己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

御徒町で人気の塩ラーメン専門店「富白」の鶏塩タンメン&鶏塩拉麺 ~寒ければ寒いほどありがたみを感じるおいしい1杯~

f:id:thyself2005:20161129210547j:plain
2017年も無事明けまして、あと数ヶ月もすれば朗らかな春。

それでもまだまだしばれるような寒さが続く……まあ「凄く寒い」を意味するしばれるなんて言葉をヘタに使おうものなら、北海道・東北在住の方々から「寒いだけならまだマシ、痛いからが始まりじゃ!」ってしばれるどころかしばかれると思うので、まあ凄く寒い最近と言い直しちゃう、最初から中途半端に方言使うなよってハナシではありますが、激しく寒いとなりますと、じんわり優しい塩味のスープが心身ともに沁み渡るってもんですよね。

f:id:thyself2005:20161129210539j:plain
今回は御徒町で人気を博す塩ラーメン専門店「富白(とみしろ)」の鶏ぶた塩タンメンと鶏塩拉麺などをお届け!

昼夜の寒暖差も激しく気を抜くと体調を崩しがちな季節ではありますが、おいしいラーメンをズビンビズビンビ啜りまくって元気に参ろうじゃあーりませんか。

東京メトロ日比谷線・仲御徒町駅1番出口徒歩2分。昼営業で完売しちゃう大人気の塩ラーメン専門店「富白」

f:id:thyself2005:20161129210532j:plain
店名の「富白」を体現するように白いテントに真っ白の暖簾とシンプルな外観。

仲御徒町駅以外にも御徒町と名が着く各駅からも徒歩圏内。好天に恵まれれば秋葉原駅ないし上野駅から散歩がてら向かうのも良さ気。

f:id:thyself2005:20161129210533j:plain
独特のフォント。縦読みすると鶏鶏鶏鶏鶏鶏って「無駄無駄無駄…」を彷彿とさせますね。

f:id:thyself2005:20161129210535j:plain
L字型カウンター7席+4名掛けテーブル1卓=計11名のキャパ。

やはり12:00台は界隈で働いているであろう方々で盛況。混雑時は先に食券(お店側は「チケット」と呼称)を買って待ちますが、並びが少ない時は入口左手の冷水機でセルフサービスのお冷を注いでおくと何かとスムーズです。

f:id:thyself2005:20161129210534j:plain
御徒町「富白」の券売機メニュー一覧。(PC版のみクリックで拡大)

よく出ているなーと思うのはタンメン。おれが腰掛けた席の横4名の男性客が一様に白いタンメンを啜っていてちょっとしたオセロ気分を味わいつつ、染まるのはヤダと鶏塩拉麺を頼んだ日もありましたが、豚チャーシューのついた鶏ぶた塩タンメンにすれば野菜だけじゃなく炙り豚チャーシューも摂取できるって寸法です。

麺の大盛、半熟味玉子に高菜付きライスが各60円なのも見逃せない点。ライスに至っては大小ともに60円とさらにお得。

f:id:thyself2005:20161129210536j:plain
洗いざらしの暖簾に硬派チックな外観にフォントなど武骨な気配を漂わせつつも、チェックの箸入れやミル挽き(黒胡椒&岩塩)を採用するあたりに柔軟さと現代らしさを感じさせます。

野菜足りてないなって時にありがたい、御徒町「富白」の鶏ぶた塩タンメン

f:id:thyself2005:20161129210538j:plain
提供直前にバーナーで炙った香ばしい豚チャーシューが3枚。

f:id:thyself2005:20161129210539j:plain
モヤシ・キャベツ・ニンジンの野菜炒めがドデンとオン。

f:id:thyself2005:20161129210540j:plain
老若男女問わず多くの方々に愛されるであろう、それはそれは優しい塩スープ。

鶏ぶた塩タンメンのぶたは豚チャーシューのことですが、先頭の鶏は具材ではなく鶏ベースのスープって意味。店内BGMがラジオなのも良く、チキンとベジタブルがしっかり効いたスープともども万人の郷愁を誘うに違いありません。

f:id:thyself2005:20161129210541j:plain
ワッシャーと極太の縮れ麺は老舗・浅草開化楼謹製。

穏やかなスープに控えめ主張の中華麺だと昔ながらって感想に落ち着きそうですが、箸のつま先よりも太いゴワゴワの麺を合わせることで程良いバランス取りを実現。

f:id:thyself2005:20161129210544j:plain
ズヴィヴィヴィヴィンとあっという間に完食!

まあ例によって汚いのでモザイク処理済みな食後ではありますが、デフォルトの太麺を細麺にしたり野菜だけ大盛にしたりと柔軟な変更も受け付けてくれる懐の深さもナイスですね。

+110円の豚チャーシューは遅い時間帯だと売切れになっているケースが多いので、どうしてもかっ喰らいたい場合は早めの訪問をおすすめいたします。

味玉と高菜付きライスをつけても800円ポッキリ!御徒町「富白」の鶏塩拉麺

f:id:thyself2005:20161129210545j:plain
味玉とライスつけなければ680円なワケですが、

f:id:thyself2005:20161129210546j:plain
このビジュアルを前にするとついついね、60円ずつだしいっかってなっちまうんですよね。

f:id:thyself2005:20161129210547j:plain
通常の鶏塩拉麺にもジューシーな鶏肉は付きますが、「SLAM DUNK」の左手はそえるだけの要領で、バスケットボールならぬ味玉をそえることで頼もしさをアップ。

f:id:thyself2005:20161129210548j:plain
タンメンだと中華鍋で野菜グツグツの工程を経るため濁りが発生しますが、こちらは澄み切っております。

てっぺんから鶏油を回しかけることで、鶏ぶたタンメンの豚チャーシューとは異なる方法で香ばしさをプラス。同じ注文タイミングだとタンメンよりもスピーディーな提供も嬉しいところ。

f:id:thyself2005:20161129210549j:plain
滋味あふれる塩スープを邪魔しない中細麺をチュルリラチャルメラ啜り倒しまして、

f:id:thyself2005:20161129210555j:plain
途中で程良い加減の味玉をパクリ。

f:id:thyself2005:20161129210551j:plain
f:id:thyself2005:20161129210552j:plain
そのまんまでも当然かぐわしい鶏チャーシュー。

f:id:thyself2005:20161129210553j:plain
f:id:thyself2005:20161129210554j:plain
高菜多めのライスにオンして救済完了!

そんな特製高菜ライスを食べておれ自身の救済も完了するワケですが、ラーメンライスにおけるライスって、食べ方の可能性をググッと広がる役割を担っているんですよね。

「中華麺とライスで炭水化物on炭水化物で可能性どころか体型が横に広がるわ」って圧倒的大多数の方々は切り捨てちゃうんだろうけど、ヘタに麺の大盛にするくらいならライスを付ける、コレですよ!特に「富白」の場合は高菜付きの大小サイズ選べて60円ですからね。頼みなさいよって言われているようなもの、と前向きに解釈しております。

f:id:thyself2005:20161129210556j:plain
f:id:thyself2005:20161129210557j:plain
ラーメンライスの〆は残ったスープにぶち込んで雑炊に!

このためのブラックペッパーか、このための風味を損ねないミルペッパーなのかと。ネギの切り方やアオサもトッピングに含まれている分、雑炊やらずして「富白」の鶏塩拉麺を完食することなかれと実感すること請け合いでしょう。

ライス小だとラーメンこなしつつ雑炊までとなると物足りないかもなので大サイズにすることをおすすめしておきます。

f:id:thyself2005:20161129210558j:plain
そして相変わらず汚い食後なのでモザイク処理済み。

近所にあったら足繁く通いたい。通いまくって白い暖簾を黒く染めてやりたい「富白」のタンメンと鶏塩拉麺。辛口メニューや夏季限定でつけタンメンなる変わり種、今回未紹介の鶏醤油拉麺と豊富なラインナップが用意されておりますので、気になりましたら是非チェックしてみてください。

店舗情報

店名 富白
住所 東京都台東区台東3-14-10(地図
電話番号 03-6677-3156
営業時間 11:30~15:00(売切れ次第終了)
定休日 日曜日・祝日
最寄駅 仲御徒町駅、御徒町駅、上野御徒町駅、上野広小路駅
備考 臨時休業・売切れ終了の場合があるため、必ず訪問前に公式Twitterをチェックしてください。