読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

己【おれ】

多くの「己」が生きる中で「おれ」であること、そんな中二病のような思いから始めました。

宙を舞う肉塊!沖縄県那覇市の老舗「おでん東大」の名物・焼きてびちは豚足嫌いな方にも是非食べて欲しい逸品

【和食】郷土料理 【和食】おでん 【肉】その他肉料理 居酒屋 【沖縄】那覇市 レトロ

f:id:thyself2005:20160920151232j:plain
プワーンと宙を舞う豚足(てびち)の塊を拝めるのは、沖縄広しといえども多分ここだけ!

正直我が目を疑った。大好きなてびちがクルリン宙を舞ったのだ。それも1度や2度ならずクルクルリンと。

いくら酔っ払っていようとも、見間違いだとか幻覚だとかと切り捨てられないくらいにそれは、鮮やかに舞い上がったのだ……!

f:id:thyself2005:20160920151233j:plain
那覇市「おでん東大」の名物料理・焼きてびち。

沖縄に行くと夜な夜なてびちナイトで独り勝手に盛り上がる恥の多い生涯を送って来ましたが、てびち好きなアナタにはもちろん、「てびち?ムリ!見た目がもうムリ!」って食わず嫌いな方にも1回は口にしていただきたいのが、今回紹介する那覇市安里の老舗「おでん東大」の焼きてびちなのです。

ゆいレール安里駅から徒歩5分。那覇のディープな飲み屋街・栄町(さかえまち)に店を構えて半世紀以上の老舗「おでん東大」

f:id:thyself2005:20160920151223j:plain
国際通りとはまったく異なる雰囲気、宵闇の栄町社交街。

f:id:thyself2005:20160920151224j:plain
21時半と遅めの開店にも関わらず、多くのお客さんで賑わいを見せる「おでん東大」前。

カウンター&座敷で30席ほどのキャパシティでもオープンしてまたたく間に満席となる人気っぷり。空席待ちするお客さん達の話し声でお店周辺は独特の活気に包まれておりました。

おでんと聞くと店先に赤提灯がぶら下がってて窓から覗く店内の温かい様子ってのを想像するとは思うんですが、「おでん東大」に関してはブラックライトのような不気味な光を放つドアをくぐらないとどういう状況かサッパリ分かりません。それこそおでんじゃない危険な何かをキメちゃっているんじゃないか?まあそんなことは一切ないんですけど、不安な方は電話確認してからの入店が吉ですね。

名物の焼きてびちは作り置き不可!ファーストオーダーで注文し、その時が訪れるのをじっくり待ちましょう

f:id:thyself2005:20160920151225j:plain
焼きてびちは大(1,000円)・小(600円)・特ミニ(500円)の3サイズを展開。

各サイズについて

  • 焼きてびち大(3~4名向け):直径26cmのフライパンで調理。小の倍ぐらいのボリュームを誇る
  • 焼きてびち小(1~2名向け):直径20cmのフライパンで調理。お酒やおでんやつまみもじっくり堪能したい場合におすすめ
  • 焼きてびち特ミニ:おひとり様用

料理の特性上、提供まで30分以上時間を要するので、大か小かで迷ったら大サイズを頼んでおけばお値段的にもお得っちゃお得。残しても持ち帰りできますし、大は小を兼ねるとも言いますしね。

f:id:thyself2005:20160920151227j:plain
定番の島らっきょうをお通しで。

f:id:thyself2005:20160920151228j:plain
酢醤油でいただくミミガー&マメの刺身。

マメとは豚のハツ(心臓)のこと。ミミガーのコリッ、ハツのムニュッ、どちらもまとめて頬張ればコリムニュな食感を楽しめます。人数に応じて200円~500円の価格帯で頼めるのもナイス。

f:id:thyself2005:20160920151244j:plain
大鍋でじっくり仕込まれるおでん。1品100円からなのもありがたい。

味の染みた大根、手羽先、セセリ(鶏くび肉)、葉野菜、玉子。

f:id:thyself2005:20160920151246j:plain
個人的にまた食べたい。クセになった葉野菜。

小松菜・白菜・レタスのミックスで、練りがらしにはない一服の清涼剤としての役割を果たしてくれます。

f:id:thyself2005:20160920151248j:plain
単皿で登場した牛すじは胡椒をかけて食べるのがおすすめ。ステーキ感覚な不思議。

5席のみのカウンターに座れたらラッキー!名物の調理工程をじっくり堪能しよう

f:id:thyself2005:20160920151229j:plain
焼き上げるように煮込むから焼きてびちって商品名なのね。

f:id:thyself2005:20160920151230j:plain
業務用バーナーでグツグツ&コトコトと。

f:id:thyself2005:20160920151231j:plain
途中で鉄鍋のフタを開け、表面を叩くとコンコン音が鳴り響く焼きてびち。

片時も目を離さない2代目店主のネーネー(沖縄の方言で「おねーさん」の意)が状態チェックと表面の焦げ付きをガリガリと剥がすようにトングを勢い良く押し付けた次の瞬間、プワーンと舞ったのだ!

f:id:thyself2005:20160920151232j:plain
「あらよっと!(ネーネー心の声)」

さも当たり前のようにフライパン返しを颯爽と決めるネーネー。

あまりに突然の出来事だったから打点低めでの撮影となってしまいましたが、熟練の手つきとはこういうことも指すんでしょう。宙を舞う豚、これもある意味紅の豚と言えましょうか。

沖縄のてびち料理っておでんをはじめトロトロになるまで煮込む、どちらかというと柔らかいイメージを抱いていたんですが、目の前のそれは何とも猛々しく、まさに焼きてびちの名に恥じない逸品。ホント出て来るまでが楽しい料理ったらないですね。

外カリカリ&中ジューシー、こんなてびち料理は見たことないぞ!那覇市安里の老舗「おでん東大」の名物・焼きてびち

f:id:thyself2005:20160920151233j:plain
写真は小サイズ、直径20cmあります。

f:id:thyself2005:20160920151234j:plain
ソースのかかっていないお好み焼きに見えなくもありませんが、

肉料理って考えると結構なボリュームと言えますね。

f:id:thyself2005:20160920151235j:plain
食べたい分を食べたいだけ切り取って口に運ぶスタイル。

てびち嫌いな方の主張を独断と偏見でまとめると「見た目がアカン」「あの見た目に反してムニュッとした食感がもうアカン」といった感じなんでしょうけど、焼きてびちはそれらの不満を一気に解消している節がありますね。

まず見て分かるように、表面がカリカリで香ばしく唐揚げのような表情を有しており、噛みしめるとジュワッと豚肉の旨味があふれ出すから否応無しにビールが進む進む。ひと口で1塁分の盗塁が決められるんじゃないかってぐらいに進みます。

f:id:thyself2005:20160920151237j:plain
敷き野菜のレタスで口直し。

焼き上げることで香ばしさとてびち特有のねっとり加減の両方が絶妙に同居しており、敷いたレタスがこれまた瑞々しい食べ心地。

f:id:thyself2005:20160920151239j:plain
小でもたらふくいただけます。

f:id:thyself2005:20160920151240j:plain
てびちと言わなきゃ分からないで「うめえうめえ」とかぶりつくてびち嫌いな方もきっと多いことでしょう。

f:id:thyself2005:20160920151242j:plain
この焼きてびちが出てくるまでは他のお客さんとかと歓談する余裕はありましたが、見た目にわおお、味わってもう1わおおなそれが登場してからはほぼ無口でしたよね。

f:id:thyself2005:20160920151243j:plain
まあてびちのアブラ天然のリップグロスで唇がピカピカピカリンと光り輝いていたからあんまり見ず知らずの方々と会話するのも申し訳ない、でもだからっていちいち口元を拭くのもそれはそれでめんどい。結果、無言の完食と相成りました。

偶然居合わせ良くしていただいた名古屋の常連さんなんて、この焼きてびちをテイクアウトして自宅で家族と食べるのが楽しみとおっしゃっていましたが、なるほど、まさに宙を舞うどころか飛行機で空を舞うほどに雄大な名物料理なんですね。

日曜日・祝祭日が休み、開店が21時半と遅め、それでいて連日満席の人気っぷりだからふらり立ち寄るのは難しいかもしれません。でも、予約もできますしかの東大に入るよりは簡単なのは間違いありませんので、那覇の「おでん東大」、次回の沖縄旅行の一環に取り入れてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名 おでん東大
住所 沖縄県那覇市安里388-8(地図
電話番号 098-884-6130
営業時間 21:30~28:00
定休日 日曜日・月曜日・祝祭日・お盆周辺(要電話確認)
最寄駅 安里駅