読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

笹塚で60年以上愛される老舗ラーメン店「福寿」の日本一の中華そば

笹塚で60年以上愛される老舗「中華そば 福寿」の五目ラーメン
深い琥珀色のスープだから、ゆで卵・カマボコ・ナルトの白が映える笹塚「福寿」の五目ラーメン。

日本蕎麦を起源とする老舗ラーメン店は数多く、東京・笹塚の商店街に店を構えて半世紀以上の「福寿(ふくじゅ)」もその1軒。

新宿御苑前の老舗日本蕎麦屋「更科」では魚介系不使用の王道中華そばを味わえますが、「福寿」では前身で培った技術と経験を活かした個性的な1杯がお手頃価格でいただけます!

京王線・笹塚駅徒歩7分。1954年(昭和29年)創業の老舗「中華そば 福寿」

笹塚十号坂商店街
駅北口を出て、十号通り商店街と笹塚十号坂商店街、2つの商店街を道なりに進みますと……

笹塚十号坂商店街にある創業60年以上の老舗「中華そば 福寿」
赤い標識がなくってもつい一時停止しちゃう「福寿」が左手に。

いわゆる古民家の類い。引き戸にかけられた白地に赤の暖簾や観葉植物が何だかまぶしく、「神田・栄屋ミルクホール」とは少々異なる趣でも、戦後の昭和を静かに物語るかのような何とも味わい深い外観。

笹塚十号坂商店街にある創業60年以上の老舗「中華そば 福寿」
宵闇が迫る時間帯だと心なしか不安を覚えるかもですが、その分店内の明かりが温かく感じられるハズなので、きっとプラマイゼロ。

初めてお邪魔したのは確か1990年代後半で今から20年ほど前。2度見3度見当たり前、無意識に「スゲエ。。」とつぶやいたと思うんですが、その時とほぼ変わらないであろう見た目を維持しているのって実に大したもの。(経年変化自体は進んでいるワケですが)

平成じゃなく昭和!そう断言できるレトロ過ぎる店内@笹塚「中華そば 福寿」
確実に平成じゃなく昭和!そう断言できるレトロ過ぎる店内。

L字型カウンター12席に4名掛けテーブル3卓の計24席@笹塚の老舗「中華そば 福寿」
L字型カウンター12席に4名掛けテーブル3卓の計24席。

気さくで、どこか飄々とした雰囲気も併せ持つ2代目店主の服装がデニムのハーフパンツにクロックスとカジュアル。
テレビに加えてラジオで最近の音楽をBGMにするなど、コンセプトだ何やかんやを経て意図的に作られた昔風ではなく、ゆっくりと時間をかけて積み重ねられて来たガチの昔風。

L字型カウンター12席に4名掛けテーブル3卓の計24席@笹塚の老舗「中華そば 福寿」
創業から使い続けている特大サイズの羽釜と釜戸をこれでもかと拝めるって意味では、カウンターが特等席って言えるかも。

笹塚で60年以上愛される老舗ラーメン店「福寿」のメニュー
ラーメンの部とワンタンの部に分かれた「福寿」のメニュー。

この手の昔ながらのお店だと麺なしのワンタンスープが用意されておりますが、「福寿」の場合もそれに漏れず、そして種類も多め。上タイプにするとトッピングがボリュームアップする仕様。
原価高騰などで値上げを余儀なくされる飲食店が多いこのご時世でも、手作りのラーメンが1杯500円なのはありがたいですね。

空いている席に座ってメニューを見て注文。お冷は入口そばの冷水機で注ぐセルフサービスで、後会計制の現金払いを採用。

“日本一の中華そば”歴60年以上。笹塚「福寿」の醤油ラーメン

笹塚で60年以上愛される老舗「中華そば 福寿」の五目ラーメン
豚チャーシュー2枚・モヤシ・刻みネギ・メンマ・カマボコ・海苔・ナルト、そしててっぺんにゆで卵が乗る「福寿」の五目ラーメン。

笹塚で60年以上愛される老舗「中華そば 福寿」の五目ラーメン
中華麺とナルトでラーメンと判断できるけど、麺が白くてナルトなしなら蕎麦って勘違いしちゃいそうなビジュアル。

ちなみに500円のワンコインラーメンだと、具はシンプルにチャーシュー・メンマ・刻みネギとなります。

和風醤油スープをガッチリと持ち上げる細打ち縮れ麺@笹塚「中華そば 福寿」
和風テイストな醤油スープをガッチリと持ち上げる細打ちの縮れ麺。

丼自体は比較的コンパクトなサイズなんですが、麺の量は意外としっかりしており、推定150g前後かな。
鶏とシイタケの甘みが際立つ味付けだから、口の中をリセットしてくれるゆで卵がすっごく爽やかな存在感を発揮。

笹塚で60年以上愛される老舗「中華そば 福寿」のワンタンメン
雲呑=雲を呑むと実感できる「福寿」のワンタンメン。

雲呑=雲を呑むと実感できる笹塚「中華蕎麦 福寿」のワンタンメン
もはや水餃子にしか見えない、ぷっくり太ったワンタンを食べ慣れちゃっていると、このペラい以外の何物でもない食感はある意味衝撃かもしれません。

ほぼ皮だけのワンタン=材料的に大盛ラーメンと大差ないのかもしれませんが、でも、この笑っちゃうくらいにペラッペラの、中華麺とはまた違ったなめらかな舌触りのワンタンを口に含みつつ、丼持ち上げスープをグイッてやるの、それはそれでたまらないんですよねぇ。
麺とワンタンを一緒に食べてみても面白おいしい。

スープを飲み干すと表れる日本一@笹塚「中華そば 福寿」
スープを飲み干すと丼底に表れる日本一。

創業者の先代が“日本一の蕎麦処”と喧伝するほどに名物として名を馳せたとされる新宿の日本蕎麦店「福家」を前身とし、笹塚への移転とともに中華そば屋に転身。初代が築いた自称日本一の実績と魂が、こうしてさり気なく丼で受け継がれていることに粋を感じます。

笹塚十号坂商店街にある創業60年以上の老舗「中華そば 福寿」
ヒラヒラと風に揺れる暖簾。暑い夏に汗を拭いながら啜り上げる中華そばもまた乙なもの。

忙しいのが嫌い、稼ぎ時な12:00前後の開店を避け、あえて昼過ぎに営業を開始するスタイルも健在。過剰な商売っ気と無縁だからこそ、こちらも気取らず足を運べるというもの。

常連客と「人間、食えなくなったら死んじゃうんだよー」的な世間話を繰り広げていたご主人ですが、できればこの“日本一”の文字をこれからも拝み続けることができれば良いなって思う次第です。

店舗情報

店名 中華そば 福寿(ふくじゅ)
住所 東京都渋谷区笹塚3-19-1(地図
電話番号 03-3377-2615
営業時間(月~金) 15:00頃~21:00頃(売切れ次第終了)
営業時間(土曜日) 13:30頃~21:00頃(売切れ次第終了)
営業時間(日・祝) 12:30頃~21:00頃(売切れ次第終了)
定休日 火曜日
最寄駅 笹塚駅