が“ともだち”一派に絶交される。
- ドンキーの葬儀にケンヂら参加。
- ドンキーの教え子であった田村マサオが、宗教団体教祖のピエール一文字を殺害。
- ケンヂ、マルオ、ヨシツネ、フクベエ、同窓会に参加。
- ケンヂ、モンちゃんらと共に1971年に埋めたタイムカプセルを掘り返す。
- モンちゃん、デュッセルドルフに仕事のため戻る。
- “ともだち”の家は敷島教授宅からほど近く、母校の小学校もすぐそば。当時はもう小さな倉庫に建て直されていた。
- 将平の祖父チョーさんが、ヤマさんによって定年を迎える1週間前に殺害される。
- この時ヤマさんに託したチョーさんメモに、全ての謎の答えが書かれている。2018年現在、なぜか太陽の塔内部に保管されているらしい。
- サンフランシスコで、謎の病原体が発生し多数の人が死ぬ。
- ケンヂ、ドンキーを殺害した“ともだち”の信者と遭遇。“ともだち”の打倒を決意する。
- ケンヂ、“ともだち”のコンサートに乗り込み、初めて“ともだち”と遭遇。
- “ともだち”、ケンヂに自分がカンナの父親であることを告白。
- 大阪で、“ともだち”一味によって病原体が蒔かれる。
- ケンヂ、クラス会でフクベエと会う。
- 同窓会でケンヂがフクベエと言い当てるが、実は彼が現“ともだち”とか?でも違うか→仮のフクベエの住みかにT-REXが置いてあったこととか考慮。すでにこの時点で整形してたり、あるいは本当に双子とかね、そうだったら面白いんじゃないかと。
- 羽田空港爆破。
- カンナ拉致されそうになり、ケンヂのコンビニが放火される。
- 家の庭の焼け跡から、“よげんの書”を掘り返す。(母親が紫陽花を埋めていたところにケンジがうめた)
- 拉致された敷島教授、“ともだち”幹部らが巨大ロボット製造のための会議を行う。
1998年(ケンヂ39歳)
- ケンヂ、敷島教授の娘が風俗で働いていることを突き止める。
2000年代
2000年(ケンヂ41歳)
- オッチョ、タイ・バンコクで友民党・衆議院議員万丈目と出会う。
- オッチョ、ケンヂと電話を交わし、日本への帰国を決意する。
- オッチョ、タイ・ミャンマー国境で、“ともだち”が建てた麻薬工場を爆破。その時、巨大ロボットの存在を知る。
- オッチョ、日本に帰国。ケンヂと再会。
- ケンヂ、敷島教授の娘と会う。
- ケンヂ、オッチョ、霞ヶ関の地下で巨大ロボットと遭遇。
- 「“ともだち”のマークを取り戻そう」の合図の元、マルオ、ヨシツネ、モンちゃん、フクベエ、ユキジを招集。
- カンナ、山形のユキジの知り合いの家に預けられる。
- 12月21日、国会議事堂が爆破(のち記念館に改装)。
- 12月31日(血のおおみそか)、世界同時多発テロが発生する。巨大ロボが東京を破壊する。
- オッチョ、ユキジ、モンちゃん、友民党本部に乗り込む。
- ケンヂ、フクベエ、“ともだち”らしき人物を追いつめるも、2人ともビルから転落。
- 友民党がウイルスのワクチンを世界に広める。
- ケンヂ、オッチョ、マルオ、巨大ロボットに向かう。21世紀になったと同時に巨大ロボット大爆発。
- “ともだち”、ウイルスのワクチンを世界中に配布する。
2001年
1月
- “ともだち”一味が世界を同時多発テロから救い、国連から英雄として迎えられる。
- 仁谷、ヤクザの親分を殺害し、中国に逃亡、その後法王と遭遇。
- 中国、甘粛省青洞鎮、(後の)ローマ法王が友民党が持ってきたワクチンを配ろうと仁谷と尽力する。
- 海ほたる刑務所、開設
2002年
- モンちゃん、病床から“しんよげんの書”を手に入れたとユキジに告白。その二日後、サダキヨに会いに行き、殺される(?)。
- キリコ、鳴浜町に元働いていた病院のウイルスのワクチンのデータを捜しに帰ってくる。
2003年
- キリコ、ヤマネのウイルス開発を止めるように説得。ヤマネ、研究開発を断念。
2010年代
2014年
- オッチョ、東京湾海底トンネルから角田と脱獄。
- 小泉響子、“ともだちランド”に迎えられる。そこで、ヨシツネと出会う。
- 小泉響子、バーチャルランドに入り、“首つり坂”の事件を体験する。
- カンナ、カジノでラビット・ナボコフというゲームで店が潰れるぐらい稼ぐ。
- カンナ、教会にタイマフィア、中国マフィアをローマ法王殺害を阻止するために仲間に付ける。“ともだち”の一味に命を狙われるもオッチョが救出。
- サダキヨ、カンナたちの学校に英語教師として赴任。小泉響子を“ともだち”の家に連れていく。しかし、“ともだち”を裏切り小泉と共に元担任関口が住む老人ホームに向かう。
- カンナ、サダキヨの所へ校長と向かう。途中、校長にカンナの父が“ともだち”だと聞かされ特殊な能力で車を爆破、停車させ校長は瀕死の重傷。
- 老人ホームにサダキヨ、小泉響子、カンナ、ヨシツネが集まる。サダキヨ、“ともだち”の居場所を知っていると2000GTに乗り込み出発するものの、翌日炎上&1名の焼死体発見の様子が報じられる。
- ユキジ、ヨシツネ遭遇。
- 西アフリカ、ンドンコ共和国で伝染病が蔓延。
2015年
1月1日
- マルオ、春波夫のマネージャーとして“ともだち”暗殺のために行動。
- 春波夫、“ともだち”と接見。マルオ、全身に爆弾を抱え、爆殺を企てるもケンヂの言葉を思い出し中止。
1月2日
- オッチョ、1969年のヤマネとの約束を思い出し、図書館に向かう。そこへ“ともだち”が現れる。
- “ともだち”(フクベエ)がヤマネによって殺害される。そのヤマネもフクベエの手下に殺される?
- 世界中のマスコミで、“ともだち”の死亡が伝えられる。
1月3日
- 政治犯など3000名恩赦。反旗を翻した“ともだち”の一味が次々と死亡。
- 世界各地で、2000年血のおおみそかを上回るウイルスが猛威をふるう。
- キリコ、アメリカ、ドイツと世界各地で自分が製造したワクチンを渡す旅をする。
- 万国博覧会開会式。ローマ法王暗殺を、“ともだち”が救う。
- 世界各地で、防毒マスクをつけたスーツ姿のセールスマンが殺人ウイルスを散布。
- 中央アジア、ウイルスによる被害が甚大なため出入国が禁止され、完全に封鎖される。
- 日本、外出するには防毒マスクが必須になる。
5月4日
- 友民党が聖母が降臨したと各紙マスコミに発表。
- 万国博覧会に来てた人間に優先的にワクチンが配られる。
- 東京が壁で分断されていく。
- 西日暮里の十字路でエロイムエッサイムズのギター・ダミアン吉田が、「悪魔くん」(ケンジ、相手のバンド名にちなんで名乗る)と遭遇。彼の演奏を聴く。
ともだち暦
ともだち暦元年(2016年)
- 西暦が終わり、ともだち暦が始まる。東京の文明(生活水準・文化)は1970年代水準まで後退。
- カンナ、殺人ウイルスのワクチンを打つ。
- タイマフィア、中国マフィア、“ともだち”の本部に攻撃を仕掛けるも全滅。
- チャイポン、その3日後死亡。
ともだち暦3年(2018年)
- オッチョ、2年間全国を見て回った後、東京に戻る。その後、サナエとカツオ(モデルは『サザエさん』)に匿われる。
- 「氷の女王一派」のリーダー・カンナは同年8月20日に「ともだち」に対し武装蜂起を計画。
- 結局、作戦は中止になったが、その直後に「地球防衛軍」の襲撃を受け49人が殺害され、カンナとオッチョが連行される。(実際カンナを捕まえたのは"親友隊"だった)
- カンナとオッチョは万丈目から“ともだち”暗殺を手助けするよう言われる。
- 蝶野刑事、東北地方にある「北方検問所」の警備を担当。
- この時代の税金は「米」(年貢?)。脱税者は射殺 税は「チョージャ様」(長者?)へ納められる。
- 北方検問所に宇宙人襲来する。自ら「矢吹丈」と名乗る。後にケンヂと判明。ケンヂについて来た大人数の人々が村に押し寄せ、圧政を強いられていた村人も反乱を起こす。
- 東北と関東の関所にある街(性風俗店と関所偽造通行手形屋が主)で漫画家の氏木と再会。蝶野、スペードの市の罠にはまり関東軍に捕まる。
- 氏木が作成した大量の偽造手形で関東に入ったケンヂ・スペードの市の一団・志願者によって関東軍の城を襲撃、陥落に成功し、捕らえられた人々と蝶野も救出される。
- カンナの母親キリコの所在が判明、東京・東村山の共同体にいる。
- 火星移住計画がスタート。移住申し込みが始まり大勢の市民が申し込む。
- マルオ、東村山の共同体でケロヨンと再会。共同体の中にある研究室でキリコとも再会する。
- キリコ、研究室で自ら新型ワクチンの人体実験を行う。実験は成功。
- カンナ・オッチョ・ユキジ“ともだち”暗殺を実行に移すも計画が漏れていたために万丈目が高須に射殺されカンナも「絶交」されそうになる。
- 「ともだちタワー」の地下で「空飛ぶ円盤」が建造されていた。開発者は科学技術省長官になっていた、マー坊。
- “ともだち”地球滅亡計画を発表。自らがすべての事件の黒幕であることを告白。
- カンナ、ケンヂが万博会場に訪れることを信じライブを行うことを決心する。
- マルオ、ケロヨン、関所にて地球防衛軍に狙われるが、奇跡的に生還していたサダキヨと共に万博会場へ向かう。