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己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

元祖ニンニク入れますか!武蔵関「いごっそう」は只の二郎系じゃない、オリジナルだ!!

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
あのキャッチフレーズを世に知らしめたサカイさんが切り盛りする武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん。

「ラーメン二郎」を語る上で欠かすことのできないキャッチフレーズであり代名詞・「ニンニク入れますか?」

その問いかけに対して「ヤサイカラメニンニク」とかって呪文のようなレスポンスをするのが半ばお約束となっていて、今日もあの街この街の「二郎」やその他インスパイア店で淡々と繰り広げられていることでしょう。

東京都練馬区関町南。青梅街道沿いの「らーめん いごっそう」
東京都練馬区関町南。青梅街道沿いの「らーめん いごっそう」

そんなパワーワード「ニンニク入れますか?」をおれが初めて耳にしたのは、ちょうど20年前の1997年の「ラーメン二郎 三田本店」でして、それは創業者・山田拓美氏の口から発せられたとかではなく、名助手として名を馳せたサカイさんの甲高い発声によるものでした。

今回は往年のジロリアンが一様に「なつかしい」と口を揃えるであろう、あのサカイさんが腕を振るって今年で17年目の老舗・武蔵関「らーめん いごっそう」をご紹介。

西武新宿線・武蔵駅徒歩15分ほど。2001年創業の「自家製麺 らーめん いごっそう」

2001年創業の武蔵関「自家製麺 らーめん いごっそう」
鉄道駅からだと歩きますが、お店は三ツ塚バス停留所目の前。

2001年創業当時は関町北の新青梅街道沿いにあって、2010年に現在の場所に移転。北から南へ。

2001年創業の武蔵関「自家製麺 らーめん いごっそう」
単なる「二郎」インスパイアととらえがちでしょうが、

かの「ニンニク入れますか?」は、「いごっそう」店主・サカイ氏が「ラーメン二郎 三田本店」の助手時代(1997年~2001年頃)に生まれたものと認識しております。

【余談】旧店舗時代の注文風景とサカイさん


慶應義塾大学出身の俳優・三波豊和氏が解説しているように、オヤジさんと目が合ったら無料トッピング含めて先に注文。

そこには「ニンニク入れますか?」だなんて親切心は皆無。券売機なるシロモノも当然無く、食べ終わったらカウンターに代金をキッチリ置いて出る、おつりはジャリ銭の山から適宜差っ引いてお店を後にするという、それはそれはカオスな時代でした。

ラーメン二郎 三田本店
1996年6月、現在の場所に移転し、そのタイミングで券売機が導入され、呪文と称される無料トッピングが提供直前へと変更になりました。(詳しくは「こちら」を参照)

移転してからもしばらくはオヤジさんと奥様が切り盛りしていて、1年くらい経った1997年のある日に「三田本店」に行ったら、奥様ではなく爽やか笑顔の好青年がキビキビ働いておりましたと。

で、その方がサカイさんご本人で、ラーメンを提供する際お客さんに対して「小ぶたダブル!ニンニク入れますか?」とかってハッキリと甲高い声で聞いてくれるじゃないですか。もう目と目が合ったらミラクルって起きるんだなーと、初めて「ニンニク入れますか?」と言われた時は内心「お、おう……」と多少うろたえながらも「ヤサイカラメニンニク」と返して事無きを得た…今となっては良い思い出です。

今でも「『二郎』ってハードルが高い」という意見を耳にしますが、サカイさんの登場以前と以降では雰囲気含め大分和らいだように思いますし、彼の登場前を紀元前、登場後を紀元後、何ならヤサイ・カラメ・ニンニク・アブラ・サカイと、マクドナルドのスマイル0円ばりにサカイコールを加えてしまっても良いのではないかと、とにかく多分にハードルは下がったもんだと感じております。

L字型カウンター10席、先注文の後会計制

L字型カウンター10席、先注文の後会計制@武蔵関「らーめん いごっそう」
訪問時、あのサカイさんと女性スタッフの2名体制でした。

「厨房で動き回るサカイさん見るの久しぶりだー」「今年2017年はサカイさんと出逢って20周年と記念の年」とかってニヤニヤするのはおれくらいのもんなので大丈夫でしょうが、尋ねられたら注文しないとですので店内上部のメニューから食べたいもんを決めておきます。

武蔵関「らーめん いごっそう」のメニュー一覧
定番の醤油味はもちろん、塩、マー油、つけ麺にご飯物。季節限定で味噌らーめん&味噌つけ麺と豊富。

100円引きですべての麺類を対象に少なめらーめんが用意されており、毎週金曜日は豚骨スープで作った特製カレー(並:650円、ミニ:350円)も販売。

卓上調味料は胡椒のみ@武蔵関「らーめん いごっそう」
おかわりは卓上ポットだけど、お冷もノンセルフサービス。

「二郎」といったらお客さんが各自でテーブルを拭き上げるって暗黙のルールが存在しますが、「いごっそう」だとわざわざ拭きに来てくれたりと実に丁寧。

しばらくすると注文分が完成するので、聞かれたらヤサイ・カラメ・ニンニク・アブラの中から好みを伝えます。マシやマシマシ、ダブルと呼ばれる増量コールは禁止、さらにヤサイ・カラメ・ニンニク・アブラ全部増したいから「全マシ」って省略して伝えると「ヤサイカラメニンニクアブラね?」と言い直し確認されるので注意が必要です。

「ラーメン二郎 三田本店」で名助手として名を馳せたサカイさん@武蔵関「らーめん いごっそう」
土佐弁で「頑固で気骨のある男」を意味する「いごっそう」を店名に冠するだけのことはあります。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
どでんとご到着。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
くるりと回転し豚と煮玉子を確認。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
豚入りだと、しっとりさも帯びた柔らかチャーシューが4枚。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
「ニンニク入れましょう」と宣言したい程に、この手の豚骨スープと相性抜群なニンニク。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
キレイに水と脂が混ざった乳化状態のクリーミーな濃厚スープだから、ほんの少しの刻みニンニクでもワイルドに感じられるってヤツですかね。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
粉っぽさは無く、ツルリとした食感の自家製中太麺。

推定200g以上ともれなく一般的なラーメン店の倍くらいはあるので、量をこなせない方は無料トッピングを控える、少なめらーめんにしておくのがベター。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
麺もスープもしっかりしているから、半熟気味の味玉が心地良い。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
「二郎」系ってどうしても食べている最中から興奮して来ちゃって、いつも以上のピンボケ撮影しつつ完食。

単なるインスパイアに甘んじない「いごっそう」に、塩らーめんやマー油らーめんなどを味わいに再訪したい

澄み切った青梅街道から見る青空
汗だくのまま退店。気持ち良い青空だと「食い切ったー」って思いが一層強く感じられるのが「二郎」系の醍醐味。

「ラーメン二郎 武蔵関店」としていれば、それだけでも充分な集客を見込めたんでしょうけど、あえて「二郎」というビッグネームにぶら下がらず「いごっそう」と銘打つ。そして町の人気店として繁盛する。大したものです。

2001年創業の武蔵関「自家製麺 らーめん いごっそう」
「元祖ニンニク入れますか?」ってしちゃえば良いのに、壁面に「ニンニク入れますか」とさり気なく。

「ニンニク入れますか」と掲げるラーメン店は後を絶ちませんし、とうとう「ジロリアン」というお店まで登場する始末だから、「いごっそう」の前を過ぎる通行人やバス乗客の大半はフツーにインスパイア店と勘違いするんでしょうが、おれにとってはあのサカイさんのラーメン屋って思いが強いですね。

武蔵関「いごっそう」の豚入りらーめん煮玉子ヤサイニンニク
ニンニクもちろん入れますよ!

久しぶりの「いごっそう」、久しぶりのサカイさんとの時間でしたが、一挙手一投足は衰えどころか堂々っぷりが増していましたし、左手薬指の光るもんを目の当たりにした時はスピッツじゃなくても涙がキラリ☆色褪せないまま再会できたことが嬉しかったですし、今後はもうちょっと定期的に足を運んでみようと思いました土佐。

店舗情報

店名 らーめん いごっそう
住所 東京都練馬区関町南4-25-18(地図
電話番号
営業時間 11:30~14:30、18:00~21:30
定休日 月曜日・火曜日・祝日
最寄駅 三ツ塚バス停留所、武蔵関駅