己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

肉屋が営む荻窪駅徒歩3分の老舗「マツマル」の特製マツマルラーメン

肉屋が営む荻窪駅徒歩3分の老舗「マツマル」の特製マツマルラーメン
上質な豚チャーシューが味わえる特製マツマルラーメン。

他業種からの乗り換えでラーメン専門店をおっ始めるのは意外と多く、前職で培った経験と技術を活かして繁盛店の仲間入りを果たすケースもちらほらと見かけられます。

荻窪駅南口徒歩3分の「マツマル」は、前職ではなく現役の精肉店が営むラーメン屋さんとしてもおなじみの老舗。
「お肉屋さんのラーメン=チャーシューが自慢」なのは言うまでもありませんが、食べるとどこかホッとする昔ながらの味わいもまた大変捨てがたいのです。

1983年(昭和58年)創業。隣接する精肉店の存在、肉に力を入れていることがひしひしと伝わってくる荻窪の老舗「味の店 中華マツマル」

荻窪南口仲通り商店会にある老舗「味の店 中華マツマル」
荻窪南口仲通り商店会にある「味の店 中華マツマル」。

チャーシューメーンなのぼり旗とか無くとも「松丸精肉店」という看板とお店、それだけでインパクトは充分。
この赤に白字がまぶしいテントは、白に黒字からのリニューアルで、リアル紅白って意味でも何だかおめでたい気がします。

白地に赤で中華そば、中央の黒マツマルが印象的な暖簾
白地に赤で中華そば、中央の黒マツマルが印象的な暖簾。

「マルマツ」とも読めなくはありませんが、先頭がマツの方が縁起もよさそうだから「マツマル」なのかな?

幅広いラインナップ@荻窪「マツマル」
中華そば(醤油味)、みそラーメン、タンメン、つけめん、餃子、チャーハンなど幅広いラインナップ。

国産豚のショウガ焼定食など@荻窪「マツマル」
国産豚のショウガ焼定食も、精肉店が絡んでいると一層そそるもんがありますね。

L字型カウンター10席。休日ともなれば昼からビールと餃子を決めて〆にラーメンなパターンのお客さん多し

L字型カウンター10席@荻窪「マツマル」
カウンターのみでも狭すぎることはなく、断続的に注文していれば腰も落ち着けやすそうな雰囲気。

卓上調味料と水@荻窪「マツマル」
そつなく揃えられた各種卓上調味料。

所用の合間の訪問だったので、今回は麺類のみ。再訪して麺類以外のメニューを食べた際は、この記事に追記か別に記事起こしして取り上げたいと思います。

中華料理店での修行後、跡を継いだ2代目店主@荻窪「マツマル」
中華料理店で修行した後、創業者である父親の跡を継いだ2代目店主。

常連客と談笑しつつもテキパキと調理をこなし、初訪問と思しきお客さんにも分け隔てなくフラットに接する。要領よく仕事をこなす姿勢は見ていて安心ですねってカッコよくほざいている風ですが、単にビール餃子を決められなかった悔しさをごまかしているだけです。

良質な国産豚肩ロース肉で作ったチャーシューがでーんと4枚&味玉付き。特製マツマルラーメン990円

肉屋が営む荻窪駅徒歩3分の老舗「マツマル」の特製マツマルラーメン
特製マツマル、それはつまり味玉チャーシューのこと。

通常のラーメン(商品名は中華そば)が680円だから、味玉チャーシュープラスで310円増しと相成ります。

肉屋が営む荻窪駅徒歩3分の老舗「マツマル」の特製マツマルラーメン
丼縁を囲むように特製チャーシューが4枚・中心付近にメンマ・味付け玉子・海苔・ナルト・刻みネギ。

鶏ガラ・豚骨・数種類の野菜を煮込んだ甘味のある中華スープ@荻窪「マツマル」
鶏ガラ・豚骨・数種類の野菜を煮込んだ甘味のある中華スープ。

ツルッとした口当たりの中細縮れ麺@荻窪「マツマル」
ツルッとした口当たりの中細縮れ麺。

もうこのアッサリ鶏ガラスープに中華麺の組み合わせって鉄板以外の何物でもないおいしさ。

この手のノスタルジックでありスタンダードな1杯に現代的な解釈を施したのが「阿佐ヶ谷・いろはや」のようなラーメンなんだけど、それもこれも原点として「マツマル」のような老舗があってこそなんですよね。大切にしたい味。

精肉店のノウハウを注ぎ込んだ柔らかい豚チャーシュー@荻窪「マツマル」
仕入れ・調理・切り方、すべてに精肉店のノウハウを注ぎ込んだ柔らかい豚チャーシュー。

肉が上等なのは言うまでもなく、また、単に焼くでもなく煮込むでもなく蒸してから醤油ダレに漬け込むから、従来のチャーシューに比べて薄味ではあるものの、その分しっかりと豚肉と肉汁の旨味が流れ込んで参ります。

舌のようにペロンと長いチャーシューをベロンと舌に乗せると舌の上で舌がとろけるというある種の超常現象が発生しますが、一度に丸ごと口に含むとノドに詰まる可能性もなくはないので、ここはひとまずゆっくりと噛み締めてやりましょう。

昔ながらのハードボイルド仕様な煮玉子@荻窪「マツマル」
それならアレもトロトロタイプ?と思いきや、煮玉子は昔ながらのハードボイルド仕様で緩急をつけており、個人的に好み。

お箸で割る、ガブリとかじれば中から黄身がトローリロリータなヤツもそれはそれで好物なんですが、この完熟ならではのホクホク感、これはこれで実に捨てがたいと思いませんか?

次の予定が差し迫っていただけに撮るもん撮ってズビビヴィヴィンと完食。そそくさとお店を後にしたんですが、餃子とビール、それか半チャーハンでも付けてゆっくりしたかったのが正直なところです。

荻窪南口仲通り商店会
サンキューマツマル、また行くぜ!

次来た時は、餃子にビールだけと言わずショウガ焼も決めてやるんだ、ヘヘ。

店舗情報

店名 味の店 中華マツマル
住所 東京都杉並区荻窪5-22-11(地図
電話番号 03-3392-7726
営業時間(月~金) 11:30~14:30、17:00~23:30(売切れ次第終了)
営業時間(土日祝) 11:30~23:30(売切れ次第終了)
定休日 不定休
支払い 後金制
席数 10席
タバコ 喫煙可
最寄駅 荻窪駅
駐車場