己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

250円で満喫!沖縄本島北部の老舗「新垣ぜんざい屋」の氷ぜんざい(昔ながらの沖縄風かき氷)

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夏だ!冷やしだ!氷ぜんざいだ!

って、早くも暑い夏のような気候に突入している沖縄地方でございますが、己【おれ】沖縄編第4弾で取り上げますは、1948年(昭和23年)創業、本島北部の老舗甘味処「新垣ぜんざい屋」でございます。

ぜんざい1つで70年!沖縄本島北部の人気甘味処

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角度的にホワイトベースっぽく撮れました。

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己【おれ】沖縄編第2弾で取り上げた「きしもと食堂」のすぐ近く。

ということで、こちらも「きしもと食堂」や「山原そば」同様に那覇空港から車で2時間近くかかってしまうのですが、この味求めてのお客さんで日々賑わいを見せているようです。

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人気の証拠、ある意味圧巻な最大20名様対応の券売機。

おれのようにブログを書いたりしていないとなかなか券売機そのものを撮影するだなんてことしないとは思うんですが、旅の記念にパシャリと撮っておくのも面白い、そんなレベルです。

看板商品であり「新垣ぜんざい屋」唯一のメニューとなる氷ぜんざいは1つ250円で、最大20個だと5,000円と壮観なものの、肝心の券売機が5,000円札以上非対応のため、大量注文の際は1,000円札ないし2,000円札をはんなりはらりと投入する必要があるのですね。

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閉店間際の17時台に訪問したから先客ゼロと幸運でした。

セルフサービスでお水かお茶をグビグビして待ちます。
テーブル16席、カウンター6席の計22席。

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沖縄ではやたらめったら「めんそーれ」と挨拶されましたが、

言われる度に心の中で「たむ」と続けて発音して「めんそれーたむ」ってほくそ笑んでいたのはここだけの秘密です。

ふっくら大粒金時豆にかき氷がベストマッチ!「新垣ぜんざい屋」の氷ぜんざい250円

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出てきた瞬間、思わず「わおお」と口走りました。

ぜんざい=“小豆と砂糖を甘く煮て餅だ白玉団子を合わせていただく温かい和菓子”と想像される方も多いとは思いますが、こと沖縄に関して言えば、まず材料が小豆ではなく金時豆。その金時豆を砂糖で柔らかく煮込んで寝かせ、提供直前にガリガリガリクソンと勢い良く削った氷を上からかけて完成と。

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実にシンプル、シンプルだからこそかえってインパクトが増すのかも。

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ガリガリガリクソン、負けじと食べ進めますと…

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山間から覗く朝日のようにコンニチワ。

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たららんたらんてぃーのと大粒の煮込み金時豆がご登場。

きしもと食堂」が今でも薪を使って仕込みをするように、こちらも薪火を駆使して金時豆をじっくりコトコト飴菓子を彷彿とさせるくらいに煮込みます。

そんな金時豆だからそれ単体だと甘すぎるワケですし、氷だけをシャクシャクしても味気ないのだけれど、これらが口の中で合わさった瞬間がね、実にたまらないワケですよ。

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濃厚な味わいの後に飲む水が爽やかさを運んでくるように、

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交互にバランスよく、時には混ぜたりなんかしてガシガシ参ります。

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確かに甘い、甘いんだけど、決していやらしい甘さじゃないのがポイント。

ここらへんは普通の砂糖ではなく、同県唯一の精製糖メーカーとなる北部製糖株式会社の特製ザラメ糖を使用していること、あえて裏ごしせずに豆の食感を残しているのも大きな理由となっていそうですね。

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終盤は氷とミックスジュース状態になりますが、これがまたうまいんだ。

スプーンで上品にチビチビなんてやってらんねえ、器を持ち上げラーメンスープを飲み干すかのようにズゾゾゾゾゾタウンと一気飲みしてやりましたよ、ええ。

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ということで、モザイク越しに完飲完食です!

最初に氷を食べ過ぎてしまうと後半追い氷してしまいたくなるほどのねっとり金時豆タイムを迎えることになるので、「ラーメン二郎」を平らげる要領で、下からえぐるように豆もたっぷり絡めていただくのがおすすめです。

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沖縄の夕暮れとともに、また足を運びたいな。

各種マスコミで頻繁に紹介される有名店ではあるものの、店内には芸能人のサインを飾らず、BGMも地元のラジオって点も個人的に好印象。

きしもと食堂」とセットにすると沖縄老舗の味をまとめて短時間で楽しめちゃうのもナイス。ただ、どちらも行列ができるほどの人気店のため、可能であれば閉店に近い時間帯に訪問してワンツーフィニッシュするといいですね。

店舗情報

店名 新垣ぜんざい屋
住所 沖縄県国頭郡本部町字渡久地11-2(地図
電話番号 0980-47-4731
営業時間 12:00~18:00(売切れ次第終了)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日、臨時休業あり)